マガジンのカバー画像

#学校図書館

66
学校図書館について書きました。 お役に立つと嬉しいです。
運営しているクリエイター

記事一覧

つれづれ…なるままに。255。

つれづれ…なるままに。255。

【学校図書館と図書館だより】

毎月、図書館だよりを出しています。
たまに、驚かれることがありますが、以前いた自治体では、児童(生徒)向けと教員向けと毎月ふたつ出していたので、今は楽なほうです。

毎月となるとネタに困るときもあります。

内容は
・お知らせ→夏休み、冬休み期間の特別貸出の開始日や冊数。返却のお知らせなど。
・本の紹介→新刊が入ったときや、季節や行事などにあわせて、学年にも考慮して

もっとみる
つれづれ…なるままに。252。

つれづれ…なるままに。252。

【学校図書館と読み聞かせ】

そういえば、の話ですが、今のお子様たちは家で読み聞かせをしてもらってるのでしょうか?

そんな気持ちになる話です。

1年生が、初めて図書の時間に来て…今年?初めて言ったのが

「本は最初から開いて読んで!小さな声を出してもいいから!少しずつでもいいから~」です。

なぜなら、興味を持ってとってきた本をバーッと真ん中から開いて…閉じる。を繰り返すわけです。
そういった

もっとみる
つれづれ…なるままに。242。

つれづれ…なるままに。242。

【学校図書館と蔵書点検とその後】

8000数百冊を2日間で読み込みができました。

頑張りました!私!さて、データを取ったら『不明本リスト』は約1%。ちょっと多いので…よく見ながら考えて…職員室へ行きます。

「先生、〇〇って本をお持ちじゃありませんか?」
と、コソッと聞くと、
「あー持ってますぅ」
と、ザクザクでてきました。

あちゃー!です。
でも、なんだかんだで20冊は減りました。

『不

もっとみる

つれづれ…なるままに。241。

【学校図書館とブックコート】

図書館の本は、ビニールのカバーが貼り付けてありますよね。あれはブックコートと言います。(ブッカーとも言います)

あれは、今は取り次ぎが有料ですが、コートされてから納品されます。
寄贈された本などは、自分でブックコートをかけてます。

自然と巧くはなりますが、失敗も…たまにします。粘着性が高いので貼り直しができないとかのリスクです。 #ブックマンション のN氏が

もっとみる
つれづれ…なるままに。238。

つれづれ…なるままに。238。

【学校図書館とデータ活用】

図書館でよく活用される『貸出実績』(何冊貸出があったかという数)はあてになりません。特に学校図書館では。
クラス担任が、冊数やページ数で競わせたりするなど…これをやると、読まない本を借りて返すを繰り返すのです。

そしてウソのデータが出来上ります。学校の方針や良かれと思って『〇冊借りたら表彰』などをやれば、高学年が絵本ばかり毎日のように貸出・返却を繰り返して…貸出冊数

もっとみる
つれづれ…なるままに。231。

つれづれ…なるままに。231。

【学校図書館と人間関係】

よく聞く話ですが
「図書館の仕事っていいよね~好きな本に囲まれて」とか「たくさん本が読めるし~図書館で働きたいなあ」と言われますが。

ハッキリと言いますが。
図書館は人間相手の接客業に近いです。そのうえ「本を読む時間がない!」
という、本末転倒なことばかりです。まず、本好きな人は…いろいろな小説などの影響が大きいのか『物静かに、穏やかに本を開いている』イメージがあるよ

もっとみる
つれづれ…なるままに。226。

つれづれ…なるままに。226。

【学校図書館の蔵書点検】

夏休みといえば『蔵書点検』です。

夏休み前に『特別貸出』として児童生徒に、通常より多めに貸し出します。
当然、蔵書は減り棚はスカスカになります。

そこで蔵書点検です!夏休みに行う意味には、そんな裏があります。
今は、システムでバーコードを読み込むだけで蔵書点検はできますが、やはり少ないほうがよいです。10000冊より8000冊のほうが楽になります。

