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ところかまわずナスかじり

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ギャグの宝庫!理不尽の宝庫!何がなんだか・・・の宝庫!
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#お笑い

― 「ところかまわずナスかじり」第317話 大器晩成型ロボット ―

博士「と、とうとう完成した!ロボタン2号!うーむ、感無量だわい。思い返せばロボタン1号をついつい破壊して2年・・・・。じつに長かった。大体ロボットのくせにワシよりも将棋は上手いわ、IQは上だわ、助手のミチコに手を出すわ、いいところだらけのロボットなんぞ要らんわ。このロボタン2号、適当にバカ。これが難しいのだ。ファジーにバカ。わはははは。どれ、スイッチを入れてみようか。」

ロボタン2号「・・・・は

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― 「ところかまわずナスかじり」第316話 底のないスニーカー ―

 私、旅行が好きでね。
 この前、イタリアに行ってきたんです。
 そしたら驚いちゃって。

 あのね、イタリアの人たちの靴って、皆、底がないんです。
 ね?驚くでしょ?

 でね、聞いたんですよ、イタリア人に。『どうしてみんな靴の底がないんだ?』って。
 そしたら、何と答えたと思います?

 ほら、イタリアの道ってどれも細い、路地みたいなところばっかりじゃないですか?
 普通の車が入らない。
 だ

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― 「ところかまわずナスかじり」第315話 手鏡に自分が写らなくなったら ―

 もし手元の手鏡を見て、自分が写ってなかった場合、90%の確率であなた、死んでます。
 しかし、残りの可能性として以下が考えられないこともありません。

1.手鏡が裏表逆である。

2.手鏡の鏡が取れている。

3.羽子板を見ている。

4.部屋の電気をつけてない。

5.善意から、神があなた自身の姿を見れないようにしてくれた。

 しかし、上の1~5の確率は低い。
 やっぱりあなた、死んでると思

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― 「ところかまわずナスかじり」第314話 マッチの火を消せ ―

船員①「おおーいっ!ここだぁ!助けてくれぇ!くそっ、この暗さじゃ見つけらんねぇよな、くそっ!あ、そうだ!マッチで火を起こせばいい!よし、(シュッ)」

船員②「お、おいっ!お前、やめねぇかっ!!やめろぉ~!」

― ドッカァ~ン!!!!!! ―

アナウンサー「海上保安庁の発表によりますと、昨晩10時頃、座礁した船が突然爆発した、とのことです。助かった船員の話によれば、船の積み荷が花火用の火薬だっ

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― 「ところかまわずナスかじり」第313話 ミンククジラとアトランティス大陸 ―

 そこは大海原であった。
 ただひたすらに水があり、ただひたすらに真っ青な空が広がっていた。

 と ―
 
 その茫漠とした海面に白い泡が無数にはじけたかと思うと、一頭のミンククジラが姿を現した。
 クジラ族としては小ぶりの多いミンククジラであるが、このミンククジラは巨体であった。
 
 巨体ではあったが、古傷の少なさ、そして、多少ぎこちない泳ぎ方が、そのミンククジラがまだ若い個体であることを示

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― 「ところかまわずナスかじり」第312話 絨毯のシミ ―

 あのね、一応ワシ、一家の組長なのね。
 ヤル、ヤラれる、って任侠の世界の人ね、ワシ。

 で、これ見て。
 ペルシャ絨毯。
 すごいでしょ?
 1,200万したの。
 高いでしょ?

 で、これ見て。
 さっきね、カルピスこぼしちゃったの。
 ここ、ほら、シミになっちゃってるでしょ?
 これ、カルピス。
 
 こぼした瞬間、思わずここ啜っちゃったけど、ダメだった・・・。
 1,200万・・・。

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― 「ところかまわずナスかじり」第310話 ノックを三度したら ―

<ノック一回目>

― トンッ トンッ トンッ

霊「だぁれぇじゃあ~ うぅらめしぃやぁ~!」

<ノック二回目>

― トンッ トンッ トンッ 「集金でぇす!波田さぁん?」

霊「・・・」

<ノック三回目>

― トンッ トンッ トンッ 「波田さぁん!いるんでしょ?」

霊「・・・・・」

― 「ところかまわずナスかじり」第309話 ボッチ ―

 最近さぁ、よく聞くよねぇ?‟ボッチ”って言葉さぁ。
 みんな、友達いねぇ、彼女いねぇ、彼氏いねぇ、ってことだろ?
 はははは!
 まったくさぁ!
 みんな、かわいそう通り越して、イタイよねぇ。
 なぁ?

