「選ぶ」ってこわいんだよな。何かに迷って、どうしても決められない人へ
私たちの人生は、選択の連続です。
朝、起きてから眠るまで、「何かの選択」だけを数珠繋ぎにして生きていると言っても過言ではありません。
その選択には、大・中・小、各種サイズがあって、「今日ランチどこ行く?」で悩んでいる人は少ないと思われます。
私たちが悩むのは、もっと人生を左右するような選択。
例えば、恋愛から結婚、離婚に至るまでの間にも、その時々で、さまざまな選択を迫られます。
同じように仕事でも、大きな選択を迫られます。
結婚と仕事を例に出しましたが、同じように、引っ越しなどで家を買う場合や、何かの投資をするなど、大きなお金が動くときにも、私たちは迷います。
そして私のように、命のかかった「母の治療方針」を巡って、迷いに迷う場合もあるわけです。
(人生の一大ギャンブルの話はこちら⤵)
このように、人生のときどきに、人には「大きな選択を強いられる場面」が突如としてやってきます。
そんなときに、どうしたら私たちは決断できるのか。
そこで、まず大前提として、次のことを頭に入れておくといいと思います。
誰にとってもシンプルで当たり前のことですが、この前提を、腹の底に染み渡らせることが、悩める私たちを楽にしてくれる「本質的な第一歩」になりそうです。
「そうか、正しい答えは、今現在、存在しないんだね。答えがあるから迷っていたと思っていたけれど、むしろ答えがないから迷っていたんだね」と。
つまり、これから賭けようとする「選択」には、
まだ正解が存在しない。
「AとB、どちらを選択」をしようとも、それが吉と出るか、凶と出るかも、現時点では分かりません。
同時にふたつのモノを選択することはできませんが、AとBどちらを選んだって吉と出る場合もあれば、どちらも凶の場合だってあり得ます。
「分からない」という圧倒的真実。
このことを、まず大前提として腹に落とします。
じゃあ、どうしたらいいの?
結論から言いますと、これに尽きます。
Aか、Bか、メリットとデメリットを並べ、熟考した上で、自分が「良い・好き・気分がいい」と思う方を選ぶ。
もう、これは半分、博打のようなもの。
分からないのに、選ぶんですから。好きな方を選ぶしかない。
(ちなみに、少し話は話が逸れますが「AさんとBさん、どちらとつきあおうか」という、パートナー選びに関する問いは、つきあう場合は「どっちともデートしてみれば」と答えますし、結婚を迷っている場合は「どちらもやめておけば」と答えます。その話題はまたいつか)
話を戻します。
選択することは、未来を知ることができない私たちにとって、いつだって「失敗する恐怖」とともに存在します。
私なんて、人一倍の怖がりですから、物事の決断に、尋常ではない、恐ろしいほどの時間がかかります。
しかし何度も言いますが、残念ながら、「こっちを選ぶと正解ですよ」と誰も言ってやれない。たとえあなたの信頼する人が「こっちがいいと思うよ」と助言したとて、最後は「自分の責任でどちらかを選ぶ」。
誰も、あなたの人生をあなたの代わりには生きられませんから。
だから、
これに尽きると、私は思います。
選んだパートナー、選んだ会社、選んだ場所やモノ。
『選んだからには、選んだ〇〇の、正解さがしをしよう』と決める。
この人のいいところ、ステキなところ。
この会社のおもしろいところ、この仕事のユニークなところ。
逆に、その人や会社や場所の、短所や欠点、デメリットだけを見ている限り、「正解」は永遠に得られません。
嫌いになった人・モノ・環境は、デメリットや短所だけが見えやすいかもしれませんが、それではバランス感覚が悪い。公平性を欠くというものです。
デメリットを見るのと同じ程度には、自分が得ている恩恵やメリットをカウントする。
そもそも、あなたの世界の見え方は、あなただけのモノ。誰かにとっては「すばらしい」と思える人やモノ・環境が、あなたにとっては「最悪」だったりするのがこの世界です。
これが厳しくも、優しい現実です。
……などと、格好いいことを言ってみました。
私は、エラそうなことを書きながら、自分がそうできているわけでは決してありません(笑) 「そうなりたいなー」と思って毎日を生きています。
そして、そんなこと言ったって、「じゃあ、間違えたときはどうするの?」
という疑問も湧いてきます。
そう、人間は間違えるイキモノです。
選択を間違えたら、どうしましょうか?
……と、長くなってしまったので、また続きは明日書きます。
よかったら、また明日お会いしましょう。
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