しかし、1冊ず

もっとみる
つれづれ…なるままに。217。

つれづれ…なるままに。217。

【学校図書館と子どもたちとの関係】

学校図書館で仕事をすると、大人の先生たちより、子どもたちとの会話が多いことになります。

子どもたちは無垢で残酷です。純粋で単純な思考回路のため、間違った情報も、当たり前のように会話に入ります。

以前

「特攻隊の人たちって喜んで死んでいったんだよね~」と、言われて

激怒しました!
そんなわけあるかっ!と…私も戦争体験があるわけではないですし、本からの知識

もっとみる
つれづれ…なるままに。216。

つれづれ…なるままに。216。


【学校図書館と読書】

図書館なので『読書』は当たり前すぎるぐらい重要です。

しかし、たまに気になるタイプが児童生徒のなかにいます。

読むのが早すぎるタイプです。たくさん読むことは良いのですが…あまりにも厚い本を借りて、1週間で返すの繰り返し…これは

(本当に読んでいるのかしら?)と、思わずにはいられません。

返却のとき
「面白かった?」と聞くと
「うん」と答えます。
「どうだった?」と

もっとみる
つれづれ…なるままに。212。

つれづれ…なるままに。212。

先日、ちょっと面白いことがありました。

中学年の女の子が、手には『古事記』を持ちながら

「この本の中に゛カンコクカン゛はありますか?」と質問されて、私の頭の中で

(♪箱根の山は天下の剣~カンコクカンもものならず~♪)が流れました。その子は

「史記ですか?」とも聞いたので(ラッキー!)「史記ですね(多分)~ここには流石にないです!」と返答しました。

後ろで先生が

「さすが!」と、驚いてく

もっとみる
つれづれ…なるままに。211。

つれづれ…なるままに。211。

【学校図書館と貸出制限】

公共図書館だと、制限冊数いっぱいに好きな本を借りることができます。

しかし、学校図書館は『教育に寄与する』うえで、いろいろな制限をかける場合があります。

例えば

・借りられる冊数のうち、1冊は物語を入れること。
・絵本ばかり、図鑑のような本ばかり『〇〇ばっかり』にならないように選ぶこと。
・シリーズものは、1冊だけにすること。

などなど…担任や学年全体で決めてお

もっとみる
つれづれ…なるままに。207。

つれづれ…なるままに。207。


【学校図書館と業務マニュアル】

ある日、突然配属されて、引き継ぎもない!ということが、この業界はよくあります。
学校内には、図書館システムのことを詳しく知っている人はいませんし、支援センターのように「教えてください!」とすがるところも…無くて、孤立しているところに
「さあ、ここが貴方の職場です!よろしく!」
ぐらいの感じで、ポンと任され、途方にくれます。

わりと、あるある話です。

そのため

もっとみる
つれづれ…なるままに。199。

つれづれ…なるままに。199。

【学校司書の独り言】

ときどき「悔しい」と思う時があります。

・新学期、始業式の挨拶に呼ばれないこと。
・離れ小島のような図書室で、黙々と仕事をしているとき。
・この仕事を「仕事」として認識されてないと感じたとき。
・管理職に、忙しそうでもないけど「お忙しいところ、失礼します」から話始める自分。
・「あー私は透明人間なんだなあ」とわかるとき。

そのほかにもありますが。
ヒエラルキー最下位にい

もっとみる
つれづれ…なるままに。197。

つれづれ…なるままに。197。

【学校図書館と図書委員会】

学校では、委員会活動があります。
放送委員会と図書委員会は、なぜか人気があるようです。(または、少しめんどくさいタイプが集まります。)

図書委員会の魅力(だと思っている)のひとつに

『ピッ』ができる!(バーコードリーダーが使える)と思っているようです。しかし、うちの学校では、私がほぼ毎日いるので

『ピッ』はやらせません!過去にいろいろ大変なこともあり、なかなかう

もっとみる