おっちゃこちゃい

おっちゃこちゃい

記事一覧

29服目:8/3(日)茶箱 卯の花(薄茶2服)

1年ぶりの茶箱おままごとみたいで楽しいな。 小ぶりなサイズがかわいいな。 お点前の工数が少なくて覚えやすいかも。 1年前に教えていただいたときはそんな印象だった茶箱…

26服目:2024/6/29(土)貴人点(濃茶、薄茶)/茶碗荘(濃茶)

貴人点、久しぶり久しぶりの貴人点。茶碗荘も含め、とにかく所作をいつも以上に丁寧に。茶碗を持つのは基本両手。お菓子は高坏(たかつき)に載せて。茶碗は貴人台に載せて…

稽古茶事:2024/6/16(日)夏越の祓

当初の目標は達成!社中で3度目の稽古茶事。今回の私の役回りはご亭主だった。 亭主に決まってから目標に設定したのが「お点前の手順を覚えて一人でやり切る」こと。まず…

【手順】風炉 薄茶 長板二つ置

濃茶につづいて薄茶の手順。 濃茶の半分強の工程数。こうして書き出して比べてみると、濃茶の複雑さがよくわかる。 【手順】 ※水指は平水指、塗蓋を使用 茶道口の建付…

【手順】風炉 濃茶 長板二つ置

無粋かとは思いつつ、ずっとやりたかった手順の書き出し。稽古茶事の亭主役を務めるにあたり「なにがわからないのか」を整理するために挑戦。 ものすごい工程数で、そりゃ…

25服目:2024/6/1(土)長板二つ置(初炭手前/濃茶/薄茶)

稽古の稽古来々週のお稽古は稽古茶事の予定。 この社中では3回目だが、過去に私が担当した役は、お詰めと正客だったこともあり完全に受け身だった。ところが今回の担当は…

24服目:2024/5/25(土)風炉 桑小卓(炭手前/濃茶)

道中、四季を実感2ヶ月弱ぶりに先生のご自宅でのお稽古。 前回の往訪は4月頭、満開の1本桜を眺めながら駅まで歩いた。 その前は、梅が連なって咲いているのに見惚れていた…

23服目:2024/5/12(日)風炉 桑小卓(濃茶/薄茶)

季節が一巡、風炉再会春はあけぼの、5月は風炉。 この社中の会に参加して1年が経った。あっちゅーま! 何よりもまずお稽古を続けられていること自体がうれしい。 飽き性…

22服目:2024/4/6(土)炉 透木釜 濃茶(茶碗荘)/薄茶(貴人点)

季節がどんどん巡りゆく今月は透木釜(すきぎがま)。 暖かくなるにつれて釜を火から遠ざけるとのことで、3月は釣って炭から遠ざける「釣釜」、4月は透木をかませて炭から遠…

21服目:2024/3/24(日)炉 釣釜 徒然棚 濃茶/薄茶

春はつりがま炉の季節後半である3月に登場するという釣釜。 小さめの釜が天井から吊るされて、五徳がなくなっていた。基本的には他の炭手前と同じだが、敵は蓋にアリ。 釜…

【源氏の道】4帖:山崎ナオコーラ『ミライの源氏物語』

モストオブわかりみが深い茶の歩みの道しるべになればと触れ始めた源氏物語だが、本書は淡交社から出ている。淡交社は茶道にまつわる雑誌や本を数多出版している出版社で、…

2024/3/10(土)稽古茶事

早春の稽古茶事(上巳の節句)年始に「2024年は4回稽古茶事をしましょう」と先生からうれしい提案があり今日はその初回。各季節2回ずつ計8回行えば社中の全員が役回りを一…

【源氏の道】3帖:『源氏物語の教え』

今回は大塚ひかりさん著『源氏物語の教え――もし紫式部があなたの家庭教師だったら』。 転ばぬ先の杖いしいしんじさん訳の源氏物語を読んだ際、当時の常識や価値観の違い…

【源氏の道】2帖:いしいしんじ『げんじものがたり』

源氏の道、2歩目として手にしたのは、周辺本ではなく源氏物語そのもの。いしいしんじさん訳による京都弁で綴られる源氏物語だ。初手で原書は無理だろうと、著書を読んだこ…

【源氏の道】1帖:D・キッサン『神作家・紫式部のありえない日々』

末摘花よ、ありがとう茶道に入門以来、源氏物語にまつわる単語に触れる機会が少なくない。 中でも源氏物語を強く意識する契機となったのは、茶杓の銘に「末摘花」を使った…

16服目:2023/12/24(日)初炭点前・薄茶平手前

merry CHAristmas eve!しょぼくれていたいつかのメリークリスマス(B'z大先生)から日々じわじわと元気を取り戻し、クリスマスにお茶でも点てようかしらという気持ちになっ…

