20240316 気分がいい

気分がいい。気分がいいのでカネコアヤノを聞いている。地面が見えたのはいつぶりだろうか、冬中に積もった雪が川になって流れていく。太陽の光を集めて反射するから春は眩しい。目を細めるとまぶたに太陽を感じる。眠たくなる。子供が駆けていき泥が跳ねる。
仕事の休憩中にカフェでバナナケーキを食べた。

書き物をするには満たされていたらいけないというのは本当にそうかもしれない。特に私の日記なんてのは恨み辛みの排泄みたいものだったから、春だなんだと言ってへらへらしている今書くことがない。だからといってサボっていい理由にはならないが。
気分の良い時でないとインプットはできないため、ここぞとばかりに本を読んだり勉強をしたり映画を見たりしている。フロイトの「人はなぜ戦争をするのか エロスとタナトス」かなり面白い。おすすめです。
気分がいいと人と話せるしちょっとしたことで傷つかないし家事ができるし風呂にも入れる。爪が伸びれば整えられるし、ゴミをゴミ箱に捨てれる。ここ数年でここまで調子が良いことなんてなかった気がする。大袈裟かもしれないが驚いている。このまま生きていきたいと強く祈る。

と、ここまで書いて目を上げれば部屋は荒れ放題でゴミは捨てていないし食器も洗っていない。気分によって現実をいくらでも改変できてしまうことが怖い。主観の檻の中からしか世界を見ることができない。主観の檻の外に出してくれるのは他者だ。だからインターネットはやめられない。

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