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作業療法士/ X(twitter)で実施している作業療法士向けの月1回のスペースのまと…

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作業療法士/ X(twitter)で実施している作業療法士向けの月1回のスペースのまとめ記事や,時折自らの成長に繋がる経験をした際にそのまとめを書いています。 https://twitter.com/ot_akasaka

記事一覧

かかわり方のまなび方

「ともに学び合う」 僕は今まで10年以上医療保険領域で臨床をしてきて,目の前のクライエントに相対しながら,現場で悩む後輩に実践の中で教え続けてきました.臨床の疑問…

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3週間前
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9thCOTを終えて

2024年3月9日・10日と行われた第9回日本臨床作業療法学会(9thCOT).終了後に僕もnoteをすぐに書こうと考えましたが,既にnoteやX(twitter)の振り返りも沢山出ているの…

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2か月前
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2023年

X(旧twitter)ではこの2023年の年末に,1年の振り返りポストが非常に流行っているのですが,どうしても僕は振り返ろうとすると嫌なことばかり思い出してしまいます.です…

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4か月前
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自主性への向き合い方

はじめに「あの人ほんとに自主性ないよね」 「もっと自主的に動いてもらうにはどうしたらいいか考えてほしい」 そんな話を聞いたり,上長から言われた経験ありませんか?…

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4か月前
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第4回定期開催スペース「喫茶AKSK OTサークル」(ゲストスピーカー:JUNさん)テーマ「作業療法のリスク管理」のまとめ記事

はじめに「急性期で作業に焦点を当てた実践を行い・・・」 近年では急性期でも上記のような「作業」中心の実践を行っている事例報告などが散見されるようになってきました…

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5か月前
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第5回定期開催スペース「喫茶AKSK OTサークル」(ゲストスピーカー:萩さん)テーマ「高次脳機能評価と分析」のまとめ記事

はじめに高次脳機能障害の評価=検査 と,思い浮かべる人は多いかもしれません.神経心理学的検査,スクリーニング検査は出現している高次脳機能障害を定量化する上では便…

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7か月前
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Canvasさん×9thCOTコラボ企画 第3期COTスタディツアー参加のまとめ(雑感)

協業・コラボレート・共創 全て似たような言葉ですが,この中でも「共創」には新しい価値を創り出すというイノベーティブな意味が込められています. 今回はこの「共創」…

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7か月前
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第3回定期開催スペース「喫茶AKSK OTサークル」(ゲストスピーカー:酒OTさん)テーマ「臨床現場におけるOBPのかたち」のまとめ…

はじめに「作業」って何だろう 作業療法界隈では間違いなく名著である吉川ひろみ先生のこちらの書籍には,作業という言葉の適応範囲の広さや,作業療法士が立ち向かうべき…

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10か月前
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第2回定期開催スペース「喫茶AKSK OTサークル」(ゲストスピーカー:よしだなおきさん)テーマ「作業療法の観察評価と分析のすゝ…

はじめに:「作業は観察されなければみることができない」 という有名な言葉が作業療法にはありますが、模擬的ではなく実際に作業を実行することの重要性と、我々作業療法…

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10か月前
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第1回定期開催スペース「喫茶AKSK OTサークル」(ゲストスピーカー:シラタキさん)テーマ「作業療法士に送るおススメ書籍」のま…

はじめにこの記事は2023年4月23日に実施した第1回定期開催スペース「喫茶AKSK OTサークル」(ゲストスピーカー:シラタキさん)テーマ「作業療法士に送るおススメ書籍」に…

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1年前
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定期開催(月1回)スペースのコンセプト、ビジョンについて

はじめにこの記事では2023年4月からはじめた月1回の定期開催スペースのコンセプトや目指しているビジョンについて説明させていただきます. 契機・きっかけきっかけはhttp…

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1年前
7
かかわり方のまなび方

かかわり方のまなび方

「ともに学び合う」
僕は今まで10年以上医療保険領域で臨床をしてきて,目の前のクライエントに相対しながら,現場で悩む後輩に実践の中で教え続けてきました.臨床の疑問というのは正解がなく,個々でその悩みは様々ですが,それを解決するための多くの場合はやはり人と人の対話であり,そこには「教える人」と「学ぶ人」という構図ができる場合もあります.僕はこの両者は一方的な関係性ではなく,それを双方向的・相互作用的

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9thCOTを終えて

9thCOTを終えて

2024年3月9日・10日と行われた第9回日本臨床作業療法学会(9thCOT).終了後に僕もnoteをすぐに書こうと考えましたが,既にnoteやX(twitter)の振り返りも沢山出ているので,学会自体の素晴らしさに関する内容はそちらにお任せして,こちらでは今回人生初めて挑んだシンポジストの経験や,10年以上振りに行った口述発表についての個人的な心境を中心に語ろうかなと思います.

素晴らしい解説

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2023年

2023年

X(旧twitter)ではこの2023年の年末に,1年の振り返りポストが非常に流行っているのですが,どうしても僕は振り返ろうとすると嫌なことばかり思い出してしまいます.ですが,自分自身の行動を内省して次に進む道を考えることも重要だと思います.

そんな自分が振り返るために思いついた方法として,ちょっと今年の1月から自分のXのポストを見返して,いくつか取り上げてみたいと思います.そして自分の今年1年

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自主性への向き合い方

自主性への向き合い方

はじめに「あの人ほんとに自主性ないよね」
「もっと自主的に動いてもらうにはどうしたらいいか考えてほしい」

そんな話を聞いたり,上長から言われた経験ありませんか?もしくは自分で考えたことは?

