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『糖尿病は自分で治す!』の感想

『糖尿病は自分で治す!』/福田 正博
 
この本を読むと、糖尿病についての基本的なことが学べる。
 
私の率直な感想は、「糖尿病は全く甘くないわ」というものだった。
(特に合併症。 ヒドすぎる)
 
『糖尿病は初期対応が大事』とはよくいわれますが、その『初期対応』
の項目に、普段の何気ない生活習慣や情報、知識の有無、食生活の内容
などが含まれていることを、もっともっと一般の方(健康な方?)も
自覚した方がいいです。
 
なぜって、無自覚なまま不摂生な生活を続けると、
 
(1)肉食や加工食品、ファストフードの影響で血管がボロボロに硬化
 してしまう。
(2)それに加えて、加齢によりすい臓のインスリン生産能力が低下する。
(3)高齢化にともない、肥満率が増加、インスリンが慢性的に効きにく
 くなる。
(4)高齢化にともない、筋肉量が減る。(ますます太りやすくなる)
 
という負の連鎖が起こって、知らない間に取り返しがつかないところまで
体の状態を悪化させてしまうからです。(数十年かけて、だ)
 
そうなった後で「糖尿病ですね」と医師からいわれても、もうすでに
血管は動脈硬化が進んでボロボロになっており、糖尿病が分かった時点で
即、合併症のリスクを背負うこともあるのです。
(そういうケースは、結構よくあるようです。 怖い…)
 
糖尿病において本当に恐ろしいのは、動脈硬化による合わせ技からの
合併症なんですね。(ーωー;
 
目を失明したり、足を切断したり、透析が必要な身になったりと、
リスクがハンパありません。
 
 
糖尿病はやはり、死にとても近い、かなり危険な病気なのです。
 
もっと皆さんそこらへんを自覚して、糖尿病にまつわることを
いろいろと学んでいただきたいと、私は思っています。
 
特に、日常食べてるものの糖質の総量と運動量の比率。 糖質を
取りすぎていると、単純に人体は余った血糖の持って行き所を
失って詰みます。(あるいは脂肪細胞に押し付けたりするけど、
先延ばしにしてるだけです。 余計に事態は悪化していくという…)
 
 
ーーーとまあこのように、糖尿病にまつわる現実は全く甘くありません。
この本を読むと、そこらへんが数字でよく分かります。(データって
大切なんですね…)
 
大事に至る前に、学ぶべきことは学んでおきましょう。
 
ーーーーーー
追記:糖尿病になって、人体について学ぶべきことって本当に多いなと
 思うようになりました。(ーωー;
 
 そのうち、サポートAIが教えてくれるようになるんでしょうか。
(そういうの、あったらいいね…。 本当に)

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