のみさん *ビジネスケアラーに彩りを*

仕事と介護に悩むケアラーこそ、理想のキャリアを諦めない。 時間的・経済的・精神的な3つ…

のみさん *ビジネスケアラーに彩りを*

仕事と介護に悩むケアラーこそ、理想のキャリアを諦めない。 時間的・経済的・精神的な3つの「自由」を手に入れるお手伝いします。 @国家資格キャリアコンサルタント、認知症ケア準専門士、両立支援コーディネーター、AHA BLSプロバイダー  製薬会社営業★パラレルキャリアに向け準備中

記事一覧

大切な人へ、ユマニチュードから学ぶ4つの態度

先日、「市民・家族のためのユマニチュード認定サポーター準備講座」を受講した。 認知症をはじめケアが必要な方へ、そしてあなたの大切な人へ絆を深めるうえで必要な知識…

最愛の人に寄り添うために

以前に著者の講演を仕事で聞く機会があった。明快な回答の中に、患者さんを第一に想う姿勢に虜になった。 私は本書を介護をする側の視点で読み、3つの視点で振り返りたい…

ダセえ習慣

私が参加しているオンラインコミュニティでは、毎月1度素敵な講師のワークショップがある。 5月は「未来の先取りで理想のキャリアを叶える外見ブランディング」というテー…

ビジネスケアラー 働きながら親の介護をする人たち♯3

連休3週にまたがり、今回もビジネスケアラー 働きながら親を介護する人たち」酒井穣(ディスカバー21)を私見も交えて紹介したい。 終章は介護を肯定的に向き合うというテ…

ビジネスケアラー 働きながら親の介護をする人たち♯2

先週に続き、今回もビジネスケアラー 働きながら親を介護する人たち」酒井穣(ディスカバー21)を私見を交えて紹介したい。 第2章では、仕事と介護の両立に関するテーマ。…

ビジネスケアラー 働きながら親の介護をする人たち♯1

私は将来の支援活動に向けて準備を進めている。 その大きな後押しとなった一冊「ビジネスケアラー 働きながら親を介護する人たち」酒井穣(ディスカバー21)を私見を交えて…

被災地支援で触れた夢の復興

2024年元旦の出来事から107日目、私はようやく石川県珠洲市の災害ボランティアに参加した。 3ヶ月経った街の景観は、元旦テレビで見る光景そのままでようやく復興を迎える…

映画『ぼけますから、よろしくお願いします』から想う未来

2018年に公開された映画『ぼけますから、よろしく』をなんとなく手に取った。 悲しさ、悔しさ、絶望、無力さの中に、明るさ、強さ、前向きさ、ひたむきさに胸を打つ彩り豊…

大切な人へ、ユマニチュードから学ぶ4つの態度

大切な人へ、ユマニチュードから学ぶ4つの態度

先日、「市民・家族のためのユマニチュード認定サポーター準備講座」を受講した。

認知症をはじめケアが必要な方へ、そしてあなたの大切な人へ絆を深めるうえで必要な知識と技術を学ぶことができる。
*ユマニチュード(Humanitude)とは、「人間らしくある」と言う意味を持つフランス語の造語だそう。

①見る
正面で水平に、相手が顔を向いている方から視界に入る。
②話す
会話量を増やし、語りかけるように

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最愛の人に寄り添うために

最愛の人に寄り添うために

以前に著者の講演を仕事で聞く機会があった。明快な回答の中に、患者さんを第一に想う姿勢に虜になった。

私は本書を介護をする側の視点で読み、3つの視点で振り返りたいと思う。

1. 病と同居する当事者の辛さ
・小さな失敗の積み重ねが、自己肯定感を下げ本人を追い詰める。
・これまで人生の支えになってきたことが、本人の重荷になる。
・足手まといになりたくない想いに反し、自信を失う不安や孤独から助けを求め

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ダセえ習慣

ダセえ習慣

私が参加しているオンラインコミュニティでは、毎月1度素敵な講師のワークショップがある。
5月は「未来の先取りで理想のキャリアを叶える外見ブランディング」というテーマで開催した。

参加して感じたことは、自分のイメージを変えたいなら惰性から習慣に変えること。
つまり、将来ありたい姿は自分で決める自己効力感がヒントになりそうだ。

衣替えでふと感じたことがある。
不動の一張羅は⚫︎年前に買ったヨレヨレ

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ビジネスケアラー 働きながら親の介護をする人たち♯3

ビジネスケアラー 働きながら親の介護をする人たち♯3

連休3週にまたがり、今回もビジネスケアラー 働きながら親を介護する人たち」酒井穣(ディスカバー21)を私見も交えて紹介したい。

終章は介護を肯定的に向き合うというテーマ。このテーマに通ずることは、親と子の関係や自分との向き合い方を再考できる内容だ。

本文中、著者は経験をこう振り返る。
母親に対して、恨みとともに早く死んでもらいたいと思ったことへの後悔。キャリアを邪魔されたと感じたことへの自責。

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ビジネスケアラー 働きながら親の介護をする人たち♯2

ビジネスケアラー 働きながら親の介護をする人たち♯2

先週に続き、今回もビジネスケアラー 働きながら親を介護する人たち」酒井穣(ディスカバー21)を私見を交えて紹介したい。

第2章では、仕事と介護の両立に関するテーマ。今回あえて男性目線からこの内容に触れてみたい。

介護離職のボーダーラインは、平日平均2時間、休日平均5時。例え平日1時間でも休日5時間未満でも犠牲は大きい。だが離職を選択することで、当事者を含めた家庭環境が好転するとは言い切れない。

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ビジネスケアラー 働きながら親の介護をする人たち♯1

ビジネスケアラー 働きながら親の介護をする人たち♯1

私は将来の支援活動に向けて準備を進めている。
その大きな後押しとなった一冊「ビジネスケアラー 働きながら親を介護する人たち」酒井穣(ディスカバー21)を私見を交えて紹介したい。
3回に分けて投稿します。

広く手に取ってもらいたい1冊。ご自身のキャリアを見直す機会となり、家族のあり方を再考させる。本書は経時的に深刻さを増す日本社会に警鐘を鳴らしている。

まず第1章では、ミッシングワーカーが直面す

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被災地支援で触れた夢の復興

被災地支援で触れた夢の復興

2024年元旦の出来事から107日目、私はようやく石川県珠洲市の災害ボランティアに参加した。

3ヶ月経った街の景観は、元旦テレビで見る光景そのままでようやく復興を迎える段階だった。
家屋の外観からは想像もつかない、屋内の傷が元旦のハレの日と同居していた。

作業は1つの建物に25人総出で作業も一向に進まない。300mはあろう漁船用の縄、大量の魚網、業務用大型冷蔵庫の数々。手狭なスペースを縫うよう

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映画『ぼけますから、よろしくお願いします』から想う未来

映画『ぼけますから、よろしくお願いします』から想う未来

2018年に公開された映画『ぼけますから、よろしく』をなんとなく手に取った。
悲しさ、悔しさ、絶望、無力さの中に、明るさ、強さ、前向きさ、ひたむきさに胸を打つ彩り豊かな作品でした。
この作品は現在進行形の日本を映している。

しかしこの作品が美談にならないか一抹の不安を感じる。
•自己愛が家族愛に勝る価値観
•経済的格差(見えない貧困の拡大)
•地域ケアの崩壊

これら不安要素の進行を止めることは

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