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ソシオニクス タイピング用質問
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あなたにとって「働く」とは何だと思いますか?
自分の能力を社会のために使うこと。この世の、人類それぞれの人生の価値を高めるために私は働いている。
なぜ人は働かなければいけないのでしょう?
生活を維持するために働く人が殆どだろうが、では生活を維持できる最低限のお金が国から貰えるとしたら人は何のために働くのだろうか。
人は社会的な動物である。コミュニティのなかでの自分の役割を果たすこと
20240410 愛は頼りない
職場の人と酒を飲み交わし、友達と楽しく話し、また恋人と和解をした。私の意思とは殆ど無関係に安寧が訪れたため少し困惑している。
他者の愛で幸せになることが怖い。言葉によって、不安や憂鬱はいとも簡単に解消されて私は幸せな子犬のように春の匂いを嗅ぐ。捕まえておける幸せではないのに全身全霊で信じてしまう。阿呆だ。一方でなけなしの脳みそは悪い未来を見せてくる。裏切られたら失ってしまうギャンブルみたいな幸せ
20240331 排泄 駄文
よし、やるか。
調子がいい時というのは一瞬で、またすぐに憂鬱になる。コミュニケーション能力のほとんどは気分に左右される。気分がいい時は周りの人間たちが私を嫌っていようとなかろうと私には存在する権利がある、と考えられるが気分が悪い時は存在していることの後ろめたさを全身で感じて舌が痺れるように動かないし手足は鉛のように重たく頭には大鋸屑が詰まっている。完全に阿呆だ。他者が敵に見えたとき、攻撃に出る者と
20240316 気分がいい
気分がいい。気分がいいのでカネコアヤノを聞いている。地面が見えたのはいつぶりだろうか、冬中に積もった雪が川になって流れていく。太陽の光を集めて反射するから春は眩しい。目を細めるとまぶたに太陽を感じる。眠たくなる。子供が駆けていき泥が跳ねる。
仕事の休憩中にカフェでバナナケーキを食べた。
書き物をするには満たされていたらいけないというのは本当にそうかもしれない。特に私の日記なんてのは恨み辛みの排泄
20240307 おれはひとりの
彼氏のモーニングコールにより無理矢理夢から引き剥がされたのにも関わらず、今日は久々に気分が良い。心臓を握りつぶす焦燥も腑を掻き乱す不安も感じない。窓の外の薄青い空に寂しさを見出すこともない。安息に身を委ねて無駄に広いベッドの上で大の字になる。呼吸がしやすい。
電話越しの彼氏はご機嫌で私の知らない昭和歌謡を歌っている。彼は読む本も見る映画も聞く歌も古いものばかりで、喋っていると時折彼がいつの時代に生
20240304 風邪
12連勤を終えたら風邪をひいた。この国にいると月一で風邪をひく。体がだるく咳が止まらない。仕事の帰りに薬局へ行き咳止めの薬を貰ってきた。ティースプーンにとろりとした琥珀色の液体を出し舐める。蜂蜜に似た味がする。
最近、スーパーでマッシュルームが安く売っているため、ここのところは毎食マッシュルームを使った料理を食べている。マッシュルームは子供の拳ほどの大きさで包丁を入れると消しゴムを切っているよう
20240301 おつかれ
12連勤を終えた。取り敢えずやり終えたぞ。皆んなの感情が共鳴するような場が苦手だ。いつだって波に乗れない。飲み会があった。うまい飯と酒をタダで飲めたのはいいが別に面白くはない。先輩に肩を抱き寄せられたのが嫌だった。大抵後になってから「嫌かも…???」と思う。疲れた。風邪気味なのか喉やら気管やらがざらざらしている。
酔った帰り道、氷点下が頬の熱を冷ましてくれる。街灯の下でちらちらと舞う雪が美しい。荒
20240223 頭
「ストイックな性格がよく見て取れますが、それが過度な緊張にも繋がっているようです。」と書かれた手紙を思い出す。小学生の頃に習い事の先生から貰ったものだ。まさにその通りで自分に対するプレッシャーに押しつぶされそうになりながら生きている。大して性能も良くない癖に頭で全てを把握していなければ気が済まない。頭ではわかっていてもできない、そういう言い訳ばかり。言い飽きた。側から見たらわかっていないからできな
もっとみる20240220 橙
友達が別の友達と遊ぶために駆けていく後ろ姿をずっと覚えている。幼稚園の頃の記憶だ。気恥ずかしさと惨めさを覚えながらも別に一人でも楽しいしなと自分を納得させていた。そのうちに遊びに没頭して惨めな気持ちは忘れた。1人で遊ぶ方がみんなと遊ぶよりよっぽど孤独を感じない。思い通りに動いてくれない他者に腹を立てることもなければ感情や思考に干渉されることもない。恥をかかされることもない。その頃から私は頭の中に逃
もっとみる20240214 短いお話
観覧車なんて乗ったのはいつぶりだろうか。恋人は楽しそうに、しかし慎重に窓枠に手をかけて徐々に小さくなっていく世界を見下ろしている。驚かしてやろうと肩を揺さぶれば「やめてよ!」と焦った顔で叫び、照れ臭そうに笑った。私も楽しくて笑った。
「家、見えるかな」と彼女は呟いた。
「帰りたいの?」私と帰る家じゃない家のことなんか考えてほしくなかった。彼女は少し驚いた顔をして「ごめんね」と言った。
「帰らないよ
20240211 人とかかわる
職場のあまり話したことのない先輩とご飯に行った。先輩は六つほど年上だが、細く優しい声をしており自分のことを名前で呼ぶためか何となく幼い印象を受ける人だった。しかし話していくうちにその印象は覆された。彼女は自分に厳しくまた人にも厳しいプロ意識を持った人で、協調性には欠けるものの社会規範を尊重して動いているようだった。自らを「感情は大きいけど合理的に考えることでそれを抑えている」と言っていた。彼女は話
もっとみる20240208 それでも
私は私の人生のために生きているということを忘れてしまう。つい義務を果たし誇りを守るために努力をしようと考えてしまう。愚かな生身の肉体を社会で曝け出して生きていけるほどの度胸もなければ、美しい布を織り身にまとう技術もなく、閉ざされた部屋と開かれたインターネットが私の居場所だった。自然なコミュニケーションは難しい。相手の気持ちを考えるとなにひとつ物が言えなくなってしまう。発する言葉の全ては暴力になりう
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