写真整理 Ⅱ 〜懐かしの台湾写真〜
どうも西尾です。
本日2月27日、もうすぐで2月も終わろうとしております。
気付けば早いものです。
季節も段々と春に向かっておりますが寒い日が続きます。
早く暖かくなって欲しいところです。
写真整理 Ⅱ
〜懐かしの台湾写真〜
私たちが乗る飛行機は暗闇の中を台北へ向けて飛行する。
飛行時間は3時間程であったか。
今思うと、たったの3時間ちょっとで台湾に着くことに驚く。
当時はいくら地理的に日本に近くても、遠い異国の地というイメージ。
3時間ちょっとの飛行時間がとても長く感じた。
夜間の飛行だったからかもしれない。
台湾に近づくにつれて徐々に高度を下げ始める。
窓から外を覗くと、眼下には灯りが見える。
オレンジ色の灯り。
おそらく街灯と思われる。
日本にもオレンジ色の街灯はあるが明るさが全然異なり、台湾の街灯の方がより明るい印象を受けた。
飛行機の窓から覗いて、やっと異国の地へ来た実感が湧いた。
とうとう台湾に来たと、興奮と感動で胸が高まる。
一方でこの後どうしよう、と少し不安にもなったが興奮した状態であったため、不安はいつの間にかどこかへ飛んでしまった。
フラップを下ろす動作音が聞こえ、着陸体制に入った飛行機からは外の景色が手に取るように見えた。
暗闇の中に眩しい明かりが散らばる。
アジアの明かりである。
鈍い音が聞こえてきて車輪も完全に降ろされたようだ。
気流が悪い中であったが、後少しで着陸である。
初めての海外、初めての台湾、初めて台湾の地に降り立つ。
着陸時も右へ左へ揺られながらも、重たい音とちょっとの衝撃を受けながら台湾・桃園国際空港へ到着した。
強烈なエンジンの逆噴射音が響き渡る中、外を覗くと桃園国際空港には大量のジャンボジェットが駐機していた。
日本では既に見る機会が減っていたジャンボジェットであるが、国が違えばまだまだ現役だった。
私たちの乗る飛行機が滑走路から駐機場へ移動している最中も多くの飛行機が離着陸を繰り返す。
やはり、さすが眠らない国際空港だと思った。
駐機上に到着し、ボーディングブリッジが接続されると前方の扉が開く。
荷物を担いで飛行機を後にしターミナルビルへと移動する。
台湾・桃園国際空港のターミナルビルは驚くほど綺麗な建物で、もう少し雑多な感じであるとイメージしていたが、全く異なり現代的で綺麗な建物をしていた。
イミグレーションや税関を通りターミナルビルを出口の方へ移動する。
初めて取得したパスポートに外国の入国スタンプが押されるのを見ると興奮し感動した。
深夜の到着ということもあり、流石にお店などは閉店している店舗が多いが、外貨両替は営業していたので、そこで日本円を台湾ドルに両替した。
しかし、その後は台北市内へ行く公共交通機関は既に無く、タクシーもあるのだろうが、おそらく値段も高い。
空港で一夜を明かすかどうか悩んでいると、機内で知り合ったイタリア人にこっちに来い、と言われ着いて行くとソファに充電スポット、給水機、トイレがあるではないか。
どうやら、このイタリア人は既に台湾へは来たことがあり、勝手が分かっていたようだ。
給水機やトイレもあったので利用するも、トイレに関してはやはり日本のトイレの方が綺麗だな、と思う。
日本のトイレに関してはウォシュレットなどの機能と清潔感などは群を抜いて高いものだと思う。
ソファに戻ると例のイタリア人は早速スマートフォンを充電器に接続し、空港の無料Wi-Fiにも接続し、誰かとテレビ通話をしている。
このイタリア人は面白い人だと思っていると、私の名前が呼ばれたので側に行くと、画面の向こうにはイタリア人の家族とガールフレンドがおり、挨拶をされた。
こちらも挨拶をする。
楽しそうに誰と喋っているのかと思うと、家族とガールフレンドだった。
家族とガールフレンドを大切にして、このイタリア人はすごくいいやつじゃないか、と心の中で感心した。
そうこうしているうちも到着した乗客は足早に出口へ向かって行く。
さすが国際空港、この夜中の時間帯であっても意外と人が多い。
しかし、どうやって家や宿まで行くのだろう?迎えの車が来ているのか?タクシーで行くのか?公共交通機関はもう終わっているはず?などと考えているうちに、いつの間にか眠りについていた。
何時間眠ったのかも分からない。
目が覚めて時間を確認しても未だ早朝の時間帯だった。
隣のイタリア人も未だ眠っている。
ソファの周囲を見渡してもあまり人がおらず、トイレを掃除する人やお店に物を運んでいる業者の人くらいしかいない。
この時間帯は到着便も少ないのだろうと思い、再度眠りにつく。
イタリア人に体を揺さぶられて目が覚めた。
いつの間にか再度眠りについて数時間経っていた。
既にお店も開店準備を始めており、ターミナルビルの人影は先程より明らかに多くなっている。
私たちは時間を確認して空港から台北市内へ向かうバス乗り場へ向かった。
今は桃園国際空港に地下鉄が乗り入れているはずだが、その時は未だ乗り入れしておらず、台北市内へはバスを利用した。
利用したバスは高速バスでは無く、一般の路線バスだった。
空港から乗車した時は私とイタリア人、他に乗客数名くらいで少なかったが、途中のバス停から多くの人が乗り込んできた。
そうか、朝の時間帯だから通勤や通学で利用されているのか、と思い現地の人の生活の一端を垣間見れたと思い嬉しかった。
私たちの乗る路線バスは途中で多くのバス停に留まりながら台北市内・台北駅へ向けて進み続ける。
続きは次回に。
以上になります。
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