ドキュメント○○時間
どうも西尾です。
日曜日ですが皆様いかがお過ごしでしょうか。
突然ですが面白そうな映画のポスターがありました。
ホラー系の映画ですが(シネ・リーブル梅田にて)。
面白そうと言いつつ、私自身はホラー系が苦手なんですが(笑)
ドキュメント○○時間
好きなテレビ番組はどういう系だろう。
バラエティー系、音楽系、ドキュメント系、スポーツ系、ニュース・報道系、教育系、映画、アニメ…
番組の種類をあげはじめるとキリがない。
色々とあるし、放送局によって番組の内容も質も変わる。
そんな中で私の好きな番組の一つにドキュメント系の番組がある。
ドキュメント系の番組はNHKの番組はすごいと思う。
『ドキュメント72時間』。
ご存知の方も多いと思う。
これはすごく好きな番組だ。
放送局はNHK。
国会中継を中途半端なところで打ち切ったり、政府に対して忖度しているのではないかと色々と話題につきない放送局だが、番組の中には本当に良い番組というのも多いと思う。
まあ、個人的には政府に忖度するのが日本のマスメディア(テレビも新聞も)のお仕事だと思っている。
もちろん、全部が全部では無いし、現場の人は真面目に働いている人が多いと思う。
そんなNHKの番組『ドキュメント72時間』。
ある場所で3日間の定点観測取材をしながら、訪れる人の人間模様を垣間見るというもの。
今まで宝くじ売り場や神社、空港、八百屋さん、コンビニ、生花店、電車のホーム、シェアハウス、喫茶店、相席ラウンジ、焼き芋屋さん…と様々な場所で取材を行ってきた。
直近では飛行機の見える公園、コインランドリー、アイスクリーム店、中華料理店、灯油配達車、ユニフォーム店、ドラッグストア…と場所の選択がすごいなと思ってしまう。
灯油配達車に至っては場所ではなく、3日間灯油配達に密着取材をしたもの。
こういう番組の好きなところは、やはり登場してくる人の人間模様を垣間見れるところ。
日本には人口約1億2千万人いてるというけれど、他人のことを気にかけることはあまりないように思う。
或いは、未だ身内や本当に身近な人のことであれば別かもしれない。
それに、日本人はあまり自分のことを話したがらないように思う。
名前も知らない、どこの誰だか分からない他人の人間模様を垣間見れるなんて最高じゃないか、と思ってしまう。
世の中には本当に色々な人がいてる。
皆、普通に日々の生活を営んでいるけれども、それぞれ悩みや葛藤、様々な想いを抱いて日々生活をしている。
あまり表に出さないだけであって。
そして、その定点観測取材をしている場所に訪れることには何かしらの意味があるのかもしれない。
昔を思いだしたり、人との出会いを求めたり、そこが居場所になったり…
見ていてその人の境遇に共感してしまうこともある。
色々な人がいてる。
…
ドキュメント番組が好きなせいか、それとも元々人に対する興味が強いせいなのか分からないが、出かけたところでもドキュメント72時間的なことを考えてしまう。
勝手にドキュメント○○時間。
ショッピングセンターでも、飲食店でも、図書館でも、駅でも。
先日、高速バスターミナルに行った。
正しく言うと、用事で高速バスターミナルの上の階に行く次いでにバスターミナルにも寄った、という方が正しい。
大阪から各地へ出発する高速バス。
乗り場前のベンチにはバスを待つ人が座っていた。
若そうなカップル。
二人並んで座ってお喋りしながら、パンか何かを食べていた。
松山行きのバスに乗るのか。
カップルで大阪旅行、いや松山旅行かな?
それとも、どちらかのご実家が松山で、これから挨拶に向かうのかもしれない。
…
こっちにはご高齢の夫婦が。
ベンチに座りながらバスを待つ間に551の豚まんを頬張る。
歩いている私にも匂いが伝わってきてお腹が空いてくる。
どちらに向かうのだろう。
徳島行きだった。
旅行に行くのか。
徳島にお墓参りに行くというのかもしれない。
それとも徳島の方で、子供夫婦が大阪にいるから様子を見に来たのかも。
色々と想像をしてしまう。
豚まんを頬張るがあまり話はしないようだ。
長年連れ添ってきたから語らずともお互いが分かるのかもしれない。
…
こっちにはまた別の女性が。
薄水色というのか、青白色というのか分からないが、そんな色をした可愛らしいスーツケースを持つスーツ姿の女性が一人。
片手にスマホを持ちキョロキョロ。
スーツケースの上には折り畳まれたコートが置いてあった。
見た感じ若そうだから学生さんだろうか。
就職活動か何かで大阪に来ていたのかもしれない。
就職活動も大変だと思う。
zoom等でリモートで面接や説明会は出来るのだろうけど、最終は現地に来ないといけない。
地方の方なら尚更大変だ。
お疲れのところ、これからまた長いバス旅だろうか。
その女性が少しでも休憩できると良いなと思った。
…
高速バスターミナルで少しの間、時間を潰した。
各地へ向かうバスには色々な人が乗車する。
そんなことを思っているとさらに人がやってきた。
楽しいそうにUSJ(ユニバーサルスタジオジャパン、ユニバ)の大きな袋を持った4人組だ。
春休みに友人らと一緒に旅行に来ていたのかも。
楽しいそうで何よりだ。
…
高速バスターミナルにも色々な人がいてるのだろうな。
そんなことを考えずにはいられない。
昔の映像などで、東京の上野駅かどこかで夜行列車を待つ時に同郷の人の話し声が聞こえてくると安心感が湧いてくる、というのを見たことある。
時代や場所は変われど、高速バスターミナルでも同じなのかもしれない。
いくらスマホを弄っていたとしても、同郷の人の声と言うのは無意識的に分かる。
すると安心感が湧いてくるのだろう。
高速バスターミナルでも色々な人の人間模様を観察できた。
そして、勝手にドキュメント○○時間と称して色々と想像してしまった。
私もドキュメント○○時間で番組が出来ないだろうか。
3日間の密着はしんどいかもしれないけれど。
以上です。
お読みいただきありがとうございました。
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