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20240428

また風邪を引いた。今年でもう何度目だろう、頭痛とだるさがある。今回は熱も出ずだらだらと調子が悪いだけだったので内心ズル休みだなと思っていたのだが、同僚たちも風邪をひいている。そうこう言ってる間に鼻水も出てきたしどうやら風邪のようだ。最近は食欲がなく、また仕事や私生活のストレスも溜まっていたため免疫力が落ちていたのだろう。いつもこのパターンだ。しかし食欲がないのはどうしたらいいのだろう。少しずつ量を増やしても胃がもたれて振り出しに戻る。食べていないと仕事がうまくいかない。仕事が

    • 20240410 愛は頼りない

      職場の人と酒を飲み交わし、友達と楽しく話し、また恋人と和解をした。私の意思とは殆ど無関係に安寧が訪れたため少し困惑している。 他者の愛で幸せになることが怖い。言葉によって、不安や憂鬱はいとも簡単に解消されて私は幸せな子犬のように春の匂いを嗅ぐ。捕まえておける幸せではないのに全身全霊で信じてしまう。阿呆だ。一方でなけなしの脳みそは悪い未来を見せてくる。裏切られたら失ってしまうギャンブルみたいな幸せだ。そんな不確実な幸せに体を預けていいのか。しかし、心は黙って伸びをする。耳障り

      • 20240331 排泄 駄文

        よし、やるか。 調子がいい時というのは一瞬で、またすぐに憂鬱になる。コミュニケーション能力のほとんどは気分に左右される。気分がいい時は周りの人間たちが私を嫌っていようとなかろうと私には存在する権利がある、と考えられるが気分が悪い時は存在していることの後ろめたさを全身で感じて舌が痺れるように動かないし手足は鉛のように重たく頭には大鋸屑が詰まっている。完全に阿呆だ。他者が敵に見えたとき、攻撃に出る者と退避する者があるが、もし私に力があったら攻撃に出ていただろうか。リスクをちまちま

        • 20240316 気分がいい

          気分がいい。気分がいいのでカネコアヤノを聞いている。地面が見えたのはいつぶりだろうか、冬中に積もった雪が川になって流れていく。太陽の光を集めて反射するから春は眩しい。目を細めるとまぶたに太陽を感じる。眠たくなる。子供が駆けていき泥が跳ねる。 仕事の休憩中にカフェでバナナケーキを食べた。 書き物をするには満たされていたらいけないというのは本当にそうかもしれない。特に私の日記なんてのは恨み辛みの排泄みたいものだったから、春だなんだと言ってへらへらしている今書くことがない。だから

          20240307 おれはひとりの

          彼氏のモーニングコールにより無理矢理夢から引き剥がされたのにも関わらず、今日は久々に気分が良い。心臓を握りつぶす焦燥も腑を掻き乱す不安も感じない。窓の外の薄青い空に寂しさを見出すこともない。安息に身を委ねて無駄に広いベッドの上で大の字になる。呼吸がしやすい。 電話越しの彼氏はご機嫌で私の知らない昭和歌謡を歌っている。彼は読む本も見る映画も聞く歌も古いものばかりで、喋っていると時折彼がいつの時代に生まれた人なのかわからなくなる。洗濯をして荒れた部屋を片付ける。私は部屋が整頓され

          20240307 おれはひとりの

          20240304 風邪

          12連勤を終えたら風邪をひいた。この国にいると月一で風邪をひく。体がだるく咳が止まらない。仕事の帰りに薬局へ行き咳止めの薬を貰ってきた。ティースプーンにとろりとした琥珀色の液体を出し舐める。蜂蜜に似た味がする。 最近、スーパーでマッシュルームが安く売っているため、ここのところは毎食マッシュルームを使った料理を食べている。マッシュルームは子供の拳ほどの大きさで包丁を入れると消しゴムを切っているような心地がする。今日はクリームリゾットにした。 写真の整理をするために古いスマホ

          20240304 風邪

          20240301 おつかれ

          12連勤を終えた。取り敢えずやり終えたぞ。皆んなの感情が共鳴するような場が苦手だ。いつだって波に乗れない。飲み会があった。うまい飯と酒をタダで飲めたのはいいが別に面白くはない。先輩に肩を抱き寄せられたのが嫌だった。大抵後になってから「嫌かも…???」と思う。疲れた。風邪気味なのか喉やら気管やらがざらざらしている。 酔った帰り道、氷点下が頬の熱を冷ましてくれる。街灯の下でちらちらと舞う雪が美しい。荒れた部屋に帰る。またワインを飲む。ベルギーのチョコレートを買った。この国のチョコ

          20240301 おつかれ

          20240223 頭

          「ストイックな性格がよく見て取れますが、それが過度な緊張にも繋がっているようです。」と書かれた手紙を思い出す。小学生の頃に習い事の先生から貰ったものだ。まさにその通りで自分に対するプレッシャーに押しつぶされそうになりながら生きている。大して性能も良くない癖に頭で全てを把握していなければ気が済まない。頭ではわかっていてもできない、そういう言い訳ばかり。言い飽きた。側から見たらわかっていないからできないのかわかってるけどできないのかなんて大した差ではないのに。愚の骨頂だ。愚かだと

