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『23年ベスト:ビデオゲーム編』

遅ればせながら私的GOTY2023です。 【Best Action Game】 アーマード・コアVI ファイアーズオブルビコン ロボットゲームに興味のない自分をここまで虜にするの恐るべし。 導入パートのジャガーノートに苦戦しまくり挫折しかけたのも良い思い出。(バルテウスは何故かあっさり勝てました) 【Best Indie Game】 DREDGE 魅惑の釣りゲーにしてクトゥルフ系ゲーム。 最新DLC(氷のステージ)もやりたい。 【Best Remake】 バイオハ

    • 23年ベスト:音楽編

      2023年の私的ベスト音楽編です。 【ベストアルバム】 今年も例年同様30枚(+レイアウト上の都合もあって次点で1枚)ピックアップしました。 今回は1作ごとにコメント書く余力が無くて大変すみません。(ランキングの最後に申し訳程度の緩いコメントだけしています。) 1.Lucy Railton 『Corner Dancer』(Modern Love) 2.Tirzah  『Trip9love​.​.​.​?​?​?』(Domino)  3.Kassem Mosse  

      • 『23年ベスト:小説編』

        今年読んでグッと来た10作。 なお、単純に今年自分が読み終わった小説から選んでおり、今年刊行された本に限ってません。 1. 乗代雄介 『それは誠』 乗代雄介の作品はここ数年毎度ベストに推してるので評価を厳しめにしようと思いつつ結局今回も著者の企みにやられて泣いてしまったので選出せざるを得ない。 「青春物&時刻表ミステリ」と聞いてて「そんなわけある?」と思って読んだら本当だった。 仮に物語が人工的だと言う理由で芥川賞を獲れないのだとしたら別にそんな賞要らないのではないか。

        • 『23年ベスト:映画編』未満の映画に関する雑記

          今年も全然映画館に行くことはできませんでした。 ただ自分の中では比較的近年公開された作品を多めに観た方だった気もします。 と言うわけで、2022年から23年に日本公開された作品限定で特に良かった10作とその他観た作品(思い出した範囲で)を以下にリスト化します。 (旧作等、一部を除く各作品に軽くコメントしてますが大したことは書いてません。) 1.トッド・フィールド 『TAR/ター』 ケイト・ブランシェットのキャリアハイ更新も、グラモフォンの気合いが感じられる音楽的に真

        『23年ベスト:ビデオゲーム編』

          2010年代小説ベスト(国内編)

          先日の2010年代ベスト小説の海外編(リンクはこちら)に続き、国内編になります。 2010年代に国内で新たに出版された小説を対象としていて、旧作は対象から除外しています。 今回も著しく偏ったラインナップですが色々な自分の「好き」を詰め込んだ小説リストです。 1位 舞城王太郎 『淵の王』 (新潮社) 著者は2000年代の代表作『ディスコ探偵水曜日』で行き着く所に行ってしまった感があるけど、本作は『ディスコ〜』を含む過去作品に比べ遥かにリーダビリティーが高い。 にもかか

          2010年代小説ベスト(国内編)

          2010年代小説ベスト(海外編)

          年々読書をしなくなっている自分に鞭打つ意味合いも込め、2010年代の私的小説ベスト(海外編)を選んでみました。 自分の読書量などたかが知れてるのでたまたま巡り合えた小説たちです。 2010年代に日本国内で新たに翻訳・出版された小説を対象としていて、旧作は勿論、新訳や復刊されたものは対象から除外しています。 1位 ロベルト・ボラーニョ 『2666』 /野谷文昭、内田兆史、久野量一(訳) (白水社) 全5部構成、それぞれ全くテイストが異なっていてその全てが超絶に面白い。(

          2010年代小説ベスト(海外編)

          『22年ベスト:ビデオゲーム編』

          誰からもニーズが無いのに自己満足のためだけにやります『2022年ベスト:ビデオゲーム編』! ※ゲームに興味の無い方には何の面白みもない記事になっております。 【Best Game Direction】Immortality 『インランド・エンパイア』×『メメント』って言っちゃうのはちょっと安易ですが、それをビデオゲームでしか出来ないエンタメ様式に落とし込んだ手腕は見事です。 前々作『Her Story』はより能動的にゲームに関わる(メモしたり推理する)必要があってこれ

          『22年ベスト:ビデオゲーム編』

          『22年ベスト:小説編』

          私的ベストの書籍(小説)編です。 今年は昨年以上に読書量が減り、もはや「ベストを10作選んでいいのか?」レベルではありますが、古典も含め、濃密な読書体験ができた1年でした。 なお、今年の前半はフョードル・ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟(上)(中)(下)』の読書にかなりの時間を費やしたのですが(殆ど半年かけて読了)、文学史上に残る傑作とも言える同作をどう評価すべきか自身の中で明確に定まっておらず、ランク付けするのもいまいちしっくりこなかったので選外となっています。

