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今は少しだけ、うつに感謝できる気がする。

無事、LAMP FESを終えることが出来た。

蒸、ぬかゆげの京丹後テントサウナも好評で本当に良かった。

昨日、スタッフだけが参加できる幻のLAMP FES3日目に僕も参加させてもらった。

怒涛の2日間を終えたスタッフの方々が、各々サウナに入り、美味い飯と酒を飲み交流する。

とても有意義でスローリーな時間が、そこにはあった。


僕は本来、この場にいるような人物ではない。

ヘルパーをやっていたわけでもないし、ただThe saunaにお客さんとして通っているうちにキリさんと出会い、京丹後に向かうことがたまたま決まっただけで、スタッフをしていたけれど半分お客さんのような感覚も持っていた。

色々と感情が交錯した。サウナに入りながら色々なことを考えていた。


今僕がこの会場にいるのは、良くも悪くもうつ病になったからだと思った。

あの地獄で、深い絶望の底でもがき苦しんだ時間が、僕をここへ連れてきてくれたんじゃないかなと。

うつになって良かったなんてことは今まで到底思えなくて、うつのせいでたくさんの事を諦め、時間も失い、辛くて辛くて仕方がなかった。

うつの渦中にいた時は、本当に人生が終わっていく感覚に飲み込まれていた。

そのグルグルした負の感情と体調の変化をちょっとずつ乗りこなすことが出来てきて、本当に自分が喜びを感じることってなんだろう?今の自分が活きる環境ってどこだろう?最低限生きることができるにはどうすればいいんだろう?そういった事を考えまくった。

でもこれは、やっぱりうつになったから考え始めるようになったことで。

あのまま特に何もなく過ごしていれば、間違いなく仕事を辞めることなんてなかったし、自分が考えていた普通の生活を送っていたに違いなくて。

それはそれで良かったと思うし、むしろリスクは少ない。

今はまさに対極な生き方を自分は進もうとしてるけれど、自分の性にはこっちの方がすごく合っていると思う。

たくさんの人と出会い、環境に赴き、ちょっと勇気を出してチャレンジしようと思えたのは、間違いなくうつ病を経験したことが僕の根幹になっている。


だからといって、うつになんてならない方がいいに決まっている。下手したら死んじゃうからね。

うつ病でも生きていればなんとかなるとかそういったことも軽くは口に出せなくて、どうにもならない人が数多くいる。

それでも、死ぬ選択をしない限りはどんな形であれ生きていかなくちゃいけない。

その形を作り上げる過程に、うつを経験した、または乗り越えて頑張っている事実を加えてあげてほしい。

もしかしたら、うつ病が少し自分の味方になってくれるかもしれない。

僕はこれからもうつ病という事実と向き合い、少しうつから力をもらい、たまにはちょっかい出されることもあるけど、味方につけて生きたい。



改めまして、lampスタッフ、関係者の皆様お疲れ様でした!

もちろんこれからも野尻湖に行きますし、京丹後でも同じような価値を提供できるように、キリさんカジさんと力を合わせてやっていきます!

そしてキリさん、カジさんには本当に感謝です。
僕をこんな素敵な場所に連れてきてくれてありがとうございました✌️
2人の力になれるように、これからもたくさん勉強させてください!


では!

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