29服目:8/3(日)茶箱 卯の花(薄茶2服)

1年ぶりの茶箱おままごとみたいで楽しいな。
小ぶりなサイズがかわいいな。
お点前の工数が少なくて覚えやすいかも。

1年前に教えていただいたときはそんな印象だった茶箱卯の花のお点前。ところが1年のお稽古を経て、水指や柄杓のあるお点前に慣れてから再会すると、順序や所作が大きく違い、お点前の手が止まる、止まる。平棗の扱いもすっかり忘れておりなんだか去年よりも難しく感じた。

それでも小さな茶箱の中で完

もっとみる

26服目:2024/6/29(土)貴人点(濃茶、薄茶)/茶碗荘(濃茶)

貴人点、久しぶり久しぶりの貴人点。茶碗荘も含め、とにかく所作をいつも以上に丁寧に。茶碗を持つのは基本両手。お菓子は高坏(たかつき)に載せて。茶碗は貴人台に載せて。うやうやしく行うのがポイント。お茶を出した後、OKマークみたいに指先をまるくして控える(待機する)のもポイント。

すっかり忘れていたが、以前にやったことがあるお点前なので、先生のご指導に耳を傾け身体を動かしているうちにうっすらと記憶が戻

もっとみる

稽古茶事:2024/6/16(日)夏越の祓

当初の目標は達成!社中で3度目の稽古茶事。今回の私の役回りはご亭主だった。

亭主に決まってから目標に設定したのが「お点前の手順を覚えて一人でやり切る」こと。まず、ぶじにそれを達成できたのがうれしい。ところどころ手が止まったり間違えたりしたので、まぁ及第点という感じだが、それでも達成できた言えるかも。前回のお稽古時に先生から「ご亭主のペースで進めればいいんですよ」と言葉をかけていただいたおかげで落

もっとみる

【手順】風炉 薄茶 長板二つ置

濃茶につづいて薄茶の手順。

濃茶の半分強の工程数。こうして書き出して比べてみると、濃茶の複雑さがよくわかる。

【手順】

※水指は平水指、塗蓋を使用

茶道口の建付に茶碗と棗を置き(身体に近い方に茶碗)、「一服差し上げます」

右手に棗、左手に茶碗を持ち同時に持ち出し、水指前に置き合わせ、水屋に下がる。

建水を持ち出し、点前座に座る(襖は閉めない)

柄杓を構えて、右手で蓋置を取り、長板の手

もっとみる

【手順】風炉 濃茶 長板二つ置

無粋かとは思いつつ、ずっとやりたかった手順の書き出し。稽古茶事の亭主役を務めるにあたり「なにがわからないのか」を整理するために挑戦。

ものすごい工程数で、そりゃなかなか覚えられないはずだ!

【お点前手順】

※水指は平水指、塗蓋を使用

茶碗を身体の前に置き、襖を開ける

茶碗を運び出す

長板の正面に座る

茶碗を右横→左手前の二手で勝手付へ置く

水指前の茶入れを、右手ひと手で右へずらす

もっとみる

25服目:2024/6/1(土)長板二つ置(初炭手前/濃茶/薄茶)

稽古の稽古来々週のお稽古は稽古茶事の予定。

この社中では3回目だが、過去に私が担当した役は、お詰めと正客だったこともあり完全に受け身だった。ところが今回の担当は亭主。こりゃ大変! 急にお尻に火がついて、能動的に動き出している。

と、わからないことだらけな自分に気が付いた。「何がわからないかが、わからない」状態。

というわけで「何がわからないか」を整理するところから始めている。「自分、今までほ

もっとみる

24服目:2024/5/25(土)風炉 桑小卓(炭手前/濃茶)

道中、四季を実感2ヶ月弱ぶりに先生のご自宅でのお稽古。

前回の往訪は4月頭、満開の1本桜を眺めながら駅まで歩いた。
その前は、梅が連なって咲いているのに見惚れていた。
そんな景色が懐かしく思えるくらいすっかり初夏の今日。駅を出て早々、暑さに耐えられずカーディガンを脱ぎ、ノースリーブで先生のお宅まで向かう。風が心地いい。5月はできるだけ外にいたい。大好きな季節。

風炉にも炭手前アリ炭手前を教わる

もっとみる

23服目:2024/5/12(日)風炉 桑小卓(濃茶/薄茶)

季節が一巡、風炉再会春はあけぼの、5月は風炉。
この社中の会に参加して1年が経った。あっちゅーま!

何よりもまずお稽古を続けられていること自体がうれしい。

飽き性選手権があるなら日本代表間違いナシ!なんなら世界も狙えるこの私が、まったく飽きることなく楽しく続けられているなんて…!
 
