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アキの詩集

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#情景詩

言葉の花束ーアキのー詩集No.160

言葉の花束ーアキのー詩集No.160



1.「隠された愛」
厳しさの中の
愛に気付きたい

素っ気なくても
不器用な優しさが
にじみ出ている

そんな
隠された愛に
気付きたい

表面的な優しさばかりが
愛じゃない

むしろ
動機が保身の
薄っぺらい
偽りの愛もある

隠された愛の中の
深い愛に気付けたら

私はきっと
よりいっそう
色んな人を
深く愛せるようになるのかしら

2.「大人になったときの一番の喜び」
紡がれた言の葉の

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言葉の花束ーアキの詩集No.159

言葉の花束ーアキの詩集No.159


1.「眠れぬ夜は」
眠れぬ夜は
静かに目を閉じて

蛙の歌に耳を澄ませて
眠れるのを待つの

蛙の歌声は
眠れぬ夜の心細さを
かき消してくれる

うっとりと
聞き入りながら眠るなんて
最高だわ

2.「素敵な言葉はいらないの」
できることより
できないことに
目が向いて

できない自分を
ひたすら卑下して
落ち込んでいた
昔の私

今は
いくぶんか
自分の中にあるものと向き合い

出来ることを

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言葉の花束ーアキの詩集No.157

言葉の花束ーアキの詩集No.157


1.「バードリスニング」
早朝出勤にて

聴こえてくるよ
鳥達のさえずりが

鳩や

カラス

までは
分かるけれど

よく耳を澄ませば
また違った鳥のさえずりが
混じって聴こえてくる

何の鳥かな?
想像してみるのも楽しい

鳥達のさえずりを
楽しみながらの通勤も
悪くないね

2.「自分だからこそ気付かない自分の変化」
自分のことは
自分が一番
分かっているはずなのに

ある人から
ちょっ

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言葉の花束ーアキの詩集No.155

言葉の花束ーアキの詩集No.155


1.「近頃汗ばむ陽気になって」
近頃
汗ばむ陽気になって

半袖が
丁度よいと感じる

夜になると
幾分か熱さが和らぎ

夜風に当たって
ぼんやりと過ごすのが
とても心地よい

夜闇の中から
虫や蛙の声が聞こえてくる

その音を
子守唄にして

今夜は
眠りたい

2.「賢い人である前に」
気の利く
賢い人でありたい

でも
その前に

人の痛みや
弱みを理解出来る

温かで
柔らかな心を持った

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言葉の花束ーアキの詩集No.154

言葉の花束ーアキの詩集No.154


1.「風を切る」
空調の
風じゃなくて

自然の風を
感じたくて

車の窓を
開けてみたんだ

すると
ふわっとした
風が私を包んでね

風の中
車を走らせると

凄く
爽快だったんだ

あぁ
風を切るって
良いなぁ

忙しなさや
鬱蒼とした気分が
全て吹き飛ぶね

生きている
感じがするよ

気持ちを
軽くしたい時は

また
風を切りに
いきたいね

2.「親切はボランティア」
誰かに
親切に

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言葉の花束ーアキの詩集No.153

言葉の花束ーアキの詩集No.153


1.「雑談」
他愛のない
あなたとの雑談は

あなたを
知り

あなたとの
距離を縮めるための

大切な
時間

少しずつ
知っていきたいな

出来れば
私のことも

少しずつ
知って欲しいな

なんて
欲張りかしら?

2.「もっと強く生きたい」
あのとき
自分の気持ちを
はっきり言えていたら

ブレずに
自分の考えに
自信を持って

もっと
堂々と振る舞えていたら

そんな振り返りを
繰り返

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言葉の花束ーアキの詩集No.152

言葉の花束ーアキの詩集No.152


1.「花見通勤」
通勤中に
電車の窓から
垣間見えるの

川辺の
桜並木

少しずつ
咲いてきたね

満開になるのは
いつかな?