          20240223 頭

          20240220 橙

          友達が別の友達と遊ぶために駆けていく後ろ姿をずっと覚えている。幼稚園の頃の記憶だ。気恥ずかしさと惨めさを覚えながらも別に一人でも楽しいしなと自分を納得させていた。そのうちに遊びに没頭して惨めな気持ちは忘れた。1人で遊ぶ方がみんなと遊ぶよりよっぽど孤独を感じない。思い通りに動いてくれない他者に腹を立てることもなければ感情や思考に干渉されることもない。恥をかかされることもない。その頃から私は頭の中に逃避することを覚えた。本を読むこと想像することお話を作ること。おままごとやお人形遊

          20240220 橙

          20240214 短いお話

          観覧車なんて乗ったのはいつぶりだろうか。恋人は楽しそうに、しかし慎重に窓枠に手をかけて徐々に小さくなっていく世界を見下ろしている。驚かしてやろうと肩を揺さぶれば「やめてよ!」と焦った顔で叫び、照れ臭そうに笑った。私も楽しくて笑った。 「家、見えるかな」と彼女は呟いた。 「帰りたいの?」私と帰る家じゃない家のことなんか考えてほしくなかった。彼女は少し驚いた顔をして「ごめんね」と言った。 「帰らないよ」言葉の重みを証明するように彼女は強く私の手を握った。泣きたいのか嬉しいのかわか

          20240214 短いお話

          20240211 人とかかわる

          職場のあまり話したことのない先輩とご飯に行った。先輩は六つほど年上だが、細く優しい声をしており自分のことを名前で呼ぶためか何となく幼い印象を受ける人だった。しかし話していくうちにその印象は覆された。彼女は自分に厳しくまた人にも厳しいプロ意識を持った人で、協調性には欠けるものの社会規範を尊重して動いているようだった。自らを「感情は大きいけど合理的に考えることでそれを抑えている」と言っていた。彼女は話している間、一瞬も目を逸らさなかった。褐色の目からは気の強さが滲み出ていた。私は

          20240211 人とかかわる

          20240208 それでも

          私は私の人生のために生きているということを忘れてしまう。つい義務を果たし誇りを守るために努力をしようと考えてしまう。愚かな生身の肉体を社会で曝け出して生きていけるほどの度胸もなければ、美しい布を織り身にまとう技術もなく、閉ざされた部屋と開かれたインターネットが私の居場所だった。自然なコミュニケーションは難しい。相手の気持ちを考えるとなにひとつ物が言えなくなってしまう。発する言葉の全ては暴力になりうる。相手の気持ちは分からない。優しさは想像力だ、と言う人がいる。想像力から生まれ

          20240208 それでも

          20240205 春にはまだ早い

          いつものような死をも覚悟するような寒さを身構えて外へ出ると、思いの外柔らかな風が頬を撫ぜた。もう春がきたのか!?と驚きつつ天気予報を開けばマイナス13度と表示される。これを暖かいと表現するのは不自然に思われるだろうが、普段より10度も高いのだ。春が来たと錯覚するのも無理はない。通りへ出ればマフラーも帽子も被らずに歩く男性とすれ違った。頬は冷気によって紅潮していたが、足取りは軽く、硬い雪を踏み締める緊張は見られなかった。 最寄りのスーパーまでは歩いて7分ほどだ。緩やかな坂道を

          20240205 春にはまだ早い

          20240202 羨望を潰せ

          大きな仕事が終わって心にも余裕が生まれたため、住んでいる国の歴史を学び直している。すると、国民性の成り立ちなどが浮かんできて面白い。国民性は何を常識とするかによって左右される。常識は習慣で作られ、習慣は教訓で作られ、そして教訓の先にあるのは歴史や風土だ。(勿論、どの国にも弱気な人強気な人実際的な人空想的な人、と個人の性格には様々なバリエーションがあるが、皆共通の社会通念の元で暮らしている。どれだけ常識外れな人間でもその社会通念を認識せずに生きることは困難だろう。) 独裁国家で

          20240202 羨望を潰せ

          20240130 元から美しく強い

          10連勤目の合図です。最近寝るか仕事するかしかしていない。でも忙しい時の方が気分がいい。これを超えると比喩とかではなくガチで笑いが止まらなくなる。そして今のところまだ笑ってない。明後日休みだからそれまで頑張ろ〜。 自分にとっての幸せを考えた時、自分で選択をしてその責任を自分でとることができることかなーと思った。 人は無意識に外界からの影響を受けていて、真に独立することはできないということは前提として、それでも外界からの影響を拒みたいという気持ちがある。 人から命令されたく

          20240130 元から美しく強い

          20240127 血豆だけが誇りだろう

          熱はないが寒気だけがある。仕事が忙しく休めないため微妙に具合が悪いまま日々を過ごしている。日本から持ってきた葛根湯はそろそろ無くなりそうだ。これが風邪なのかもよくわからないし大した症状もないため付ける薬がないななんて思う。 ご飯を食べなかったり、食べても栄養の偏ったものだったりすると当たり前に風邪を引く。好き嫌いが激しいわけではないが、同じ食べ物を飽きるまで食べ続けるような癖があるため、自炊をする余裕がなくなると毎食同じヨーグルトばかりを食べ続けたりする。その変化のなさに縋っ

          20240127 血豆だけが誇りだろう