- 運営しているクリエイター
2021年12月の記事一覧
2021年に読んだ本、個人的ベスト10
年末なので、備忘録的に。紹介は50音順です。
音楽が未来を連れてくる / 榎本幹朗一世紀に渡る物語であり、壮大なリファレンス。おいしい言葉がわんさか出てくる。特に「サービスを創る才能が、コンテンツ産業を救うことになる(ジム・グリフィン)」はよかった。この書評もおすすめ。
関連して、『クラシックレコードの百年史 記念碑的名盤100+迷盤20』も読んだ。これも実におもしろかった。それはこんな書き出
『21年ベスト:小説編』
私的ベストの書籍(小説)編です。
今年は例年にも増して積読だらけで読書生活的には満足いく一年では無かったけど10作(+おまけ)だけ選びました。
10位 トマス・ピンチョン 『ブリーディング・エッジ』 佐藤良明訳 (新潮社)
ピンチョンの描く現代と地続きの9.11前後を読めたことにまずは感動。
ピンチョン流のポップなギャグと暗いユーモアを散りばめつつITに侵食されていく世界(主人公達)が善も
「評論」に必要なのは「批判」ではなく「比較」である(シリーズ「50歳から評論家になる方法」-7)
水道橋博士のメルマ旬報に寄稿している小説「ラスト・シングル~もしあの音楽家が最後にもう1枚、シングルを出していたら」の最新回=「シンディ&ザ・ロックス『ベイビー、ずっと抱きしめて』」の中に、こういうフレーズがあります。
「こういうフレーズがあります」というか、私が「こういうフレーズを書いた」のですが、言いたかったことは、音楽だけでなく、カルチャー評論全体に、こういう環境が常態化しているということ
ファンが無意識にマトリックス・レザレクションズを嫌ってしまう最大の理由
多くの人が「なぜ 気づかない」状態になっている本作の「弱点」について語ります。
▼正直度100%で語ります:2021年夏に突如告知され、12月に公開された『レザレクションズ』は、直前までの盛り上がりとは裏腹に賛否両論、というか微妙に否定派の意見が多そうな作品です。
観客それぞれが自分の価値基準を持っています。そして、どんな映画にも良い点と悪い点はあるもので、本作も例外ではありません。よって不満
『マトリックス レザレクションズ』と、人間には自由意思があるか
※内容に触れていますので、未見の方はご注意ください
『マトリックス』の何が新しかったか2021年にあらためて『マトリックス』(1999)を振り返った時、何がそれほどに新しかったのでしょうか。当時私は、誰も見たことのなかったバレットタイム撮影や驚異のCG映像といったビジュアル、あるいは「この世界は脳につながれたケーブルを通して、コンピューターが見せている夢だ」というストーリーの斬新さが重要だと考え
コミュ苦手に向けたVRChat最序盤攻略
これはVRCを始める前の自分に読んでもらうつもりで書きます。
プレイする前提はこうです。
①ボイスチャットができること
②最低限の挨拶と会話ができること
③プロフ欄に一言でいいからなにか書いておくこと
④初日からフレンドが出来て遊べると期待しないこと
⑤Twitterアカウントを持っておくこと
①は「いきなりボイチャはちょっと・・・」と思うかもしれませんが、意志の伝達において声に勝るものはあり
バーチャルマーケット2021に行ってきましたー ~メタバースの大展示会~
こんにちは、ひら吉です。
メタバースの大展示会「バーチャルマーケット2021」に参加しました2021/12/4(土)10:00~12/19(日)23:00まで、メタバースの大展示会である「バーチャルマーケット2021」が開催中です。
今回で7回目…?なんですかね。年々規模が大きくなっていて、メタバースという言葉がやっとニュースに載って広まってきました。
見ての通り名だたる大企業が協賛したイベ
VRでライブを代替できると思った部分と課題と思った部分
こんにちは、ひら吉です。
12/11-12は(私が意図せず急遽その存在を知って)VRライブを充実した一日でした。
いろいろと「すげーと感じた点」と合わせて「ここは改善点かも」など思った点をツラツラと語りたいと思います。
※あくまで個人の感想です。
工夫すれば観客はライブ感を得られる今回、いろいろとライブに参加して、めっちゃ楽しいライブ感を感じられたケースと、いまいちという2つのパターンがあ