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SixTONES・松村北斗  こんなアイドルは今まで見たことがなかった

SixTONES・松村北斗 こんなアイドルは今まで見たことがなかった

幼少期から男女問わず何人ものアイドルを愛し、アイドルに憧れ、アイドルを追いかけ続けたわたしがついに出会ってしまったアイドル、SixTONESの松村北斗。

知れば知るほど、彼のことがわからなくなる。

3年前、連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』の雉真稔役で初めて彼のお芝居を見たときに「うわ、危ない」と思った。
アイドルをしているときの彼にはどこかミステリアスさや憂いといった影の部分を感じること

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【1万字】SixTONES円盤『慣声の法則 in DOME』感想

【1万字】SixTONES円盤『慣声の法則 in DOME』感想

嵐発・なにわ男子経由の新規SixTONESオタク、先日初めてフルでちゃんとSixTONESのライブを観たのでその感想です。お手柔らかに…

自分の中でメンバーの呼び方が定まっていないので全員フルネーム(敬称略)で表記しています。

本編感想Overture -VOICE-

冒頭のジェシー(上)、松村北斗(下)のオクターブユニゾンから鳥肌。
ほぼアカペラの声だけなのに荘厳なフル編成オーケストラのよ

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初めてスピッツのライブに行った話。ここは地獄ではないと思えてよかった

初めてスピッツのライブに行った話。ここは地獄ではないと思えてよかった

スピッツのことを、何がきっかけでいつからすきになったのか、全く思い出せない。
わたしが生まれた頃にはすでに大ヒット曲『チェリー』を生み出したバンドになっていて、実家には当たり前のようにCDがあった。
わたしは特別好んで聴いていたわけではなかったけれど、大学生のころに30周年記念のベストアルバムがリリースされて、なぜか「今これを買わないと後悔する」と思ったので買った。当時住んでいた仙台の駅前のTSU

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友野一希・世界一楽しそうなエンターテイナーが孤高のアーティストと化した日

友野一希・世界一楽しそうなエンターテイナーが孤高のアーティストと化した日

友野一希というフィギュアスケーターをご存知ですか。

というnoteを今年の3月に書いた。
(ありがたいことにたくさんの人に読んでいただきました)

これを書いた直後の世界選手権で、友野一希は自己ベストを更新する演技で6位に入賞した。

そのときわたしは会場にいた。
演技のクライマックス、一気に加速しながらリンクを端から端まで使って踊る"コレオシークエンス"で、世界中から集まったおよそ2万人の観客

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世界一楽しそうなスケーター・友野一希

世界一楽しそうなスケーター・友野一希

友野一希というスケーターをご存知ですか。

友野一希(ともの・かずき)
大阪府堺市出身 
フィギュアスケート男子シングル特別強化選手
2022年四大陸選手権銀メダル 
2022年世界選手権6位

…この際、細かい戦歴は重要ではない。

長い歴史の中で生まれた数々の名演技を遡っても、彼は世界でいちばん楽しそうに滑るスケーターだとわたしは思っている。

1998年生まれ。
現世界王者の宇野昌磨とは同世

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上白石萌音に恋をした、舞台『千と千尋の神隠し』感想

上白石萌音に恋をした、舞台『千と千尋の神隠し』感想

チケットが取れなさすぎて絶望していたところ本日昼頃に突然ご縁がやってきて、夕方には帝国劇場にいました。
(Twitterでチケットを譲っていただきました。緊張しましたが優しいお姉さんでとても助かりました……ありがとうございました……)

いままさに帰りの電車の中です。
興奮冷めやらぬうちに、観劇直後の感想を残しておきます。いつも以上にまとまりのない文章ですが、覚書として。よろしくお願いします。

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櫻井翔さんのラップは絶対に「お前」って言わないからすきだ

櫻井翔さんのラップは絶対に「お前」って言わないからすきだ

わたしはもともと、ヒップホップとかラップの類が苦手だ。
ひとつの音楽ジャンルとして確立されているし、わたしと相性が良くないだけで「かっこいいもの」「イケてるもの」であることは重々承知している。
わたしが小〜中学生だった2000年代の初頭は、今よりヒップホップの色が濃いというか、ラップの多い音楽が流行していた。歌詞のなかの「俺」と「お前」が主人公の曲。「おいしいパスタ作ったお前、家庭的な女がタイプの

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わたしがサブカル女になったきっかけは椎名林檎でも星野源でもなく「嵐」だったことに気づいた2020年の夏

わたしがサブカル女になったきっかけは椎名林檎でも星野源でもなく「嵐」だったことに気づいた2020年の夏

高校生くらいから自覚しはじめたことだが、わたしはいわゆるサブカルチャーがすきだ。
椎名林檎になりたいし、星野源がすきだし、ゲスの極み乙女。indigo la End、LUCKY TAPESあたりはインディーズ時代から追っかけていた。大人計画やTEAM NACSの舞台、宮藤官九郎のドラマもだいすきだ。
今や上述した彼らはすっかりメインカルチャーだし、サブもメインも関係ないくらいわたしは「カルチャー」

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平手友梨奈という存在

平手友梨奈という存在

彼女に出会ったのは、3年前の夏だった。
欅坂46が大型歌番組に出演したときのこと。
『サイレントマジョリティー』のイントロで彼女が顔を上げ、気だるそうにカメラを睨みつけた瞬間、からだじゅうが震えるような衝撃をうけた。

戸惑った。
これまでジャニーズや若手俳優を追いかけていたことはあったが、女性アイドルには全く興味がなかった。
しかも自分よりもだいぶ年下、当時の彼女はまだ中学生だった。

カメラに

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