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自閉症の私が人の目を見ない理由。見る理由。

SDGsへの向き合い方ということで・・・。

投稿するかどうか、何時間も迷いました。
今回は失望されるの覚悟で。


人の目を見ないで、
全然違う方向を見て話をする人に、
会ったことはありますか?

今日はASD(自閉症)さんとか、視覚過敏さんが、
最も誤解を受けやすい、
「人の目を見ない」事情について。


ASDさんや視覚過敏さんに会ったことがある人
(っていうか、街に結構な割合でいますけどね)
は分かると思うんですが、

ASDさんや視覚過敏さんは、
人の目を見るのが難しいんですね。


それは、

視覚過敏等で生理的に目を見るのがキツイとか、

目を見ると、逆に正しく情報を掴めない
(視覚情報過多)とか、

目を見ながら話すと話に全く集中できないとか、

理由はもっとたくさんありますが、
いちいちもっともな事情なんですね。

だから、見たくない派、見ない派じゃなく、
シンプルに見れない。見づらい。

そして、目を見ないほうが圧倒的に話しやすい。
あっっっとうてきに!!!


でもね、相手の目を見て話したほうがいいって、
社会から要請されるじゃないですか。
だから、自分を犠牲にして、
できるだけ見るようにしている・・・。

3分のうち1秒だけとか、
自分が相手に質問を投げた時だけとか、

相手が熱を込めて話した時は見なきゃとか、
相手に合わせて頑張って見るとか・・・。


これって、すごいことなんですよ。

目を見ないほうが格段に話しやすいのに、
目を見るようにしている。

多数派のコミュニケーションに合わせるために、
わざわざ目を見るようにしている・・・。


私の場合を白状すると、
相手の目を見つめたり、
適度に外すこともしているんですけど、
実は相手を見ていないんですね。

相手の目に焦点を合わせたまま、
目の端(周辺視野)で、
相手の目以外の顔や後ろの壁を見ている・・・。

だから、私の目はよーくよーく見ると、
眼振を起こしているように見えるんです。
本当は違うところを見ているから。
さすがに若干は瞳に反映してしまうんですね。

なぜ見たくないのかというと、私の場合は、
「生理的に目を見るのがキツイ」ってやつです。
猫と目が合うのも苦手です。

疲れている時は、会話しながら、
メモを取ることによって、
違和感を抱かれないようにしている・・・。


念の為、強調しておきますけど、
話はしたいんですよ、ものすごく。
相手の目を見ると、
相手がどんどん話をしてくれるじゃないですか。
だから、相手の目を見るようにしているんです。


だからね、私の勝手なお願いですけど、
もしも、人の目を見ない傾向がある人が、
人の目をちょっとでも見る努力をしていたら、

それは、

かなり相手を気遣っている、
そうしてでも相手と話をしたい、
絶対に相手に不快な思いをさせたくない、

っていう優しさの表れなので、
ごくごく普通に接してください🤗


何の苦労もなく、自動的に
人と目を合わせられる人からすると、
「ほとんど目を合わせない???」
「拒まれているんだろうか」って、
最初は感じてしまうかもしれないんですけど、

正当な事情があると知っている私からすると、
とんでもない努力なんですね、
なるべく人の目を見るようにしているって。

とんでもなく優しいことなんです。
だから、その気遣いを感じ取ってほしいです。


そして、人の目を見て話さない人もいる、
人の目を見ると話しづらい人もいるってことを、
知っておいてくれるだけでも助かります。

自分の身体的特徴について、
いちいちビックリされない人生を送りたい

っていうのは、命あるもの共通の思いですからね。

皆さんの頭の片隅に・・・。

っていうか、事情のある人が
「目を見なくてもいいですか?」
って普通に言ったら、

「はいはい、いいですよ」
っていうのが、
ビジネスでも普通になってほしいですね。


ユニバーサルデザイン祈願!


#SDGsへの向き合い方


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