なんて
ぼんやり考えながら
花見をする

通勤中の
ちょっとした贅沢

お花見通勤
なかなか良いね

早朝の眠気は
辛いけど

窓からの景色を
楽しめるのは

電車通勤の
醍醐味だね

2.「チャレンジすることを諦めないで」
失敗は
怖い

予想外の
トラブルなんて

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言葉の花束ーアキの詩集No.150

言葉の花束ーアキの詩集No.150


1.「お彼岸」
お彼岸は
亡くなった方々に
会いに行く日でもあり

亡くなった方々を
思い出し

日頃
見守って下さることを
感謝する日でもある

そちらでは
どうですか?

私は
元気でやっています

だから
心配要りませんよ

ご先祖様
おじいちゃん
おばあちゃんは

きっと
私たち家族が
元気で和やかに過ごしてくれることを
望んでいるだろうね

ならば
なおのこと

一日一日を
大切に生き

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言葉の花束ーアキの詩集No.144

言葉の花束ーアキの詩集No.144


1.「美しさを感じる心」
電車に揺られて

ぼんやりと
迫り来る吹雪を
眺める私

天から
舞い落ちる
雪の花びらの様を

私以外
誰も眺める者はない

みんな
スマホ画面と
にらめっこ

スマホしか
心を慰める物がなく

スマホの外の
美しき様に気付きもしないのは

何て
もったいないのだろうか

美しさを
感じる心を
忘れてはならないよ

それこそが
人らしさというものだから

2.「大人に

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言葉の花束ーアキのー詩集No.140

言葉の花束ーアキのー詩集No.140


1.「寒椿」
冬という
モノクロの世界の中

紅一点の
寒椿に

心が
奪われる

冬の
冷たさに負けず

むしろ
バネにして

艶やかな
赤を彩る

たくましく
生きる様が
美しい

芯の強い
女の生き様のようだ

2.「眠気の悩み」
眠い時に
寝られたら
どんなに気持ちが良いか

だが
眠い時は

大抵
仕事のある日の
朝なんだ

眠気と戦いながら
出勤は
ある意味
苦行だ

そして

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言葉の花束ーアキの詩集No.139

言葉の花束ーアキの詩集No.139


1.「正月の過ごし方」
正月の朝から

一気に

3つなんて

やっちまったよ
腹が苦しいよ

えい!
それなら!

動画の
有酸素運動で

餅のカロリーを
消費だ!

なんて
朝から
運動して汗をかくなんて

何て
健康的な
正月なんだ!

あぁ
いい汗かいたぜ!

寝正月で
過ごすよりも

快適な
正月の過ごし方だ!

健康志向なら
まず
食べる餅の量を
加減しような

2.「竜のごとく」

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言葉の花束ーアキの詩集No.138

言葉の花束ーアキの詩集No.138


1.「飛行機雲に乗って」あの
飛行機雲に乗って

どこまでも
遠く

空の彼方まで
行けたら
爽快だろうなぁ

未知の世界を
旅したら

この鬱蒼とした
気分も
晴れるだろうか

せめて
私の想いだけでも

連れていって
おくれよ

飛行機雲

2.「苦しくて仕方ない時」苦しくて
仕方ない時

あなたは
どうしていますか?

私は
耐えて

淡々と
過ごしています

中には
明るく振る舞い

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言葉の花束ーアキの詩集No.137

言葉の花束ーアキの詩集No.137


1.「私にとってのクリスマス」小さい頃

クリスマスには
ツリーを飾り

大きな
ホールのケーキを買って

家族で
お祝いして過ごしたけれど

いつの間にか
ツリーを飾らなくなり

ケーキやチキンは
食べるけれど

そこまで
盛大にお祝いすることも
なくなってしまった

プレゼントを
誰かにあげたり
もらったりすることもなくなって

ちょっと
寂しい気もするけれど

いつも通り
大切な誰かと

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言葉の花束ーアキの詩集No.136

言葉の花束ーアキの詩集No.136


1.「あなたの心」あなたには

この空は
何色に見えているだろうか?

青空だとしても

私の見えている
青ではないのかもしれない

この世界は
実はセピア色で

そこに
あなたの心が
色を付けていると思うんだ

だから
この世界を美しく
感じているなら

同じくらい
あなたの心も
美しいのだろうね

2.「良い人という条件なんていらない」今まで
いい人になろうと
努力してきた

その志は
立派

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