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体験談

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#エッセイ

「ありがとう」と「こちらこそ」そんな言葉に溢れた熊本での復興支援活動。

先々週、私は週末を利用して熊本県の被災地を訪ねました。

阪神淡路大震災を知らない私。

東北大震災のころは、まだ中学3年生だった私。

「被災地のために何かしたい。」

そんな想いは、想いだけで終わってしまい、
消化不良でもやもやしている気持ちさえも忘れてしまっていました。

そんな最中に、起きてしまった震度7の熊本地震。


「今度こそ、なにか被災地の力になりたい。

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罪悪感の行方

罪悪感の行方

旅に出る予定です。
けれど、熊本で今も暮らす人たちのことを考えると、とても申し訳ない気持ちになってしまいます。

ゴールデンウィークのあと、熊本に行って知っている人たちに会いました。お家の状況を聞きました。震度7で揺れたこと、家の一階が潰れたこと、電信柱が目の前で大きく弧を描いたこと、避難所では電気がついたまま寝ること、犬が怖がること、一千万のローンが残っている家が住めなくなったこと、食べ物がなか

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被災に関するアレコレ。

平成28年4月15日と17日の大きな地震。
実家が被災してみて分かったことや起きたことをメモがてら纏めてみる。時系列は追って整理していこうと思う。

①祖母について

4月15日の前震が起きた時、僕は仕事で千葉にいた。ふと携帯を取り出すと、友人たちからすごい数のLINEが来ていて、それで初めて実家が被災したことを知らされたのだった。
みんなにはいやー、多分我が家は大丈夫だと思うよ。と返事をしておい

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避難する勇気。

避難する勇気。

夜中、1階でもかなり揺れました。
怖かった。

慌ててテレビをつけてニュースを見ていると
あの日の記憶がよみがえる。
2011年3月11日。

あの日の東京もかなり揺れたから。
あの日を思い出すには十分なくらい
今回は大きな揺れだった。

すぐに
津波警報が発令された。
有明・八代海に1メートルの津波。

ここ福岡の我が家は、海のすぐそばにあって、
あの日を教訓に、
毎年津波を想定した避難訓練をし

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