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つれづれ…なるままに。212。

先日、ちょっと面白いことがありました。

中学年の女の子が、手には『古事記』を持ちながら

「この本の中に゛カンコクカン゛はありますか?」

と質問されて、私の頭の中で

(♪箱根の山は天下の剣~カンコクカンもものならず~♪)が流れました。

その子は

「史記ですか?」

とも聞いたので(ラッキー!)「史記ですね(多分)~ここには流石にないです!」と返答しました。

後ろで先生が

「さすが!」

と、驚いてくれたのですが。(朝から先生に聞いていて、先生はわからなかったらしいです)
私のなかに

「なぜ、カンコクカン?」

という疑問が残りました。

そのあと、その子は再び
「『蜉蝣日記』はありますか?」と来て
検索した結果「中学校にしかないね~公共図書館でお願いします」となり、(『土佐日記』や『更級日記』はあるのに~そこ!?)という気持ちになりましたが、結局『伊勢物語』と『竹取物語』を借りていきました。

さて、家に帰ってから検索しました『カンコクカン』…やはり『史記』でした。
次にわかったことは

『キングダム』かい!

です。たぶん、そこから興味を持ったのではないか?と予想しました。
興味を持つことは、良いことです。
ぜひ、夏休みに頑張って読んでいただきたいものです。

学校図書館ではたまに、すごい変化球レベルの質問がくるので、冷汗ながしながらの対応です。
それが楽しいというのもあります。

(『史記』どころか、私は中国文学が苦手なんで…深く突っ込まれなくてよかったです)

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