・・・・須藤雄一、45歳。会社員。独身。暗き部屋で一人、鏡に語る。

 そうそう、男の人ってさぁ、お腹弱い人多くない?
 あはははは!
 そうそう、ホント!
 私の彼もこの前さぁ・・・

・・

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― 「ところかまわずナスかじり」第308話 楽園の真相 ―

・・・楽園の一景色

 ブタが、空を見上げたまま止まってる。

 サルが、木に片手をついて、下を向いたまま動かない。

 カッパが、体育座りでため息をついている。

 アダムが、自分の下半身をいじくっている。

 イブが、そんなアダムをぼんやり見ている。

 トリが、途中で鳴くのをやめ、飛ぶのをやめた。

 カメが、横向きで寝っ転がり、目を開けたまま口からよだれを流している。

 カミが、トイレの

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― 「ところかまわずナスかじり」第307話 ナメる ―

<電車で相手にぶつかってしまった場合>

男「おいっ!てめえ!なにぶつかってんだよ!」

ナメプロ「ああ、大変申し訳ございませんでした。」

男「ふざけんな、てめえ!なに笑ってやがんだ!ナメてんじゃねぇぞ!」

ナメプロ「ん?失礼ですが、私、決してナメてはおりませんが。」

男「その態度がナメてるって言ってんだよ!」

ナメプロ「ああ、分かりました。お客様、ナメたことありませんね?それでは、‟ナメ

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― 「ところかまわずナスかじり」第306話 マイブーム ―

妻「ねぇ、あなた。子供たちも大きくなって家にはいないんだし、そろそろ私たちも趣味の一つでも持った方がいいわ。」

夫「そうだねぇ。よく、趣味がないとボケやすいっていうからねぇ。しかしあんまり凝った趣味もなぁ。」

妻「それでね、私、昨日ちょっと思いついた趣味があるのよ。とっても簡単で、気軽にできちゃうの!」

夫「ほう。どんな趣味だい?」

妻「ちょっと待って!取ってくるわ!」

夫「ほう。」

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― 「ところかまわずナスかじり」第305話 やまない雨はない ―

<真田源三郎 略歴>

0歳 ― 生まれてすぐに捨てられる。

15歳 ― 苦労の末、ようやく中学を卒業する。

20歳 ― クビになる。

25歳 ― クビになる。

33歳 ― フラれる。

42歳 ― 右側頭部のみ、髪残る。

45歳 ― クビになる。

49歳 ― ぎっくり腰になる。クビになる。

56歳 ― 万引きで捕まる。

62歳 ― 痴漢行為で捕まる。

65歳 ― 万引きで捕まる

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― 「ところかまわずナスかじり」第304話 どんなときも ―

<戦時の兵隊>

 うおぉぉ!弾が当たったぁ!しかしっ、右耳でよかったぁ!
 ぐっ!腹に着弾!腹に着弾!こ、これはちょっとヤバいんじゃ・・・
 あ、今、頭に被弾!頭に被弾!
 はははは!頭に被弾!

<釣られ中のハゼ>

 ちくしょう!あたいを何だと思ってやがる!絶対釣られてなるものか!
 イタタタ!
 この野郎!あたいを女だと思って乱暴にしやがって!ただじゃすまさ・・・
 イタタタタ!
 これ、

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― 「ところかまわずナスかじり」第303話 傘を閉めたら ―

母傘「あんた!もぅっ!だらしないわねぇ!ちょっとは閉めてなさい!」

娘傘「しかたないでしょう!日差しがすごいんだから。私だって閉めたいわよっ!」

母傘「あんたねぇ、そうやってみんなにいい顔してたらそのうち疲れるわよ。」

娘傘「知ってるわよ、そんなこと!でもしょうがないじゃない。日差しも雨も防げるのは私だけなんだから。」

母傘「まったく、あんた、小さい頃は雨も防げなかったのにねぇ。」

娘傘

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