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抱えるもの、手放すもの。

 今週の金曜日から、昨年秋に色々あって一度参加を見送っていた語学学校が再びスタートします。
 正直、かなり緊張しています。
 トラウマとまでは言わないにしても、いい経験とは言えないことがあった場所にもう一度行くことが、私は苦手です。私のような「考えすぎ民」にとって、フラッシュバックを誘発する行動でしかないから。
行って、「なんだ思ったより平気だったじゃん」と思えるまでは、心の負担は下がらないと思っています。


 でも、高い学費を払っちゃってるしね。
 きっと自分の中では、そんなの知らん!もう絶対行かん!と思うほどのダメージでもないのです。多分。


そんなわけで、今週末から今月いっぱい語学学校なわけです。
語学学校のある間、私は6時起き。
7時過ぎには家を出て、8時位に学校に着いて、8時半に授業が始まります。
休憩は2回。
13時に授業が終わって、その日の気分に合わせて歩いたり路面電車に乗ったりして15時くらいまでには帰ってきます。
そこから、予習・復習・宿題をして、家事と仕事をして。
23時くらいまでには寝るという感じの毎日になります。


 ここにほそぼそと続けさせてもらっている仕事と、去年からじわじわとやっている何かに応募するとか投稿をする、未来への種まき活動と、そしてnote。
 さすがにちょっと手一杯になるわけです。
 昨年の9月に語学学校へ通っていたときは、種まき活動を細める以外全部やってました。ちょっとハイになってて、「忙しいの楽しい!」「バタバタだけど超余裕じゃん」って思ってました。


 でも、語学学校が終わった途端、熱を出しました。我ながら「子どもか!!」って思いました。(笑)
 情けなくて記事にはしていませんでしたが、今告白しておきます。



私は、頑張りすぎて寝込みました!(自棄)



 もともと、やりたいことを全部やるで生きてきた人間なので、取捨選択が苦手なのですよね。というか多分、嫌いなのです。


でも今、手に持っているものは一つひとつが重くて、大事で。
今の自分を支えるもの、未来を照らすかもしれないもの。
自分の心を豊かにするもの、つながりをくれるもの。
それぞれに自分にとっては役割があって、大切です。


でも全部をやろうとすると、
また寝込むことになるか、それぞれの完成度を落としてしまうか。
きっといずれかになってしまうと思うのです。


抱えるもの、手放すものを選ぶ。
そんな「 時 」が、私に訪れている気がしています。



 とりあえず残りの1月は、ドイツ語強化月間。
 なので、noteの投稿を減らそうと思っています。
 クリスマスから年末にかけて旅行もしたし、なんなら一時帰国のときの話も残っているし、熟成された下書きがだいぶ溜まっているのですが。
 最近色々な人が書かれている3行日記とか、それくらいでの更新にしようと思います。(といいつつ、衝動に任せてなにか書くかもですが)



 2月以降は種まき&お仕事強化月間。
 トラブル続きで始まったドイツ暮らしもあと1年と少し。
 帰国準備も考えると、今のような生活ができるのはあと1年くらいだと思うのです。

 このまま語学学校に通い続けるということは、平日の殆どの時間をドイツ語学習に費やすということ。
 それで渡航前に目指していたレベルまでやりぬくか、残りの時間を別のことに使っていくか、という選択が必要になっています。

 今の気持ちだと、語学学校で勉強をするのは1月で最後かな。
 そう思うのは、帰国したあと自分がどうやって生きていきたいかを考えたときに、もうちょっと違う使い方をしたほうがいいと思うからです。


 日本に帰って路頭に迷いたくないので、お仕事をもう一度安定させたいのと、お仕事の幅を広げたいという気持ちが今は強いのです。
 何かにチャレンジするのなら、まだお仕事がそんなに多くなく、容易に手が空けられる、今。


 ドイツ語学習はゼロにはしないつもりですが、多読などアプローチ方法を変えたいと思っています。日本に帰るなら、「話す」より「読む」ほうが、使う頻度や使うコストを自分都合で調整できると思うのです。

 それに、知らない言葉は聞こえないけど、知ってる言葉は聞こえる。
 それを日頃生活しながら痛感している私としては、まずは言葉を知ることからすすめるやり方が自分に合っている気もしています。




抱えるもの、手放すものをはっきりさせること。



 今まで、自分を学ぶか、何を頑張るかなど、やることを取捨選択することがあまり好きではありませんでした。特に手放すのが嫌いでした。
 自分ができないことを認めたくなかったというのもあるでしょうし、自分の可能性が減っていく感じがして、無理をして全部やるより苦しかったのです。

 でも今は、自分の可能性を広げるためにも選んで専念していくことが大切だと思い始めています。



 とはいえまだ思い始めたばかりなので、自分のどこかがまだ、嫌だ、怖いと渋っています。

これは「 諦める 」のではなく、「 選ぶ 」ということ。


 そう言い聞かせて、ぎゅっと掴んだまま固くなっている指先を温め、力が抜くことができるよう、柔らかくほぐしていこうとしています。
 まだまだ気持ちがグラグラとしていますが、もう少しすれば安定してくるでしょう。


 こういう選択をして受け入れられるようになったのは、ドイツで暮らすようになってからだと思います。
 こちらに来てからずっと何かにつまずき続けているけれど、少しは成長できているということでしょうか。


 そうだと、いいんですけどね。


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