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細胞アーティストOumaの創作メモ

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アートや文章など作品制作のためのメモnote
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2020年8月の記事一覧

SWATCHデザインの裏側2~使われなかったカラフル案のつくりかたと上海のSWATCHレジデンスのこと

SWATCHデザインの裏側2~使われなかったカラフル案のつくりかたと上海のSWATCHレジデンスのこと

2020年8月末から期間限定でカスタマイズできるSWATCH X YOUのデザインに使っていただいています。たぶん9月くらいまでしか販売しないと思うので、気になっていただいた方は思い切って購入していただけるととてもとてもうれしいです。

好きな場所を切り取ってSWATCHにできるのがとてもおもしろいので、試すだけでもぜひ。切り取る場所を選ぶだけでけっこう楽しいです。

第1弾のデザインはこちら。

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SWATCHデザインの裏側~使われなかったデザイン供養するよ

SWATCHデザインの裏側~使われなかったデザイン供養するよ

2020年8月末から期間限定でカスタマイズできるSWATCH X YOUのデザインに使っていただいています。

もともと2017年末から半年間、SWATCHがやってる上海のアーティスト・イン・レジデンスに参加していたことがあり、それ以来、SWATCHにはとてもお世話になっています。

参加してたレジデンスはこちら。一度受かってしまえば、参加時期は自由に選べるので、気になる方は応募してしまうのがおす

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マンガの効果音風オノマトペと細胞のSWATCHがリリースされたよ!

マンガの効果音風オノマトペと細胞のSWATCHがリリースされたよ!

2019年末にリリースされたオノマトペをマンガの効果音風に使ったSWATCHにつづき、第2弾がリリースされたよ!

2020年秋限定販売なので、気になる方はぜひ!

デザインはこんな感じです。

「KATAKANA」

SWATCH X YOUはカスタマイズできるSWATCHシリーズなんですが、システムがアップグレードされていて、回転させたり画像を拡大・縮小させたりができるようになっていました。

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一冊の本で好きなことが好きなだけ深く広く学べる「持ち歩ける本の学校」

一冊の本で好きなことが好きなだけ深く広く学べる「持ち歩ける本の学校」

学校、とても好きでした。いる場所がある安心感というか。

でも、勉強が好きだったかというと、そうでもなかったです。学校の勉強はテストのためにやっていたことで、やりたいことのために必要にせまられてやっている大人になってからの方が身につく勉強をしている気がします。

学校で覚えたことのほとんどは忘れてしまったし、なんで勉強が必要なのかと言われると今もちょっと答えられません。でも、今は学ぶことが好きです

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【アート企画解説】視線で言葉をつくることは自分の思考の使い方を見直すこと

【アート企画解説】視線で言葉をつくることは自分の思考の使い方を見直すこと

ALSという難病の治療研究支援をしている「せりか基金」というファンドがあります。宇宙兄弟というマンガから生まれて現実世界に貢献(影響)しているというのがとても好きで、私も月額支援をしています。

作品制作を通じて、具体的な医療貢献をしたいなぁというのはずっと思ってたんですが、これを機に小さく始めようということで、支援額と同額の作品をネットショップで毎月2点ずつ販売することにしました。

2020年

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医療と物語とアートから、人類がある限り残りそうなものを考える

医療と物語とアートから、人類がある限り残りそうなものを考える

歴史に残るもの、つまり時間の選別に耐えきるものが「良いアート」だなんて言われることがあります。経年劣化しないもの(むしろ時間が経って良くなる)で、自分が得意なことはなにかと考えた時に、出てきたことが2つありました。

「医療」と「物語」です。

長く残るものって他にも死ぬほどあると思うのですが、自分が得意なもので絞るとこの2つでした。

医療っていうのは、人類史を考えても古くからあって、最初はおま

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台東区のDEN WORKSでアート作品設置の時の木の使い方を学んだよ。

台東区のDEN WORKSでアート作品設置の時の木の使い方を学んだよ。

2020年9月に参加する展示会の準備を進めているところです。町の人の力を借りて脚立を借り、今度は設置に使う木の相談をしてきましたよ。

これまでは頑張って一人で制作発表してきたんですが、そろそろプロの手を借りて規模を大きくしたものがつくっていけたらと思っています。

ちょうど作品設置に使う備品の購入を考えていたのですが、金属のちょうどいいサイズが見つからなくてですね。各所に問い合わせもしていたとこ

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「君はかならず、成功する」#熱投 を読んで現代アーティストが考えたこと

VCの佐俣アンリさんの著作を読みました。

ふだん、私は現代アートを割とまじめにやっているんですが、現代アートをやるって起業するのとマインドが近いような気がして、とても勉強になった一冊でした。

技術の進歩が速くなって、時代の変化が早くなった今、芸術ができることや得意を活かせることも、これまでとは全然変わってるんじゃないかなって思っています。

現代アーティストをやるっていうのは、沈んでる時期の長

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#熱投 を読んで、他の人が応援したくなる「挑戦」について考えてみた。

#熱投 を読んで、他の人が応援したくなる「挑戦」について考えてみた。

噂の熱投を読んでるところです。

成功者の定義を「挑戦し続けること」としているところがとても素敵な本だなと思って読み進めています。

挑戦については、キングコングの西野さんが「挑戦と言えないこと」を定義していました。

まずは「挑戦」を明確に定義すること。
・100%実現不可能な挑戦は、挑戦とは呼ばない。
・責任のとれない挑戦は、挑戦とは呼ばない。

「挑戦しよう!」「挑戦する人が応援される!」と

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医療の未来はミスという概念がなくなって向こうから来てくれるようになる

医療の未来はミスという概念がなくなって向こうから来てくれるようになる

「医療ミス」っていう言葉がね、とても好きじゃないんですよね。なんかすごい犯罪感が漂いませんか。隠ぺい感というか。「失敗を恐れずチャレンジしろ」って言葉をよく聞くようになりますが、ミスって失敗のことで、医療や交通など、命と直結する現場では、ミスはやっぱり許されないものなんですよね。

動物病院とか個人病院がほとんどなので、あの先生が微妙みたいなのがネットで言われるようになってしまうと、リスクの高い病

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ヒトと医療を結ぶアート企画「感覚をいただく食事会~食べるオノマトペ」の裏側で考えていること

ヒトと医療を結ぶアート企画「感覚をいただく食事会~食べるオノマトペ」の裏側で考えていること

「宇宙兄弟」から生まれたALSという難病の治療研究を支援する基金「せりか基金」。物語が現実の医療に貢献しているというのがとても好きで、みじんこも2020年1月から毎月3265(みじんこ)円を支援しています。

同時に、自分でも毎月3265円の作品を2点販売することで、自作と「せりか基金」のプロモーションを合わせてやっています。

元が獣医だったので、アート制作を通じた医療貢献っていうのをずっとやり

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『iPS細胞の歩みと挑戦』なんにでもなれる細胞を通じて先端医療と生命倫理について考える

『iPS細胞の歩みと挑戦』なんにでもなれる細胞を通じて先端医療と生命倫理について考える

2012年に山中伸弥先生の「人工多能性幹細胞(iPS細胞)」研究がノーベル医学・生理学賞を受賞しました。

「なんにでもなれる細胞」というのが、「細胞」をモチーフとした現代アートをつくってきた自分としては、とても心躍るもので、これまでに研究に少額の支援もさせていただきました。

研究への支援は「iPS細胞研究基金」から行えるので、先端医療が気になる方はぜひのぞいてみてください。

なんにでもなれる

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