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よるのひとりごと

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徒然なるままに、日常や思ったこと、考えたことをゆる〜く書いていく日記のようなエッセイのような雑文のような。冷やかしでもいいんで読んでやってください。これでも文章を書く練習。気が向…
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2023年4月の記事一覧

太宰治が好きすぎるから語らせてくれ

太宰治が好きすぎるから語らせてくれ

好きなものを話すときは相手を選んだほうがいい話

好きなものの話、推しの話など、自分の好きなものを理解してもらうのは、自分の話術はもとより、理解してもらうほうが難しい。

すごく昔、読書会のイベントに行った際、「最近何にお金使いました?」という話になり、ある1人が「YouTuberの〇〇さんの生配信に1万円スパチャしました!」と言って驚愕したのを覚えている。スパチャの文化があるのは知ってはいる。お

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『万葉集』にみる、「雨」はどのようなものであったか。

『万葉集』にみる、「雨」はどのようなものであったか。

互いに音の異なる仮名を、重複せずに網羅したいわゆる「いろは歌」である。

文献上で初めて見られるのが、承暦3年(1079年)に成立した抄本『金光明最勝王経音義』という、経典辞書だ。少なくとも11世紀には存在した歌であり、弘法大師空海の作とされている。

この「いろは歌」に濁点を加えたものが、今の我々にとって馴染み深いものに近い。

といった現代語訳が充てられる。

一語一句たがわない音で、桜が満開

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4月になったので、やってみたいことリストをまとめてみる。

4月になったので、やってみたいことリストをまとめてみる。

今年も桜をじっくり見ることなく散ってしまった。4月の夜はまだ少し肌寒い。桜が咲いていることよりも散ってしまうほうが、人間は考えさせられるのだ。

誰が詠んだ歌か、「せば…まし」という反実仮想が、この世のものではないことを物語る。桜のせいで心の暇がないのである。人は失うことでしか、大事なものを確かめられない。

Twitterをみると、大学生だったフォロワーが数名、社会人になっていた。ここでようやく

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初心者に優しい(たぶん)小説の書き方について

初心者に優しい(たぶん)小説の書き方について

ここ最近で思ったこととその他諸々(読まなくていいです。飛ばしてください)4月になりましたけど特に言うことは無い

3月終わりに近づくにつれ、「4月からの社会人にむけて」と、SNSで活発に発信されていますよね。社会人経験が豊富な皆さまは、自分の失敗を糧に、良きアドバイスを送っているのだろう。当時の僕だったら

「そんなのわかってるっちゅうねん」

誰かの仕事論を聞くより、四書五経を読んでいるほうがい

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