それもこれも先生と社中の皆さんの「このひとときを楽しく和やかに共有しましょう」というお心遣いのおかげだと心から

もっとみる

22服目:2024/4/6(土)炉 透木釜 濃茶(茶碗荘)/薄茶(貴人点)

季節がどんどん巡りゆく今月は透木釜(すきぎがま)。
暖かくなるにつれて釜を火から遠ざけるとのことで、3月は釣って炭から遠ざける「釣釜」、4月は透木をかませて炭から遠ざける「透木釜」。
ちなみに、表千家では3月に透木釜、4月に釣釜と逆なのだそう。

私は基本的に月2回お稽古に伺っている。
3月は、うち1回が稽古茶事だったので、釣釜のお稽古は1回のみ。
4月は、うち1回が再来週の花月になる予定なので、

もっとみる

21服目:2024/3/24(日)炉 釣釜 徒然棚 濃茶/薄茶

春はつりがま炉の季節後半である3月に登場するという釣釜。
小さめの釜が天井から吊るされて、五徳がなくなっていた。基本的には他の炭手前と同じだが、敵は蓋にアリ。

釜がゆらゆら揺れているので掴みにくい。
つまみが掻立鐶というのか安定しない仕様でさらに掴みにくい。
帛紗ごしにつまむので掴んでいる感覚がほぼない。
と三重苦で大苦戦。

さも簡単に見えて、見るとやるでは大違い。お点前のほとんどがそうなのだ

もっとみる

【源氏の道】4帖:山崎ナオコーラ『ミライの源氏物語』

モストオブわかりみが深い茶の歩みの道しるべになればと触れ始めた源氏物語だが、本書は淡交社から出ている。淡交社は茶道にまつわる雑誌や本を数多出版している出版社で、本書は同社の茶道誌『なごみ』での連載をまとめた一冊だった。知らずに手に取ったが、なんだかご縁を感じた。

現代に生きる人が源氏物語を読んだときに感じるであろう「違和感(特に差別意識)」について真摯に向き合い、自身の解釈が書き綴られている。

もっとみる

2024/3/10(土)稽古茶事

早春の稽古茶事(上巳の節句)年始に「2024年は4回稽古茶事をしましょう」と先生からうれしい提案があり今日はその初回。各季節2回ずつ計8回行えば社中の全員が役回りを一巡できる算段。今回の私は正客を担当。テーマはひな祭り。

なんて淡々と記したが、この稽古茶事は、ひとえに2週連続ですべての準備をしながら笑顔で全役割の指導をしてくださる先生の胆力とお人柄なくては成立しない!!ということも感謝を込めて冒

もっとみる

【源氏の道】3帖:『源氏物語の教え』

今回は大塚ひかりさん著『源氏物語の教え――もし紫式部があなたの家庭教師だったら』。

転ばぬ先の杖いしいしんじさん訳の源氏物語を読んだ際、当時の常識や価値観の違いに戸惑いすぎて楽しみきれなかったので、源氏の世界を歩くためのガイドブックにも触れてみようという魂胆。苦手意識が再燃する前の、転ばぬ先の杖というか。

その判断は正解で、第1章からさっそく膝を打つ内容。

源氏物語に触れて「感情移入しづらい

もっとみる

【源氏の道】2帖:いしいしんじ『げんじものがたり』

源氏の道、2歩目として手にしたのは、周辺本ではなく源氏物語そのもの。いしいしんじさん訳による京都弁で綴られる源氏物語だ。初手で原書は無理だろうと、著書を読んだことのあるいしいさん訳から入ることにした。

光源氏、クズすぎるやん…読みながらまず思ったのが、読みづらさ…!

文体や、古典的な単語の読みづらさではなく、当時の常識や慣習が飲み込みづらすぎて、物語を楽しむ余裕がないほどに混乱した。

特に女

もっとみる

【源氏の道】1帖:D・キッサン『神作家・紫式部のありえない日々』

末摘花よ、ありがとう茶道に入門以来、源氏物語にまつわる単語に触れる機会が少なくない。

中でも源氏物語を強く意識する契機となったのは、茶杓の銘に「末摘花」を使ったときのことだ。

初心者教室でいただいた手帳に、月ごとの銘の載っているページがあり、ある日、薄茶のお稽古の問答中、そこから銘を拝借し「末摘花です」と答えた。すると、先生と正客役の同輩が「あら、源氏物語ですね」「ですね〜、赤鼻の」と会話を広

もっとみる

16服目:2023/12/24(日)初炭点前・薄茶平手前

merry CHAristmas eve!しょぼくれていたいつかのメリークリスマス(B'z大先生)から日々じわじわと元気を取り戻し、クリスマスにお茶でも点てようかしらという気持ちになっていることが、まず私はうれしいわけさ。(誰?)

さらに、先生からは、暮れの元気なご挨拶のお返しにと「茶道手帳」をいただいた。思いがけないクリスマスギフトに感謝! お稽古中の写真撮影をやめてみようと思った矢先の手帳。

もっとみる