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《後編》藤井風「帰ろう」は働くことに悩む人への応援歌~(読書記録『アドラーに学ぶ よく生きるために働くということ』)~

《前編》では藤井風さんの「帰ろう」の歌詞の解釈を、勝手にあれやこれやと書きました。 本物のアドレリアンからは「アドラー心理学の解釈間違ってる」と、風さんファンか…

のっく
2年前
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《前編》藤井風「帰ろう」は働くことに悩む人への応援歌~にわかアドレリアンのアドラー心理学的意味解釈①~

最近、藤井風さんの楽曲をよく聴いています。 聴くと肩の力が抜けるような、こころが軽くなるような気がします。 ちなみに、このnoteの「何なん読書記録」は完全に彼の代…

のっく
2年前
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競争社会に競争心は必要か―ゲームが嫌いだった私―②本題

さて、①まえおきが長くなりましたが、最近アドラー心理学が面白いと思っています。 以下3冊を手始めに読みました。 そして、「何なん」読書記録で紹介した『自尊感情革…

のっく
2年前
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競争社会に競争心は必要か―ゲームが嫌いだった私―①まえおき

私はゲームが嫌いだった。いつからでしょう。嫌いというより、苦手だったのです。 とりわけ、スマブラが苦手。 スマブラをやる雰囲気になったら、こっそりオイトマしてきま…

のっく
2年前
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Q.保障するべき学力って何なん?(読書記録『学力格差を克服する』)

今回の「何なん」は学力。 公教育は、どんな家庭の子にも、時代の荒波を自分で乗り切る力を授け、そのまたさらに次代につなげていく役割があると勝手に思っている。 そうす…

のっく
3年前
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Q.自尊感情って何なん?(読書記録『自尊感情革命-なぜ、学校や社会は「自尊感情」がそんなに好きなのか?-』)

今回の「何なん」は自尊感情。 世の中には数多の"自尊感情向上本"がある。 「私は自己肯定感が低い」「うちの学校の子どもたちは他より低い」といったこともちらほら耳にす…

のっく
3年前
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《後編》藤井風「帰ろう」は働くことに悩む人への応援歌~(読書記録『アドラーに学ぶ よく生きるために働くということ』)~

《後編》藤井風「帰ろう」は働くことに悩む人への応援歌~(読書記録『アドラーに学ぶ よく生きるために働くということ』)~

《前編》では藤井風さんの「帰ろう」の歌詞の解釈を、勝手にあれやこれやと書きました。
本物のアドレリアンからは「アドラー心理学の解釈間違ってる」と、風さんファンからは「けったいな解釈せんといて!」と、怒られそうですね……
でも、もし一人でも「なるほど、その解釈もアリね。ちょっとこころが軽くなったわ」と思っていただけるなら、と考えるだけで(仮に一切そういう反応がなかったとしても)、私としては貢献感があ

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《前編》藤井風「帰ろう」は働くことに悩む人への応援歌~にわかアドレリアンのアドラー心理学的意味解釈①~

《前編》藤井風「帰ろう」は働くことに悩む人への応援歌~にわかアドレリアンのアドラー心理学的意味解釈①~

最近、藤井風さんの楽曲をよく聴いています。
聴くと肩の力が抜けるような、こころが軽くなるような気がします。

ちなみに、このnoteの「何なん読書記録」は完全に彼の代表作「何なんw」からきています笑。

さて、にわかアドレリアンとしては、今回取り上げる「帰ろう」からはアドラー心理学的雰囲気がプンプンします。

「憎みあいの果てに何が生まれるの」「わたしが先に忘れよう」「全て与えて帰ろう」このあたり

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競争社会に競争心は必要か―ゲームが嫌いだった私―②本題

競争社会に競争心は必要か―ゲームが嫌いだった私―②本題

さて、①まえおきが長くなりましたが、最近アドラー心理学が面白いと思っています。
以下3冊を手始めに読みました。

そして、「何なん」読書記録で紹介した『自尊感情革命』と『学力格差を克服する』に、非常に通じるところがありました。

劣等感は悪玉ではなく善玉アドラーは、劣等感に着目しています。
まえおきに書いたとおり、人が集まれば、それぞれ個性があり、能力や得意不得意もまちまちです。
誰にでも、劣って

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競争社会に競争心は必要か―ゲームが嫌いだった私―①まえおき

競争社会に競争心は必要か―ゲームが嫌いだった私―①まえおき

私はゲームが嫌いだった。いつからでしょう。嫌いというより、苦手だったのです。
とりわけ、スマブラが苦手。
スマブラをやる雰囲気になったら、こっそりオイトマしてきました。
なぜだったのか。当時のことを振り返ってみます。
第一に、画面上で何が起こっているのかわからなかったから。
キャラが多すぎる。動体視力が追いつかない。どのボタンがどう作用するのかわからない。これは単純に私の技術の問題。
第二に、ゲー

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Q.保障するべき学力って何なん?(読書記録『学力格差を克服する』)

Q.保障するべき学力って何なん?(読書記録『学力格差を克服する』)

今回の「何なん」は学力。
公教育は、どんな家庭の子にも、時代の荒波を自分で乗り切る力を授け、そのまたさらに次代につなげていく役割があると勝手に思っている。
そうすると、最低限公教育で保障すべき(身につけさせるべき)学力は何なん?
そのために公教育ができること・すべきことは何なん?
前回の「自尊感情」も登場します。

学力格差の実態ペアレントクラシー
 近代以前:アリストクラシー(身

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Q.自尊感情って何なん?(読書記録『自尊感情革命-なぜ、学校や社会は「自尊感情」がそんなに好きなのか?-』)

Q.自尊感情って何なん?(読書記録『自尊感情革命-なぜ、学校や社会は「自尊感情」がそんなに好きなのか?-』)

今回の「何なん」は自尊感情。
世の中には数多の"自尊感情向上本"がある。
「私は自己肯定感が低い」「うちの学校の子どもたちは他より低い」といったこともちらほら耳にするが……
そもそも自尊感情って何なん?んで、測れるもんなん?高けりゃいいの?
学校は何をしたらええのん?
いきなり「革命」から入るのはどうかとも思ったが、本書『自尊感情革命』は大丈夫、"アンシャン・レジーム"についても充実していましたw

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