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雑記

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日々の中で思ったことなどを、ランダムに書き連ねます。
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本心

本心

自分の中にある素直な自分、素の自分を「本心」と定義する。

思えば自分を出したと想える瞬間がどのくらいあったのだろう。
泣いたり、笑ったり、怒ったりすることを、幼児のように手放しでできていたのは、もう随分と昔のように感じる。

長い時間、夫婦という形で生活を共にする相手がいると、その長い時間の中で自分というものが溶け出し、気付かないうちに相手に合わせる事に、力を注いでいた。

その結果、私は妻とい

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ヤマアラシ

ヤマアラシ

頭の中にヤマアラシがいる。手を出したいのに自分の棘の手に驚いて、手を出すことができない。

好きな人がいる。その好きな人は凄く怖い人だ。
私は恐る恐る近づいてみるが、私は体の棘をすっかり忘れているので、近づくとその人に棘が当たってしまう。

そもそも、なぜ私がヤマアラシになったかというと「目の前にいる人達を嫌いになれ。お前は傷つけられるのだから、その人達を十分嫌いになる事ができるはず」
と、好きな

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徒然なるまま 世界に

徒然なるまま 世界に

私はこのままでいいと、
この嘘つき茜のままでいいと、言ってくれた人がいた。

茜は、茜がわからない。
茜は、茜が嫌いだ。

茜の色が、朱色なのか、カーマインレッドなのか、ペールピンクなのか、わからない。

人によって、その持つ色を変えて来た茜は
自分というものが、ずっと昔に溶けて流れ出していた。

それ以来、ずっと茜固有の色がわからない。

固有の色がわからないから、「自分をすきになれ」と言われて

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徒然なるままに

徒然なるままに

毎日が明るく輝く未來。そんなのは嘘だよね。
みんな仲良く そんなの嘘だよね。

半径1メートルだって抱きしめるのに、精一杯なのに。
沢山の幸せなんていらない。

@@

あの人の近くにいきたい。

一体、あの人には何人ぐらい女の人がいるのだろう。嫉妬をしていないなんて、嘘だ。昨日も質問にかこつけて、何人ぐらいの人が周りにいるのか、聞きたくなった。

私は、その女の人の中でどこにいるのだろう。

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ハイヒール

ハイヒール

カッ!カッ!カッ!母のハイヒールが背中を押してくる。

田舎のバス停。

幼い茜の後から、赤い口紅、香水の香をさせて、母が急いで駆け出してくるのだが、足元のハイヒールの為、駆け足のような歩いているような速度だ。

お母さん。。早く。。バス行っちゃうよ。

あっ。やっと間に合ったね。お母さん。よかったね。

席空いてる、お母さん座る?
いいの?ありがとう茜。

お母さんがバスの席に座る。
お母さんは

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鵺

毎夜の闇に鳴く鵺のように

鳴き出す心を

食べて貰えるならば

私は喜んで、それを貴方に差し出す

朝の陽に透かされ

日常という時計が動き出してしまうなら

私は闇に身を沈めたままでいい

体、腕、心臓

すべてを逆に曲げ

貴方の闇に溶けて同化したいと

願う物体

それがいまの私だ

半径3メートルを抱きしめたい

半径3メートルを抱きしめたい

暖かい春の日。

もう人生の折り返し地点をとっくに過ぎて、新しく出会う人も、新しい出来事も20代の頃のように出会う事も少なくなった。
それでも好奇心だけはあるので、家から出て街を歩いてみたりする。

そして、1日の終わり。
ふと、頭によぎる言葉は。

半径3メートルの人を抱きしめて暮らしていきたい。

と、言うことだ。

なぜ、3メートルかと言うと、ちょっとだけ身長より長くて、沢山の物、事、人が入

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朝の街で、待て?

朝の街で、待て?