          『22年ベスト:小説編』

          『22年ベスト:映画編』ではない映画に関する雑記

          今年も映画を全く観てないのでベストは選べません。 せめて記憶の範囲で"今年観た映画(当然旧作ばかりです)"を備忘用兼ね一言コメントレベルで紹介します。 ※いろいろ忘れてそうなので思い出したら追記します。 バーバラ・ローデン 『WANDA』のっけから元も子もない話ですみませんが、映画館で観たのこれだけです…。 でも家で観たものとあわせて、もうぶっちぎりの一位ですね。(まぁ数を観てないので22年ベストという言い方はしないですが。そもそも1970年の映画が22年のベストという

          『22年ベスト:映画編』ではない映画に関する雑記

          22年ベスト:音楽編(ベストトラック/ベストソング)

          ベストトラック/ベストソングを20曲ほど。 順不同です。 ※ベストアルバムに選んだ作品の収録曲は含めてません。 Rachika Nayar feat. maria bc- Heaven Come Crashingモストビューティフルソングオブザイヤー。 Horsegirl - Anti-gloryブライテストホープによるベストソングオブザイヤー。 Momma - Motorbikeベストインディーギターソングオブザイヤー。 Axel Boman feat. Mil

          22年ベスト:音楽編(ベストトラック/ベストソング)

          22年ベスト:音楽編(ベストアルバム)

          2022年の私的ベストの音楽編(ベストアルバム)です。 今年も例年同様30枚ピックアップしました。 (30枚選定するにあたっては、超激戦、逆転に次ぐ逆転(オレの中では)で下記Tweetをしましたが、M-1ファンとサッカーサポーターを敵に回し、9イイね) なお、毎度のことながら自分は「22年を代表するアルバム」だとか「音楽史的に意義ある作品」だとか言う基準で選定しているわけでなく、単純に私個人が22年を生き抜くために必要だったアルバムを私的な感情に基づきランク付けしたもの

          22年ベスト:音楽編(ベストアルバム)

          最後の復讐のターゲットは誰なのか問題 - プロミシング・ヤング・ウーマン -

          エメラルド・フェネル『プロミシング・ヤング・ウーマン』を鑑賞しました。 ※以下ネタバレ満載のため、未見の方はブラウザを閉じていただければと思います。 この映画、世間で大絶賛なのは知ってたので自分の中でのハードルが観る前から爆上がりしてました。 よって「面白いのは当たり前」みたいな感じで臨んでしまったのですが、正直言うと「好みな点」と「そうでもなかった点」が自分の中では半々位あった印象です。 なので今回は双方について述べていきたいと思います。 【個人的に良かった点】

          最後の復讐のターゲットは誰なのか問題 - プロミシング・ヤング・ウーマン -

          21年ベスト:音楽編(ベストトラック/ベストソング)

          アルバムだけでやめるつもりだったけどベストトラック/ベストソングはアルバムとは別の直感的なセレクション、よりシンプルに言えば「今年良く聴いた曲(繰り返し聴きたい曲)」という異なった視点になり、結果的にアルバムとは別の傾向の音楽も選べそうだったのでやってみました。 単純に聴いて楽しんだ・聴いた回数が多い等の理由によるチョイスなので、もしかしたらアルバム以上に曲(のベスト)というのは1年間自分を支えてくれた「音」達だったのかもしれません。 カウントダウン形式にする程のものでな

          21年ベスト:音楽編(ベストトラック/ベストソング)

          『21年ベスト:映画編』ではない映画に関する雑記

          映画については年間ベストを選べる/語れるレベルにない。 という以前に映画館に行ってすらいない。(昔は一人でミニシアターでもシネコンでも時間あれば行ってたのに。) 外出が減ってる等理由は幾つかあるけれど、結局のところは「長時間映画館に座って2時間超の作品を鑑賞する忍耐力がなくなっている」という事に尽きる気がする。 自分は「映画は映画館で観ないといけない」とか「中断入れながら観るのは言語道断」とかは思わないし、個人が好きな視聴スタイルで良いと昔から思ってる派なのだけど、映画

          『21年ベスト:映画編』ではない映画に関する雑記

          『21年ベスト:小説編』

          私的ベストの書籍(小説)編です。 今年は例年にも増して積読だらけで読書生活的には満足いく一年では無かったけど10作(+おまけ)だけ選びました。 10位 トマス・ピンチョン 『ブリーディング・エッジ』 佐藤良明訳 (新潮社) ピンチョンの描く現代と地続きの9.11前後を読めたことにまずは感動。 ピンチョン流のポップなギャグと暗いユーモアを散りばめつつITに侵食されていく世界(主人公達)が善も悪も綯い交ぜになりながら開けたエンディングを迎える。 まだまだ続けられそうな物

          『21年ベスト:小説編』

          21年ベスト:音楽編(ベストアルバム)

          私的ベストの音楽編(ベストアルバム)です。 LP/CD/Cassetteいずれかのフィジカルで購入したものに限定して30枚チョイスしました。 ※()内はレーベル 30位 Innode - Syn (Editions Mego) 元々Radianの『Rec.Extern』がとても好きだったのでグループが分裂した時は残念だったけどこうしてInnodeとなって進化したアルバムを聴けるのは素直に嬉しい。 アルバムスタートの一音目からギアが入って徐々に盛り上がっていく感じ。

          21年ベスト:音楽編(ベストアルバム)