29服目:8/3(日)茶箱 卯の花(薄茶2服)
1年ぶりの茶箱
おままごとみたいで楽しいな。
小ぶりなサイズがかわいいな。
お点前の工数が少なくて覚えやすいかも。
1年前に教えていただいたときはそんな印象だった茶箱卯の花のお点前。ところが1年のお稽古を経て、水指や柄杓のあるお点前に慣れてから再会すると、順序や所作が大きく違い、お点前の手が止まる、止まる。平棗の扱いもすっかり忘れておりなんだか去年よりも難しく感じた。
それでも小さな茶箱の中で完結するお点前はちんまりとしてかわいくてやっぱり楽しかった。
雲錦とは
今日のお稽古で使わせていただいたお茶碗は雲錦(うんきん)という図案だった。桜を雲、紅葉を錦として描かれたものをそう呼ぶそう。季節を問わない柄だから使い勝手が良さそうだ。四季の花を描くことで季節不問にしているのは着物の図案でもよく見かける気がする。
8月は盛夏じゃなくなった?
8/1の夜、地元の駅に着いて外に出ると「あれ?ちょっと涼しい?」と感じたのに続き、今朝も少し暑さが和らいでいるような気がした。おかげで浴衣を着て駅まで歩いていても、前回ほどの汗をかかなかったのは助かった。
8月は夏の盛りのイメージがあるが、実際は7月のほうが暑かったような。温暖化によって夏が前倒しになり、残暑が長引くようになったのかな。浴衣、着物を着ると洋服よりも暑さ・寒さの定点観測ができる気がする。去年は11月くらいまでなんとなく夏の名残があったような。10月から袷の着物着られるかしら……。
ところで、今日の着付けは少し丈が短かったかも。歩きながらショーウィンドウに映る浴衣姿を見やると、足袋の上の肌が見えておりなんだか野暮な感じがした。立っている時は気にならないし、短いぶんお点前中の足捌きは楽だったけど、歩き姿を考えるとあと1cm長くしたほうがいいかもしれない。「良し!」と思える着こなしの道は遠いけど、あすなろの気持ちで励も。
朝晩は多少涼しく感じても、お稽古帰りの午後の道中は文字通り酷暑。ほんの数分で熱中症の恐怖を感じる暑さだった。
茶菓・茶花・お軸
茶菓
1.青し風
透明の寒天の中で魚が泳いでいる。ライチの香りがしてアジアの夏を感じた。
2.ひまわり
かぼちゃのきんとんで向日葵の花びらを表現してあり、種は芥子の実、中に(たぶん)白餡が入っていた。ニッキの香りもアクセント。お菓子なのにかぼちゃサラダを彷彿とさせる洋風なきんとんだった。いつも本当に遊び心が詰まっていて楽しい。
茶花
りんどう
紺青というのか紺藍というのか深い青のつぼみがたっぷりとついたりんどうが竹籠に活けてあり涼しげだった。
お軸
朝イチで行っていた朝茶事に合わせた設えのためなし。
そう、来週のお稽古は朝茶事のお稽古! 早起きが苦手すぎるので、今からすでにドキドキしている。でも、もしかしたら早朝ならさほど暑くないのかも。早起きは三文の徳の気持ちで起きるー!
御相伴:SNさん、MTさん
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