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エッセイあれこれ

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2024年6月の記事一覧

凡庸”Nikon”雑記「III」

凡庸”Nikon”雑記「III」


Z6 IIIの思い続きこの間、ちょこっとNikon Z6 IIIの感想もどきを書いた。

いい意味でも、そうでない意味でも、話題になっていて、Nikon党としては、正直嬉しい。と、思っている。

確か、好きの反対は嫌いではなく、無関心だったとかなかったとか、うっすらと記憶に残っているす。

胸を張ってこのカメラ、画期的な成長をした、と、胸を張って言えている人の方が、少ないじゃないかと思える。(も

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凡庸”写真”雑記「真摯」

凡庸”写真”雑記「真摯」

衝撃的な事があった。見たというべきなのだろうか。

好きな写真家の一人に、ハービー山口氏がいる。人懐こい笑顔が印象的な、写真の大家である。

彼の撮る、市井の人々の表情は、心温まる。人として、愛を持って、真摯に向き合うことで、撮れる写真だ。

初めて、何気ない飲食店の、若い女性店員を撮った、彼の写真を見た時、どこかの女優を使ったものなのだろうか。と、戸惑った。

それにしては、あまりにも自然で、演

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凡庸”未来”雑記「のん」やっぱり天才って......

凡庸”未来”雑記「のん」やっぱり天才って......


「未来」オーディブルで、「未来」を聴いた。

湊かなえの小説。名は知っていたが、詳しくは知らなかった。20年後のじぶんからの手紙が届けられる。その、説明文が気になり、聴いてみた。

丁度、村上春樹の騎士団長殺しを聴き終わった直後。これも、あの世とこの世の狭間を描いた、幻想的な物語なのか。そう、不要な期待をしながら。

予想を反し、行けども行けども、出会えども出会えども、見事なまでに、現実的な不幸

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凡庸”嘘”雑記「小説」

凡庸”嘘”雑記「小説」

これは小説である。

彼の楽しみは、仕事が終わった後に、近くのショッピングモールの駐車場に車を停め、その中で、一人、映画やドラマ、そして、アニメ。(側から見るとかなり情けない風体)

むろん、しっかりと、それなりに、仕事をしているから、その時間から解放された後だから、なんの後ろ指を刺される筋合いではない。だけど、どうしてだか、一般的な日本人、社会人として、ひどく後ろめたい。

会社では、夜遅くまで

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凡庸”思案”雑記「健康」

凡庸”思案”雑記「健康」

簡単に書いてみたい。

と思いつつ、どうもうまくまとめることができなくて、ただただ、長く無駄な文章になってしまうので、いけない。

腱鞘炎で、右手首の痛みが尋常じゃなく、当分は写真機を持てないと、持っちゃいけないと、数日、写真を撮っていない。

寂しいのはそうなのだけど、案外、薄情な部分の多い僕だから、日々変わらず生活できている。

少し調子が良くなったら、そして、出張が入って、見知らぬ街に行けた

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凡庸”オーディブル”雑記「騎士団長殺し」感想と感傷

凡庸”オーディブル”雑記「騎士団長殺し」感想と感傷

1ヶ月試聴をしているオーディブル。限られた時間の中、気になる作品を聴けるだけ聴いてやろうと、邪な貧乏根性で、せっせと、聴いている。

車の運転途中、歩いている最中、仕事でディスプレイと睨めっこしている時、そして、一人の夜の布団の中。腱鞘炎で苦しんでいる手に、iPhoneやiPad、Kindleなど持つことなく、両手をだらんと布団に伸ばし、寝転がり、快適に文化的体験が出来るのは、なかなかの至福。

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