春の京 町歩き (終)
どうも西尾です。
今日の大阪の天気は晴時々曇・最高気温22℃の予報(Yahoo!天気より)で、明日は1日中雨になりそうです。
大学などではそろそろ入学式が始まるでしょうか。
ご入学、おめでとうございます。
春の京 町歩き (終)
六孫王神社を後にして、大宮通を北へ歩き梅小路公園へと向かう。
梅小路公園は多くの家族連れやカップルで賑わっていた。
パフォーマンス会場が設置されており、ダンスグループや演舞団体の皆さんがパフォーマンスを繰り広げていた。
天気がいいからピクニックをしている人も多い。
桜の木の下でレジャーシートを敷いてお弁当を食べている。
フリマーケットも開催されており、キッチンカーからは美味しそうな匂いが漂う。
ベンチに座って本を読むお婆ちゃん。
何の本を読んでいるのだろうか。
暖かい風に吹かれて春の陽気を感じながらの読書は格別かもしれない。
梅小路公園を出て、再び大宮通を北へ歩く。
大宮七条の交差点の北側には龍谷大学のキャンパスがある。
学食は営業しているだろうかとキャンパス内を歩いてみるも、春休み中だろうか、人が見当たらず静けさだけが漂っていた。
雰囲気的に学食やその他のお店も閉まっているような感じであったが、古い校舎を見られたのは良かった。
その後、七条通を東へ歩き西本願寺へと向かう。
西本願寺の建物には圧倒された。
多くの外国人観光客もその偉大さを写真に収める。
昔の人は本当にすごいと思う。
現代の建築機械が無いなかであのような大規模な木造建築物を建てている。
そして、その建物を大事に守ってきて後世に残していこうとする人たちにも頭が上がらない。
こういう人たちがいるからこそ、私たちは歴史を学び、古都の雰囲気を感じられるのだと思う。
西本願寺から新花屋町通を東へと歩く。
通りの両側には住宅の中にお寺がちらほらと見える。
どこかから漂うお香の匂い。
やはり京都の町中を歩いている感じがする。
新花屋町通を歩いていくと烏丸通と交わる。
烏丸通は京都市内の南北を結ぶ主要な通りの一つ。
その烏丸通を北へと向かって歩く。
烏丸通の両側はビルやホテルが多い。
烏丸通を歩くのも久しぶりであったが以前よりホテルも増えているように思う。
四条通に近づくにつれて人も増えていく。
そして烏丸通から四条通へ。
四条通の人の多さには驚いた。
四条通には企業の支店や百貨店が多い。
自然と人混みが出来上がっていた。
あまりの人の多さに途中で脇道にそれることにした。
柳馬場通を北へ入る。
歩いていくと錦小路通と交わる。
所謂錦市場だ。
錦市場の人混みは四条通の人混み以上に凄まじいものだった。
あまりにも人が多すぎるため錦市場を歩くことはせずに、そのまま柳馬場通を北上し京都御所へと向かう。
本当は錦市場を歩いて、船越英一郎さんが走っていないか探したいところではあったけど諦めた。
京都の町中を歩くも楽しいが、繁華街は人が多過ぎてゆっくりと歩けない。
京都御所では多くの人が花見をしていた。
桜もちらほらと咲き始めている。
歩行者専用の標識が立っていて何だか面白い。
砂利道を歩く時の足裏から伝わる感じが心地よい。
やはり京都では着物姿の人がよく似合う。
京都御所と桜と着物、すごく絵になる。
気がつくとJR京都駅から東寺、六孫王神社、梅小路公園、西本願寺、そして京都御所と歩き続けていた。
ずっと歩き続けるとお腹も空いてきた。
途中のコンビニでお握りを一つ購入して食べたがあまり意味がない。
しっかりと食べたいところであった。
京都御所を後にして少し遅めの昼食を摂ることにした。
どこでお昼を食べようか。
その後も何だかんだ歩き続けた。
昼食を求めてまた歩き続ける。
気がつくと河原町通を歩いていた。
ここは繁華街で色々なお店がある。
ファッションストアから飲食店、スーパー、カラオケ、ディスカウントストアと。
河原町通と蛸薬師通の交わるところに海鮮丼屋があったのでそこに入る。
この辺りに来るのも久しぶりで以前来た時にはこのようなお店が無かったように思う。
お客さんは大学生と外国人観光客だけだった。
海鮮丼を注文する。
西京焼きが添えられているのが京都らしいなと思ってみたり。
腹拵えが済むと、京都と言えばここ、というところに向かった。
そう、そこは鴨川である。
京都に来た時は鴨川には寄っておきたい。
鴨川沿いを歩くと京都に来たんだということが身に染みて感じる。
天気がいいから河川敷の土手でお喋りしたり、読書したり、音楽を聞いたり、楽器を演奏したり、と皆思い思いの時間を楽しんでいる。
中にはお酒を準備して宴会を開いているグループもあった。
春の陽気の中で、鴨川の川の流れを聴きながら飲むお酒はとても美味しいものに違いない。
春の京町歩きは鴨川を終着地とした。
帰りは京阪電車で大阪へ戻る。
京都へ来る度に、京都への憧れが募る。
京都で暮らしてみたい。
その思いはいつまでも持ち続けると思う。
ただ、京都は典型的な盆地のため、夏はムシムシして暑く、冬は底冷えの寒さがすごいということを、学生時代に京都で暮らしていた友人から聞いた。
また、京都市内を縦横無尽に走る市バスも観光客が多過ぎて地元の人が乗れないこともあるのだとか。
そしてコインパーキングについても値段が観光地価格で高く、利用しにくい。
所謂オーバーツーリズム状態である。
そう思うと京都で暮らすというより、日帰りで訪れて楽しむのがちょうど良いのかもしれない。
これにて、春の京町歩きは終わり。
次は新緑の時期にしようか、夏頃にしようか。
梅雨時はやめておこう。
以上になります。
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