見出し画像

ビジネスケアラー 働きながら親の介護をする人たち♯1

私は将来の支援活動に向けて準備を進めている。
その大きな後押しとなった一冊「ビジネスケアラー 働きながら親を介護する人たち」酒井穣(ディスカバー21)を私見を交えて紹介したい。
3回に分けて投稿します。

広く手に取ってもらいたい1冊。ご自身のキャリアを見直す機会となり、家族のあり方を再考させる。本書は経時的に深刻さを増す日本社会に警鐘を鳴らしている。

まず第1章では、ミッシングワーカーが直面する現実について。
100万人以上いるとされるミッシングワーカー。その多くは親への愛情、正義、奉仕の念を持ち心身を酷使しするほど労働環境が遠ざかる。
その転機は厳しい。
介護には明確な終わりが決まっていないからだ。
つまり復職の見通しも立たないことを意味する。

望まないミッシングワーカーをこれ以上増やさない。ビジネスケアラーを続けていける社会を築いていくことが、豊かな社会を取り戻すヒントかもしれない。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?