今回の記事は2023年12月23日に実施した「居酒屋 臨床の家 自主性への向き合い方」というZoom企画を終えた僕自身の書き留めのようなものです.

今回の企画は
https://twitter.com/@

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第4回定期開催スペース「喫茶AKSK OTサークル」(ゲストスピーカー:JUNさん)テーマ「作業療法のリスク管理」のまとめ記事

第4回定期開催スペース「喫茶AKSK OTサークル」(ゲストスピーカー:JUNさん)テーマ「作業療法のリスク管理」のまとめ記事


はじめに「急性期で作業に焦点を当てた実践を行い・・・」
近年では急性期でも上記のような「作業」中心の実践を行っている事例報告などが散見されるようになってきました.しかし,急性期や超急性期と呼ばれる現場で,作業療法士が自身の学問に起因する専門性で活躍するのは容易なことではないとも考えています.今回はそんな急性期や超急性期で作業療法士として働き続けているJUNさんhttps://twitter.co

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第5回定期開催スペース「喫茶AKSK OTサークル」(ゲストスピーカー:萩さん)テーマ「高次脳機能評価と分析」のまとめ記事

第5回定期開催スペース「喫茶AKSK OTサークル」(ゲストスピーカー:萩さん)テーマ「高次脳機能評価と分析」のまとめ記事


はじめに高次脳機能障害の評価=検査
と,思い浮かべる人は多いかもしれません.神経心理学的検査,スクリーニング検査は出現している高次脳機能障害を定量化する上では便利かもしれません.しかし,一つの評価は得意としている部分があれば,同時に苦手としている部分や,行う上でのリスクというものも存在します.

今回は,そんな高次脳機能障害の評価・分析についてSTであるhttps://twitter.com/@

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Canvasさん×9thCOTコラボ企画 第3期COTスタディツアー参加のまとめ(雑感)

Canvasさん×9thCOTコラボ企画 第3期COTスタディツアー参加のまとめ(雑感)

協業・コラボレート・共創
全て似たような言葉ですが,この中でも「共創」には新しい価値を創り出すというイノベーティブな意味が込められています.

今回はこの「共創」を企業理念に取り入れている株式会社Canvasさんと第9回日本臨床作業療法学会(9thCOT)のコラボ企画であるCOTスタディツアーに参加し,個人的に重要だと感じたことを要点に絞ってまとめました.

Canvasさんのスタディツアーはどん

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第3回定期開催スペース「喫茶AKSK OTサークル」(ゲストスピーカー:酒OTさん)テーマ「臨床現場におけるOBPのかたち」のまとめ記事

第3回定期開催スペース「喫茶AKSK OTサークル」(ゲストスピーカー:酒OTさん)テーマ「臨床現場におけるOBPのかたち」のまとめ記事


はじめに「作業」って何だろう
作業療法界隈では間違いなく名著である吉川ひろみ先生のこちらの書籍には,作業という言葉の適応範囲の広さや,作業療法士が立ち向かうべき問題の大きさが述べられ,多くの作業療法士が直面するであろうタイトル通りの「作業(療法士)って何だっけ…」という疑問に対するいくつもの知見を与えてくれます.

ですが,そんな作業の魅力に憧れを持った多くの作業療法士の中には,臨床現場に出て,

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第2回定期開催スペース「喫茶AKSK OTサークル」(ゲストスピーカー:よしだなおきさん)テーマ「作業療法の観察評価と分析のすゝめ」のまとめ記事

第2回定期開催スペース「喫茶AKSK OTサークル」(ゲストスピーカー:よしだなおきさん)テーマ「作業療法の観察評価と分析のすゝめ」のまとめ記事

はじめに:「作業は観察されなければみることができない」
という有名な言葉が作業療法にはありますが、模擬的ではなく実際に作業を実行することの重要性と、我々作業療法士が観察しなければ作業療法を展開できないということを表現した秀逸なフレーズだと思います。

今回は2023年5月14日に実施した第2回定期開催スペースのまとめ記事になります。テーマは「作業療法の観察評価と分析のすゝめ」です。ゲストスピーカー

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第1回定期開催スペース「喫茶AKSK OTサークル」(ゲストスピーカー:シラタキさん)テーマ「作業療法士に送るおススメ書籍」のまとめ記事

第1回定期開催スペース「喫茶AKSK OTサークル」(ゲストスピーカー:シラタキさん)テーマ「作業療法士に送るおススメ書籍」のまとめ記事

はじめにこの記事は2023年4月23日に実施した第1回定期開催スペース「喫茶AKSK OTサークル」(ゲストスピーカー:シラタキさん)テーマ「作業療法士に送るおススメ書籍」に関する内容をまとめたものになります.

ゲストスピーカーの紹介第1回目は,作業療法理論や哲学に詳しく、学生への作業療法参加型実習を積極的に実践している読書好きの作業療法士のシラタキさんhttps://twitter.com/@

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定期開催(月1回)スペースのコンセプト、ビジョンについて

定期開催(月1回)スペースのコンセプト、ビジョンについて

はじめにこの記事では2023年4月からはじめた月1回の定期開催スペースのコンセプトや目指しているビジョンについて説明させていただきます.

契機・きっかけきっかけはhttps://twitter.com/daaaan11 小段さんに相談したことだったと思います.そして小段さんがZoomで実施している「話を聞いてもらう場を作る」ということに救われた自分自身を感じ,「同じような志を持つ仲間たちと何かで

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