ミニ小説

社会戦士の冒険

いつもの日常。
軽く寝坊して急いで家を出る。
駅で定期券を見せて、いつもの電車に飛び乗って。
いつもの駅で降りて歩いて目的の場所へ向かう。
田舎の電車といえど、ラッシュ時は座れないものだが、今日は運良く座ることができた。
私は音楽プレーヤーからお気に入りのアルバムを出し、外を眺めながら目的の場所へ向かう。

だが、今日は違う。
なぜだろう。
頭がボーッとする。

いつも見たことのあるような風景が外

もっとみる

大したことない

またか。

いつものことよ、あの人の行動は。

カンに触るの、いちいち。

色々な事チャレンジしては失敗し、また全く違うことチャレンジしちゃう。

この前も、またやってたわ。

新しいコンテンツに堂々と登場していたわね。

ま、どうせまた何かやらかして辞めちゃうのは分かってるけどね。

逞しいわ。私と違って。

結局、そこがカンに触る最大の理由じゃないかしら。

私、あんな風に行動出来ないし。勇気

もっとみる
ありがとうございます!
3

あびいろーど

あの日。覚えてますか?

並んで歩いて。アテも無く、ただひたすらに。

でも、もう話すことも無くて。

いつの間にか、横ではなく縦に並んで、ちょっと猫背に歩く背中を見ながら歩いていた。

横断歩道を渡っていたら、なんだかビートルズみたいだな って思って苦笑い。

そして渡り終えて、私は咄嗟に反対側に曲がってた。振り返らずに、ね。

あなたは今頃どの通りを歩いていますか?

私は、今も一人あの横断歩

もっとみる
ありがとうございます!
1

車窓からの

車窓から見える景色

ビルだったり、住宅だったり、田んぼだったり

そこにはどんな世界があるんだろう

私が知らない人、知らない家、知らない道があるんだね

行って見たいな、色々な世界に

そしたら、何に出会えるんだろうか

#車窓から #ミニ小説 #ポエマー

ありがとうございます!
1

あなたって vol.1

あなたってつくづく、本当に欲張りだけどハンパな人間じゃない。

そんなに色々持ってるくせに。

そんなに沢山チャンスが巡ってきているのに。

そんなに好き勝手に振舞ってることが許されてるのに。

その割に、どれもこれも中途半端。極める って言葉の意味、考えたことがあるのかと思う。必ず投げ出すスタンス、傍迷惑しちゃってるわよ?

よく、私にはこれしかない、これしか出来ない人間だ  って言っている人が

もっとみる
ありがとうございます!
1

No.35 「 Cause I'll be shining 」

中三のときに転校した。

毎日辛くて、自室でいつもBADに入っていた時、

ふと、窓の外をみた。

建設中のビルのてっぺんに、大きなクレーンがあり、

鉄の巨体が夕焼けに照らされ、美しい光を帯びていた。

見とけよ、

だっていつか輝くから。

もっとみる
ありがとう。ありがとう。
2

【よっぱのたわごと】125-2

【愛染と弁天】②

愛欲の功罪

「あ、でも少し思い出したわ。

あんた、仏教界の住人のくせに、愛欲ドロドロを肯定してるって言うじゃない。

どゆこと? そんなの異端じゃない?

煩悩は消滅させてなんぼでしょ?!除夜の鐘、毎年末何のために打ってんのよ!」

「異端とは心外じゃの。

ドロドロがどうかは別にして、愛欲はこの現実世界を生くるに必要なものじゃよ。

愛欲なければ良き男女が出会わぬ。出会わ

もっとみる

ネコオヤジの暴言

2019.1.30作成. TOMOKA

このやろうと追い掛けるネコオヤジ

それを見てクスリと笑うイタチ婆さん

追いかけられるネコ少年はかつおだしを持っていた

すまないじゃすまないとネコオヤジ

少年はお母さんがかつおだしがないと言ってい
たのとほろりと涙を流した

人間のお母さんはうちのかつおだしが無くてこの子がこんなことしてしまってすみません
と緑の涙をなが

もっとみる

カラカラのお話

たまにすごく自分にガッカリして
でも、そうだよな、と思い直す。
何を自分に期待していたのだろう、と。

でも、そんな瞬間さえももうなくて
カラカラと音がするだけの日々。

そこで音を鳴らしているのは
干からびた自分の化けの皮だろうか。

怒りもなければ喜びもない。
ただ自分の形をしたブリキの人形を
吊るした糸で操っているだけ。

作られた笑顔で人を抱きしめ
決められた台詞を今日も吐く。

泣く時は

もっとみる

たったひとりの味方

付き合って半年になる恋人がなんの脈略もなく言った。
「もし、人を殺したとしても、きみのことを好きでいる」
「な、なんで?」
わたしはびっくりして聞き返した。だって自分も殺されちゃうかもしれないのに。わたしだったら正直引く。
「だって、何か理由があると思うから」
この言葉を聞いた時、この世に自分を信じてくれる人が、とりあえずひとりいるんだ、と思った。今までのどんな言葉よりもうれしかった。

ありがとう!
5