朝の池袋西口。
エスカレーターを上がったところに、その子はいきなり現れた。

茶色のフサフサ体、フワフワの尻尾、ゴールデンレトリバーの女の子?
お座りして、誰かを待っているの?

リードはついているだけど、どこかに縛ってある訳でもなく、その子は静かにお座りしている。

貴女、どこから来たの?
お母さんか、お父さんはいないの?
こんな所にいると、悪い人が来て連れて行かれてしまうよ。
せめて、どっかに

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他者とは。誰?

他者とは。誰?

私以外の人
私の家族、親友以外の他人

隣りのクラスのあの子
厳しく校則を取り締まる生徒会

通勤電車で会う隣りに座っておじさん
ファミマの店員さんたち
スクランブル交差点を渡る人の群れ

優しく駆け寄る市役所の職員
隣りの将軍様のいる国の人

遠い地で、ウクライナを攻撃しているロシア兵
そして、プーチンさん

こうして考えると、周りはみんな他者だらけだ。

日本は島国だから、
原則、同じ国、同じ

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歩く時は足元を見つめて、歩いている

歩く時は足元を見つめて、歩いている

歩く時は前をみて、明るい方に顔を上げて歩くんだよ。

地面ばかり見ていると、ネガティブな気持ちになってしまうからね。

と、茜の主治医の言葉。
でも、茜はその言葉を素直にうなづく事ができない。

ネガティブな気持ちは、いつも悪者ように言われるが、明るいポジティブな状態が少ない茜には、ネガティブな心根の方がお友達だ。

太陽の光より、月光の青白い光の方が好きだし、真っ赤な薔薇の花より毒だみ草の白い花

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HSP.  大きな風船になる

HSP. 大きな風船になる

茜は親友とおしゃべりを続けていると、
凄く楽しいのだけど、
ちょっと困ったことなる。

頭の中がバンバンになって、やがて、
これ以上何も入りません。。。。。って、なる瞬間がやってくる。

頭の中が、大きな風船でいっぱいになってしまうのだ。

もうそうなると、体も頭もぐったりで帰りのバスに乗る事になる。

@@@@@@

いつごろからこんな感じなんだろう。

親友が職場の愚痴や将来設計などを語りだし

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強い人より優しい人に、なりたい

強い人より優しい人に、なりたい

今日、何年かぶりに渋谷に行った。
私の中の渋谷は、まだ銀座線が外を走っていたが、とんでもなかった。

駅は怪獣のお腹(見たことないけど。。)みたいに、人を飲み込み吐き出してくる。
スクランブル交差点は、もう信号が変わるたび、四方八方から人が溢れででくる。

そんな、カオスの中でなにを思ったか。。

強い人より、優しい人になりたい
なにも、こんなカオスの真ん中で浮かばなくてもいいフレーズか頭の中にリ

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3.5%の社会の中で、バタ足しょう

3.5%の社会の中で、バタ足しょう

今日、少し興味味深い集まりに参加した。
「哲学カフェ」。

一度も哲学カフェなるものを、体験したことがない方は是非とも、ググってみて欲しい。

ある街の片隅で、
社会的な荷物をしばし置いて、自分の考えを批判もされず、他人の考えを批判もせずに安全に、なんとなく普段に考える事がちょっと恥ずかしいような普遍的なテーマに対して真剣に対話ができる場が「哲学カフェ」だと思っている

@@@@@

さて、今回の

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ホイップ増量、ホワイトモカタイム

ホイップ増量、ホワイトモカタイム

なんにもない午後、わざわざ駅前に行ってスタバで小一時間程、ちょっと優雅なティータイムをするのが好きだ。

家の家事からも解放され、
なんやかんやのウチの事も忘れて、
真っ白なクリームを口に含む時、
頭の中の筋肉が、クリームと一緒に溶けていく。

そういえば、長らく会っていない友達のお祝いをしょうと思って、随分と時間が経ってしまった。
連絡しないと。

季節は、冬から春に変わる時間。
空は、まだ冬を

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