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4月になったので、やってみたいことリストをまとめてみる。

今年も桜をじっくり見ることなく散ってしまった。4月の夜はまだ少し肌寒い。桜が咲いていることよりも散ってしまうほうが、人間は考えさせられるのだ。

世の中に たえて桜のなかりせば 春の心は のどけからまし
『古今和歌集』53番

誰が詠んだ歌か、「せば…まし」という反実仮想が、この世のものではないことを物語る。桜のせいで心の暇がないのである。人は失うことでしか、大事なものを確かめられない。

Twitterをみると、大学生だったフォロワーが数名、社会人になっていた。ここでようやく4月になったのだと実感する。どうしたものか、時が早い。そうこうしているうちにまた今年、桜が散ってしまった。

年の変わり目よりも、年度の変わり目の方が、僕の意識は高まる。

もっと活発にnoteを動かしたい。
noteで新しく連載を始める。
文章を書くみんなと繋がりたい。
手紙を送り合うだけの文通したい。
『万葉集』を端から端まで読破したい。
ポートレートのモデルになりたい。
コロナ禍前までやっていたボルダリングをまた始めたい。
一眼レフをもって街を歩きたい。
もっとオシャレがしたい。
もっと出会いのある場に赴いて交流を持ちたい(ビジネス以外で)。
謎解き能力検定を受ける。
知識検定を受ける。
自分のダメなところを治す。
誰かとラジオ配信やる。
言語学をもうちょっと勉強する。
全国の民話を調べてみたい。


最近ハマってるのが謎解き。知識や教養云々じゃなくて「頭の回転早いね」と言われる方が嬉しい。せっかくだから受けてみようと思っている。

そして今、『万葉集』を1から読み始めている。読み進めていくと、31音の中に込められた想いや風景など、その描写のすごさを思い知る。

考えるだけでもこの先の生活に彩りが増すような気がする。キラキラした人生はおくれないけれど、自分の思うがままに突き進んだ先に何があるのか、確かめたいんだ。

窓を開けると、生温い風がふわっと頬をなでた。この空が、この風が、この空が、新しい時代を見送ってくれているのかもしれないと思うと僕の足取りは軽くなった。いや、この歳まで生きて来てようやくわかった気がする。これからは新しい時代に僕が着いていく番なのだと。

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