勉強が苦手な気持ちや苦労を理解する大切さ
今日は6年生の男の子2人と「円の面積」をやりました。円の面積は6年生では半径×半径×3.14で計算がめちゃくちゃ大変なのに、中1になった瞬間3.14がπになって計算がめちゃ簡単になると言う珍しい単元です。
この子たちには私は授業より先の勉強をあえて教えています。授業が復習になる形にあえて持って行っています。色々狙いはあるのですが、高学年になるとみんなが居る教室で自分だけわからないのがコンプレックスになったりする訳なんです。そこを解消すべく4年から先取りという形で進めています。
それでこの円の面積なのですが、始めはそこそこ簡単なのですが途中から難しい形が沢山出て来る訳なんです。よく子どもたちが言うのですが、おしりみたいな形(私は言ってませんよ!あくまで子どもたちが!)の面積やドーナツ型の円の面積を求める問題が出て来ます。中学受験でも習う葉っぱみたいな形の問題も出て来ます。
半円なども出て来る訳で1つずつ解説しながら一緒に解いていってたんですが、やはり難しいもので
「あーもう嫌だ!脳みそ限界だあああ〜!」
っと言い始める訳なんです。こうなって来ると私も
じゃあ、あみだくじ行きますか?
っと言う訳なんです。今日は計算ドリルの問題を解いていっていたのですが、そこからその難しい問題を何問かピックアップしてあみだくじに書きます。そして、その中から1つだけ勉強終わりと書きます。ざわ、ざわ、ざわ
もうここからはカイジの世界な訳なんです。そう、
難しい問題を解くか勉強終わりになるかの究極のあみだくじがここに誕生した訳なんです
あみだくじってなんか
当たったら絶対やらなあかん!
みたいなの無いですか?だからこそ一か八かここはひと勝負やって見ることにしたんです。この展開って普通1番難しい問題に当たって
最悪やああ〜
って言う子どもたちの悲鳴が聞こえて来る展開を予想している訳じゃ無いですか。それがねあっさりと
勉強終わり
を引き当てられた訳なんです。男の子2人はもう
よっしゃあああああ〜
ってガッツポーズで言ってる訳なんです。
くそおおお〜
っと私はその場に崩れ落ちる訳なんです。まさか5分の1を当てられるとは。そのまま勉強を終わりにして少しキャッチボールをして終わりにしました。
まあ、実は私が勉強進めたかった所までは終わっていたんです。なので、そこで終わっても良かったし進めても良かった感じだったんです。しかし、
どう終わらせるか
は非常に重要です。難しい勉強してしんどかったで終わるかあみだくじで終わるか。
勉強が苦手な子どもたちにとって勉強がしんどくて大変なものなのは重々承知です。それでもやらなければいけないことは沢山あります。少しでもこちらの工夫で気持ちの負担を減らしていければと日々思っております。
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