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ググッときた記事memo

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#エッセイ

90日書き続けたら、どうなった?

90日書き続けたら、どうなった?

その日、思ったことだけを書いて3ヶ月。1日デスクに入れる日は休憩時間に少し仕事経験のまとめみたいなものを書いたり、ただの日記だったりで90日が経過。僕自身どうもなってない安定期的な感触だけど、毎回この1ヶ月小言のレポートのときにアクセス数を見たりすると、違いがあるのかもなと思った。

1ヶ月目はこんな感じ。

2ヶ月目もこんな感じ。ちなみに全期間の累積。だいたい二倍。
なんだけど、今月(合計3ヶ月

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自力で拡散できる力があればいいのに

自力で拡散できる力があればいいのに

今日、「CAKE.TOKYO」で、滋賀の老舗和菓子屋「たねや」の連載コンテンツを公開しました。

▷ 連載「たねや」

(△ たねやの和工場であんこを炊き上げているところ Photo by 三浦咲恵)

昨日公開した導入記事では、導入記事ということや、事前告知をあまりできなかったということ、公開時間を15:00という微妙な時間帯にしてしまったということもあるんだけど、それにしてもあまりにも反応が

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きみも【卒業】してしまうのか

きみも【卒業】してしまうのか

通り沿いの雑多な居酒屋で、夜風に吹かれながら飲むハイボールは最高だ。

「きみがいつまでも若くて安心した」

ジョッキに入った氷を鳴らしながら、友人は言う。同い年の彼とは23歳の時に森美術館で出逢った。意気投合して小松(およそ六本木にあるとは思えない大衆的な居酒屋)で飲んだのを覚えている。

当時、彼はM1、私は社会人1年生だった。理系と文系、業界も立場も違う。それでも、お互いに好きなものは

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限界の足音

「Twitterのフォロワーがひとり減って、あれ、と思ったらインスタもひとり減ってて、2日前のLINEも既読にならなくて、あ、切られたって思ったの」
アイスココアをストローでぐるぐるとかき混ぜながら彼女は言う。「切られた」と私がつぶやくと、「うん。音信不通」と射抜くような目でこちらを見た。

よく陽の当たるテラス席だった。友人は彼氏が1年間の交際のなかで一度も怒ったことのない温厚な人だったこと、学

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泣けるほど幸せな3ヶ月間。私この為に生きてきたって胸張って言える。

泣けるほど幸せな3ヶ月間。私この為に生きてきたって胸張って言える。

楽しかった。幸せだった。毎日泣きそうに美しかった。頭の中で30年間、いやそれは言いすぎかもしれない、けれどずっとずっと描いていた世界の夢に、私は一歩も二歩も近付いて、毎日まいにち、今日もありがとうって思いながら過ごしてた。

海の向こうにどんな景色があるか知りたかった。夏のクロアチアの海は、夏の北欧は、曇った日のロンドンは、原チャリで駆け抜けるミャンマーの遺跡と土の色は。

旅をするために生きてき

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「現実を見ろ」という言葉の意味が変わる時。

「現実を見ろ」という言葉の意味が変わる時。

ねぇお父さん、留学に行きたいの。
ねぇ旦那さん、海外旅行に行きたいの。

あぁもう働きたくない。
もう辞めたい。

負の感情であれプラスの感情であれ、何か新しいことを望むときに、いつもどこかしらで出会ってきた「現実を見なさい」という言葉。

仕事はどうするの。お金はどうするの。家族との暮らしは、ほかの「現実的な」諸々のことは。

たしかにそうね……私はとても夢見がちなのかもしれない、と諦めてきたい

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