それでも恋は美しい。

個人的な話で恐縮なのですが。

先日彼に、他の女性から告白されたことを報告されたんですよねえ。

私よりもっと大人の、歳上の女性に想いを打ち明けられたのだそうで。

心の狭い私は、なんで私に報告すんだよ（おみやげ持ってくるねこさんみたいでカワイイけど）とその時はなんだか複雑な気持ちになったりしていたのですが、

時間が経ち落ち着いてきた頃に、あれ？普通に流してたけどよく考えたらめちゃくちゃ素敵な話じゃんか… と考えが変わり、時間差で自分の中の胸きゅん＆感動ムーブメントが巻き起こってしまいました。

伝えたい想いを伝えるって、なんて尊いことなんだろうって、改めて感じたのです。

（↓これは好きすぎて一生聴いてる大好きな恋の歌。ここからはよかったら一緒に聴きながらお付き合いくださいな💐）

やっぱり私たちって、大人になるほどに、年齢や立場や、相手の将来のことを考えたり、「もう傷つきたくない」とか「今さら恋なんて」とかって思いが強くなったりして、恋をすることに臆病になっていくと思うの。

人を好きになることに弱気になったり、恋をすることが果てしなくめんどくさいことのように感じたり、好きという気持ちに自分でブレーキをかけちゃったり、でも上手くブレーキがかけられなくて戸惑ったり。

たぶん大人になればなるほど、自分の心に芽生えた恋心を認めるってことが、すごくすごく、大変なことになっていくよね。

察するに男性側はきっと、大人になるほどに責任というか、「相手を幸せにしてあげなきゃ」とか「自分が相手を（経済的に）支えてあげなきゃ」というプレッシャーが大きくなると思うのだけど、

女性は大人になるほどに「相手の迷惑になりたくない」という思いが大きくなっていくのだと思う。

恋に年齢なんて関係ないって心では思うけど、相手が自分よりずっと歳下だったりすると余計に、自分の恋心が迷惑になっちゃうんじゃないかってこわくなる。

「女性は」というよりも私は、自分の気持ちが相手の迷惑とか負担になってしまうことがすごく怖かったし、そのことで自分が傷つくことが何よりも怖かった。

そして、恋をするということは、自分のコンプレックスや劣等感など一番見たくないような部分と真正面から向き合うということになるし、時々恋をしている自分の姿に耐えられなくなりそうになったりもするのよね。

恋してる自分がなんだかとても醜いものに思えてきたりして。

あー痛い痛い。。

告白の話に戻ります。

なんか、そんな葛藤が多かれ少なかれ絶対あった中で、そこを越えて〝 それでもこの気持ちを伝えたい。伝えなきゃ。よし、伝えよう 〟って勇気出して、

祈るように気持ちを伝えたのかなって勝手に想像すると、共感が嫉妬を完全に上回って、胸きゅんでいっぱいになって、私この話で一生泣けるなーって思う。

自分もある程度大人になってきてわかったのだけど、大人の女性が恋心を伝えるってほんとに凄いことだし、

それを受け止めた彼も、やっぱりほんとにイイ男だなあって改めて思って、素敵な関係性を築いていたのであろう二人に、心からの大きな拍手を贈りたくなった。

想いを伝えるって、ああ、なんて尊いんだろう。なんて美しいんだろう。

悩み、葛藤、コンプレックス、愛しさ、恋しさ、不安、二人で作り上げてきた関係性、思い出たち。

言葉、体温、表情、二人で重ねた甘くて温かい記憶たち。

色んなものをその手に握りしめて、怖さをこえて、自分の想いを相手に伝えたいと願うその気持ちのなんと美しいことか。

こんなこと考えてたら、やっぱり恋愛のゴールは相手との相思相愛（だけ）ではないのだなってすごくすごく感じたのです。

愛されるとか大切にされるとか、他人との間の恋愛成就なんてのは本当におまけのおまけみたいなものでしかなくて、

恋愛のほんとのメインイベントは、相手に出逢って恋をしたという奇跡そのものをめいいっぱい味わうこと。

相手という存在を通してでしか知ることの出来なかった、自分でさえ知らなかった自分自身を見つけていく奇跡を味わうこと。

人生の中でそんな体験ができたってだけで、ほんとにほんとに素晴らしくすごいことだから。

一番悲しくてカッコ悪いことは恋が実らないことではなく、自分の素直な気持ちを かっこつけて見て見ぬふりしたり「本気で人を好きになるなんてダサい」ってそっぽ向いたりしちゃうこと。

本気の恋って、かっこいいよ。

それって自分の心に真っ直ぐでないと、できないことだから。

今恋をしている人も、これから運命の誰かと出逢う人も、傷心中の人も、恋は来世で…という人も、私はすべての人の魂のなかに眠る恋心を讃えたい。

最後に、私の人生を変えたと言っても過言ではない、勝手にメンターと思い慕っている女性の残してくれた言葉を紹介して終わりにしたいと思います。（前にもシェアしたことあるので知ってる人いるかも）

経験も年齢も立場も
　経済力も外見も関係なく、

恋する勇気を
　忘れないでほしい。

愛されることを
　怖がらないでほしい。

あなたが自分の弱さを握りしめて
恋したいと願った時、

地球の裏っかわで、
　　誰かがあなたを　探し始める。　

もう何年も前に書かれたものだけど、今でも諳んじられるくらい、胸に刻んでる言葉。

これからどれだけ大人になっていっても、いつまでも恋の歌や恋の話に共感して涙することのできるカワイイ私でありたいな。

今日はなんだか、そんな心境になったすなおさんなのでありました。

本日もご清聴誠にありがとうございました！

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