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瞬発力がない→後で怒りが生まれる→怒りが募るという負のルート(カウンセリングで傷ついた話)

(11/4 追記してしまいました)
私は瞬発力がない。
その弱点は、特に人とのコミュニケーションで露呈する。

昨日、ハローワークのサービスで臨床心理士の方とお話をした。
一人一回のサービスで、転職活動の不安や無職であることの不安を相談できるんだとか。

冒頭の雰囲気は以下

私「これまで人事労務の分野を目指していたんですけど、うまくいかなかったんです。産業カウンセラーの資格を取ったりしたんですけど…(中略)」

臨「そうだったんですね…。一つ聞きたいのですが、臨床心理士を目指そうとは思わなかったのですか?産業カウンセラーの人が心理職の現場で活躍しているのは見たことがないですが」

私「ああ…じつはそれも後悔しているんですよね。一応心理学系卒業なのに、学生時代は覚悟できなくて」

臨「大学院はいつでも入学できますよ。私も社会人で入学しましたし、同級生も大人の方が半数で。まして貴女は若いんだから今からでも挑戦できますよ!」

私「おお、そうなんですね…。ちなみに興味本位で恐縮ですが、学費や生活費の方はどうされていたのですか。心理学院は仕事と両立できないと聞いたのですが」

臨「そりゃあできませんよ!毎日講義と実習と実験とレポートがありますからね。なのでその間の生活費と学費を貯金してから入学するか、奨学金を使うか、夜間でバイトをするかですね。私は療育が必要な子供の保育の仕事を紹介されてやってました。普通の保育とは違うスキルが必要ですから~(以下略)」

ああ、失敗したなぁ と思いました。
確かにどうやって社会人から心理系の大学院に入学して経済面を賄っていたのかは気になっていたのですが。
私、何しに来たんだっけ。変に話題を振ってしまったせいで、大学院体験談トークになってしまった。別に私は心理士を目指したいって言ってないし。今日話したかったのはそこじゃないのに。

その後、事前に私が書いた相談内容の話に移りました。
ようやく本題…と思ったのですが。

私「一人でいる時にイライラしたり感情が高ぶると、机や壁を叩いてしまうんです。泣きながら暴言呟くこともあります。同居している両親には見せないようにしているのですが…」

臨「あら、物に…。人には見せないようにしているのですね。あなたは自分の感情が高ぶったときの事を自覚していて、そのコントロールの工夫ができている。それでいいんですよ。」

私「はぁ」

臨「感情の乱れを人にぶつけるのは家族でもアウトですけどね。感情のコントロールと時間のコントロールとお金のコントロール。これは社会で生きる上で必須のスキルです。これが難しい場合は、ここは1回きりのカウンセリングなので専門のサービスを頼った方が良いですが~(略)」

私「転職エージェントや両親からも、対人折衝の多い職は辞めた方が良いと言われました。素直に聞くことができなくて不信感を抱いてしまって」

臨「素直に聞けないのは、どうしてですか?」

私「だって…、(ここで半泣きになる)感情が高ぶってしまったらすみません。だって私2019年からそれを目指して、産業カウンセラーの資格を取ったり転職したりしたんです。前職はつらかったけど、少しでも目指しているものに近づこうと努力したのにクビになって。そのうえ諦めたら、この4年間なんだったのって。誰もわかってくれないのが辛くて。」

臨「それは貴女が”無駄”だったと思っているからではないですか?」

私「…はい、無駄だったと思っています」

臨「人生で無駄になることなんか一つもないですよ。私は社会人から心理士になったとお話しましたが、私の過去の経験は無駄だと思いますか?」

私「…いいえ」

臨「そうでしょう。むしろすごい強味なんです。だから貴女のその経験だって強みになるんですよ。なのに貴女が無駄だったと決めつけてどうするんですか?誰に何を言われても、せめて自分だけは”頑張ったね”って認めなくちゃ。それができないなら、人を勇気づけることもできませんよ」

私「…はい」

臨「働く人を支えたいという気持ちを、心理士や人事労務以外でも叶えられると考えるようになったんですね」

私「はい、仕方なく渋々ですけど…。一応過去のCAD使用経験を活かして、設計職も検討してます。物理的に快適な空間作りができたら良いかなって…」
(中略)

(カウンセリング終盤)
臨「仕事は、苦にならないものを探せると良いですね。例えば心理士って土日も研修等で休みが無くなるんですが、私は心理学が好きだし、次のカウンセリングに活かせるかも!って思うと喜びになるんです。だから続けられるんです。」

私「うん、あ、わかります私も心理学好きで……はい…」

実際に録音していたわけではないので、あくまで私の記憶上のやりとりですが…。

どうなんでしょう。人によっては有り難いカウンセリングなのかな。
私は物凄く疲れました。有益な情報を得たとも、心が軽くなったとも思えませんでした。むしろ無力感が増して気力がなくなった。貴重な「1回」のサービスと、時間を浪費したかも。

