のみさん *ビジネスケアラーに彩りを*

仕事と介護に悩む全ての方へ寄り添い、彩りを一緒に作ります。時間的・経済的・精神的な3つ…

のみさん *ビジネスケアラーに彩りを*

仕事と介護に悩む全ての方へ寄り添い、彩りを一緒に作ります。時間的・経済的・精神的な3つの「自由」を手に入れるお手伝いします。 @国家資格キャリアコンサルタント、認知症ケア準専門士、両立支援コーディネーター、AHA BLSプロバイダー  製薬会社営業★パラレルキャリアに向け準備中

最近の記事

ビジネスケアラー 働きながら親の介護をする人たち♯3

連休3週にまたがり、今回もビジネスケアラー 働きながら親を介護する人たち」酒井穣(ディスカバー21)を私見も交えて紹介したい。 終章は介護を肯定的に向き合うというテーマ。このテーマに通ずることは、親と子の関係や自分との向き合い方を再考できる内容だ。 本文中、著者は経験をこう振り返る。 母親に対して、恨みとともに早く死んでもらいたいと思ったことへの後悔。キャリアを邪魔されたと感じたことへの自責。 それらはビジネスに没入することで得てしまった弊害かもしれない。 何のために生

    • ビジネスケアラー 働きながら親の介護をする人たち♯2

      先週に続き、今回もビジネスケアラー 働きながら親を介護する人たち」酒井穣(ディスカバー21)を私見を交えて紹介したい。 第2章では、仕事と介護の両立に関するテーマ。今回あえて男性目線からこの内容に触れてみたい。 介護離職のボーダーラインは、平日平均2時間、休日平均5時。例え平日1時間でも休日5時間未満でも犠牲は大きい。だが離職を選択することで、当事者を含めた家庭環境が好転するとは言い切れない。 好転しない事実が、本書第1章で介護虐待も触れている。そのリスクは息子か夫(=

      • ビジネスケアラー 働きながら親の介護をする人たち♯1

        私は将来の支援活動に向けて準備を進めている。 その大きな後押しとなった一冊「ビジネスケアラー 働きながら親を介護する人たち」酒井穣(ディスカバー21)を私見を交えて紹介したい。 3回に分けて投稿します。 広く手に取ってもらいたい1冊。ご自身のキャリアを見直す機会となり、家族のあり方を再考させる。本書は経時的に深刻さを増す日本社会に警鐘を鳴らしている。 まず第1章では、ミッシングワーカーが直面する現実について。 100万人以上いるとされるミッシングワーカー。その多くは親への

        • 被災地支援で触れた夢の復興

          2024年元旦の出来事から107日目、私はようやく石川県珠洲市の災害ボランティアに参加した。 3ヶ月経った街の景観は、元旦テレビで見る光景そのままでようやく復興を迎える段階だった。 家屋の外観からは想像もつかない、屋内の傷が元旦のハレの日と同居していた。 作業は1つの建物に25人総出で作業も一向に進まない。300mはあろう漁船用の縄、大量の魚網、業務用大型冷蔵庫の数々。手狭なスペースを縫うように次々に搬出する作業。 どれも大切な記憶と思い出が軽トラに乗せられる。 活動が

        ビジネスケアラー 働きながら親の介護をする人たち♯3

          映画『ぼけますから、よろしくお願いします』から想う未来

          2018年に公開された映画『ぼけますから、よろしく』をなんとなく手に取った。 悲しさ、悔しさ、絶望、無力さの中に、明るさ、強さ、前向きさ、ひたむきさに胸を打つ彩り豊かな作品でした。 この作品は現在進行形の日本を映している。 しかしこの作品が美談にならないか一抹の不安を感じる。 •自己愛が家族愛に勝る価値観 •経済的格差(見えない貧困の拡大) •地域ケアの崩壊 これら不安要素の進行を止めることはできない。 変化にしなやかに順応ことが最善と私は考える。 この作品から感じる彩

          映画『ぼけますから、よろしくお願いします』から想う未来

          患者は信念を貫く者

          今日からnoteに想いを残したい。 3日前の深夜、ALSと3年間向き合った義父が人生の幕をおろした。 父の生前、置かれた現実に憂うことなく生きる姿に魂を感じた。 父との別れを通じ、病気と向き合うことを考えてみたい。病気を患う人を「患者」と表現する。 「心」に「串」が刺さる者。その心の串を抜くことが医療の本質であると聞いたことがある。 しかし、その串は患者さんの魂に中心に存在する譲れない信念が存在する。串を取り除く医療行為は時として、患者さんの信念に抗う行為になりうる。適