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言葉の花束ーアキの詩集No.139


1.「正月の過ごし方」


正月の朝から

一気に

3つなんて

やっちまったよ
腹が苦しいよ

えい!
それなら!

動画の
有酸素運動で

餅のカロリーを
消費だ!

なんて
朝から
運動して汗をかくなんて

何て
健康的な
正月なんだ!

あぁ
いい汗かいたぜ!

寝正月で
過ごすよりも

快適な
正月の過ごし方だ!

健康志向なら
まず
食べる餅の量を
加減しような


2.「竜のごとく」


元旦

晴れやかな空の下

目には見えなくても
竜が通っているのだろうか

風の勢いが
どことなく強い

竜は
人の願いを
叶えてくれるとか

でも私は
自分の願いは
自分で叶えたい

竜のごとく
邁進し

自分の望む
未来を
築き上げていきたい

なんて
強がりだろうか

その気持ちが
軸にあれば

自然と
そうなっていくだろう

そう信じて
竜のごとく
突き進んでいきたい


3.「初詣と言ったら」


お正月の
初詣と言ったら

子どもの頃と
変わらず

チョコバナナが
浮かぶ

初詣の
屋台で売っている
チョコバナナが

たまらなく
美味しいのだ

大人になった今も
チョコバナナ愛が
消えることはない

相変わらず
味覚がベイビーだと

我ながら
呆れるけれど

好きなんだから
仕方ない

ほら
神社に来た途端に
チョコバナナの口になっている

花より
団子ならぬ

初詣より
チョコバナナな大人も
いて良いかしらね


4.「恥ずべきこと」


本当に
大事なのは

恥ずべきことを
しないこと

よりも

恥ずべきことを
したときに

きちんと
受け止め
内省し

その経験を
糧に出来るかだ


5.「幸せの数」


冬の風の
冷たさと

お日様の
温かさが

心地よい

雨上がりの
晴れ間の
眩しさが

美しい

澄み渡る
青空を

ゆったりと
旅する
白雲を眺めるのが

何となく
落ち着く

明けまして
おめでとうと

言葉と笑顔を
交わす人がいる

安心感

ほら

好きなものや
幸せを感じることを
一つ一つ挙げるだけで

こんなにも
心が満たされる


6.「当事者」


敵も
作らず

味方も
作らず

加害
被害で
関わらず

当事者として

一つ一つの
意味を問い
意味を知って

生きていきたい


7.「大嫌いだけど大好き」


すぐ
人と比べて

人より
劣っているのではと

不安になっては
無い物ねだりして

相手に嫉妬し
自分を卑下する

そんな
醜い自分を知っているから

自分が
大嫌だった

でもね

そんな
大嫌いな自分と

やっと
向き合って

醜い自分を
抱きしめたら

大嫌いは
相変わらずでも

そんな自分も
愛おしいなと

思えるように
なったんだよ

大嫌いだけど
大好きだよ


8.「時折で良いです」


ふと
月を見たくなって
夜空を見て

ほっと
心を和ませる

そのように

時折
私を思い出して

思い出に触れて
くすりと
微笑んでくれるだけで

私は
幸せです


9.「現実を生きて楽しむこと」

最近の
漫画やアニメ
ドラマもそうだけど

周りが
完全悪で

そいつらに
とことん苦しめられ

自分が
かわいそうな悲劇の主人公でないと
いけないのか?

転生ものや
こねくり回した設定が
ウケている世の中

そんな
非日常を展開しなければ
誰も楽しめないのだろうか?

その不自然さが
本当に気持ちが悪い

いくら現実逃避をしても
私たちが生きているのは
この現実

日常の中の
ささやかな幸せを見つけ
楽しむスキルが
今こそ必要な気がする

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