無料で、しかも1回きりのカウンセリングなので、臨床心理士さんも「傾聴」というよりは「解決的志向」になるんでしょうかね。
普段言いにくいことを聴いて、ゆっくり考える時間がほしかったのに、声を発していた時間は臨床心理士さんの方が多かったんじゃないかと思います。

あと、やっぱりこうして文字に起こしても、説教がましく感じるのは私だけでしょうか。
特に最初の「臨床心理士は取らなかったのですか」のくだり。
え、もしかしてマウントとられてる?…って感じたのは、私の思考が歪んでるから?
こちら本当に序盤のやり取りで、臨床心理士さんの初めての返しが、こんな感じでした。ラポール形成が…もうごめんなさい。

終盤の話もなぁ。カウンセリング資格を活かせる職を目指して今まさに挫折している私には、自慢のようにも聞こえました。
なんて無神経な人…!って怒ってもいいんでしょうか。それとも私が人に期待しすぎてるのでしょうか。私の被害妄想?

そして、何が一番腹立たしいかって。
今になってこういった不満が言語化されて形になって、相手に伝えられない、この状況。私ってばいつもそう。

コミュニケーションにおける瞬発力がないせいで、会話中に「なんか嫌だな」とモヤモヤしても、それを明確にできない。
全て終わってから自動的に回想シーンに入り、着々と当時の本音と相手への反論が組みあがっていく。
そしてバチっと輪郭が出来上がり、本音や反論が明確になった時には既に遅し。もう伝える手段が無い

今回の件だって、どこかのタイミングで「今回はアドバイスというより、私の話を聴いてほしい。ゆっくり考える時間が欲しい」と告げていればよかったのに。「今の言い方は、なんかいやです」とでも言えば、何か変わっていたかもしれないのに。上司じゃなくてカウンセラーなんだから、「もうここには居たくないし貴女とも話したくないので帰ります」と本音を言ってもよかったはずなのに。
人の話をさえぎってはいけない、腰を折ってはいけない』という自分に課したルールが働いてしまい、いったん止めることすらできませんでした。終了後アンケートとかも無いから、伝えられずじまい。1回きりのサービスだから、もう会うこともできません。

仕事をクビになったときもそうだった。
「あなたはうちに向いてない。でもね他で活かせる場所はきっとあるから…」みたいな残酷な慰めを延々ときかされて。
面談室でありえないぐらい泣いて、少し涙が引いた後で片付けしている最中は、胃腸が捻じられているのかってぐらい痛くて。
でも頭がまわらなかった。頭がまわらなかったから、何も言えませんでした。むしろ「立つ鳥跡を濁さず」なんて思ってもない美徳を掲げて背伸びして。
捨て台詞を吐いてから辞めればよかったと、何度思ったことか。

もし私の頭の回転が速くて、コミュニケーション能力が高かったら
「私は辞めたくなかったんで、ちゃんと会社都合退職ってことで処理してくださいね。私が悪いというより、そちらが採用を失敗したからこうなったんですよ?あと、所長は知ってるか分からないですけど、職員の皆さん私を半分ぐらい無視してるし、昼休みは毎日顧客の悪口で盛り上がってるので社風何とかした方がいいですよ!お世話になりました!」
…なーんて。ここまで言ったら結構問題になってしまうかもしれませんが。少しぐらいチクっとできたら、今こうして、やり場のない怒りに悩まないはずなのに。

他にも、後になってイライラする出来事多数。最近の出来事だけでもこんな感じ。
「あれ?本当に私が悪かったの?なんで私だけ謝ったの?」
「ああ、あれを言っておけばよかった…」
「今思い出すと、あれむかつくな…」
「え、これってどういうつもり?悪気はないんだろうけど…」

やり場のない怒りを、どこかに吐き出したくて、こうしてnoteで垂れ流している次第です。
でも、治せるなら治したいな。
このままだと、社会でまともに働く自信もない。

アサーティブコミュニケーション、アンガーマネジメント、勉強した方が良いのでしょうか。その前に仕事探さなきゃいけないんですが、怒りで頭を占めて何も考えられない。

来週、数年ぶりにメンタルクリニックに行ってきます。
新卒の頃に適応障害になって以来ですね。今回は地元の小さな病院ではなく、もう少し大きくて検査などできる病院にしてみました。
そこで、今の生活が少しでも良くなるヒントを得られたらいいなぁ。
…またあの臨床心理士さんみたいに、私が相槌打つばっかりになったりして。本当にお金と時間の無駄になっちゃう。いやだなぁ。
そうならないように、意見をすぐ口にできるようにならないと。できると良いな…。


こんな文章を書いていたら、姉が久々に帰省してきたので本日はこの辺で。
本日も、お付き合いいただきありがとうございました。

皆様、良い三連休を。

野乃

サポートに相応しいnoteを書けるように、サポートに相応しい人物になれるように、今後も努めて参ります。 もしも、万が一サポートして頂くようなことがあれば…泣いて喜びつつ大切に使わせて頂きます!