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#超短編物語
ミニ物語「シマウマ柄のヒョウ、ヒョウ柄のシマウマ」
サバンナのとあるところに、シマウマ柄のヒョウがいました。
そのヒョウは、大変臆病もので、まさにシマウマのごとくきょろきょろしては周囲の警戒を怠りませんでした。
というもの、そのヒョウはシマウマ柄なので、シマウマと間違えられてよく肉食獣に狙われるからです。仲間のヒョウに近づくこともまた、できませんでした。
一方で、そのヒョウは食べ物には困りませんでした。シマウマ柄をしているため、シマウマの群れに簡
サバンナのとあるところに、シマウマ柄のヒョウがいました。
そのヒョウは、大変臆病もので、まさにシマウマのごとくきょろきょろしては周囲の警戒を怠りませんでした。
というもの、そのヒョウはシマウマ柄なので、シマウマと間違えられてよく肉食獣に狙われるからです。仲間のヒョウに近づくこともまた、できませんでした。
一方で、そのヒョウは食べ物には困りませんでした。シマウマ柄をしているため、シマウマの群れに簡