20240223 頭

「ストイックな性格がよく見て取れますが、それが過度な緊張にも繋がっているようです。」と書かれた手紙を思い出す。小学生の頃に習い事の先生から貰ったものだ。まさにその通りで自分に対するプレッシャーに押しつぶされそうになりながら生きている。大して性能も良くない癖に頭で全てを把握していなければ気が済まない。頭ではわかっていてもできない、そういう言い訳ばかり。言い飽きた。側から見たらわかっていないからできないのかわかってるけどできないのかなんて大した差ではないのに。愚の骨頂だ。愚かだと思われているのではないかという不安によって他者への不信感も膨らんでいく。他人の中の自分のイメージを操作できないことは辛い。だったら姿を消したい、と思う。
そんな中、先日「お前のこと馬鹿だなんて思ってない。ただお前は考えすぎている。」と言われた。単純だから少し気分が晴れた気がした。じゃあまともになるために頭をぶち壊したい。頭をかち割って欲しい。弓矢で頭を射抜かれる想像ばかりしてしまう。なんで弓矢なんだ。
外界は私にとって海みたいなもので、浮き輪にしがみついていないと溺れてしまうと思っている。生きているだけで全てが不安だ。力入れるほど溺れていくと分かっていても力を抜くことができない。食いしばりも眉間の皺も肩の緊張も抜けない。
1人でいる時以外、リラックスすることはない。1人にならないと生きることができない。1人でいないと本が読めない、文章が書けない、Twitterができない。頭が回らない。文字を読んでるふりをしながら常に神経を尖らせている。昔は他者の気配を感じると排泄さえできなかった。野生動物のそれだ。でもそれも疲れた。他者と肩を並べて食事をすることにも慣れたいし、身構えずに人と話したい。疲れた。 

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