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「ビジネスの儲けの仕組み」について考えて、調べて、知ってみた


こんにちは、なべです。


この前、企業経営者の方との交流しました。

なかなか経験できない、貴重な機会でした。


そこで、考え方や「起業」のマインドについて、とても興味が湧いてきた私。


今、この気持ちの高まりが、内容の理解度にもっと繋がると感じ、読書をすることに。


そのようなことをもっと知れる本を読もうと、手に取った本がこちら。



「そろそろ会社辞めようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか」


山口揚平さんの本です。

なんと、大学の図書館で借りました。

(図書館ありがとう)



今回はこの本に、

この企業は、どうやって儲けているのか一緒に考えてみましょう

という面白い内容があったので、


実際に紙に書き出しながら、ワークに取り組んでみました。


((( ぜひ皆さんも一緒に! )))



どんな工夫で儲けてる?4つの質問



ビジネス事例の質問は、以下の4つです。



① 東京・大手町の花屋で、ほとんど客が入っていないのに儲けているところがある。誰に売っているのか?


② ある商店街の弁当屋は、200円で弁当を販売して利益を出している。どんな仕組みがあるのか?


③ トリンプのネットショップは、下着販売が好調である。いったい誰がお金を出しているのか?


④ 東大合格者をたくさん出しているサピックスは代ゼミに買収されたにもかかわらず、東大合格者がそれほどでもないベネッセコーポレーションが非常に好調なのはなぜ?

同書「第2章「食う」ために使える10のプロフィットモデル」
〈儲ける工夫にはパターンがある〉より


ぱっと見読んだ時は、

「全くわからんんんn」

でしたが、以下のように紙に書き出してみると

私が現段階で想像している「儲けの仕組み」を考えられました。


大手町をしっかり調べたのは初めてです


「そもそもトリンプとは?」からスタートしました


自分で手を動かして考えてみると、

それだけ書いている途中に考えていることが整理されて、

「あ、私意外と考えていることあるじゃん」

が視覚化され、良きでした。


実際の答えが早く知りたくて仕方ないので、

それぞれの「儲けのしくみ」を最初から見てみましょう。



①大手町の花屋は誰に売ってる?


花屋が儲かる理由」を以下に要約してみました。

▶法人契約で安定収益を確保する花屋

なぜ儲かるかと言うと、この花屋が大手町というビジネス街にあり、個人よりも企業を顧客にしているから。企業の受付や株主総会で使う花を提供し、法人との契約で安定した収益を得ている。

この花屋のビジネスモデルは法人契約によるストックモデル。一度契約すれば、企業の受付に飾る花を定期的に補充する必要があり、継続的な収益が得られる。法人契約は個人契約より手間がかかりますが、このように小規模なビジネスでも効果的

法人を対象にしたビジネスモデルと定期的な契約が、この花屋が安定して儲かる理由。

同書〈客が来なくても花屋が儲かるのはなぜか〉より要約


そんなこんなで、顧客が個人ではなく、法人契約として事業を展開している。

それは、日本有数のオフィス街が並ぶ大手町だからこその、花屋さんの戦略だなと感じました。



結構法人って「強敵!!!」みたいなイメージあります。

だから、ちょっととっつきにくいなんて思ってましたが、


それだけ個人より、契約さえしてしまえば、

安定的な収益になるのかと発見がありましたね。


そもそも、大手町ってめちゃくちゃ有名なところなのに、

「何があったっけ~」

となっているこの機会に、「大手町といえば」をAIちゃんに答えてもらいました。

大手町は東京の中心にあるビジネス街ですが、観光スポットやレジャー施設も充実しています。

▶ビジネス街としての大手町
多くの企業の本社が集まるオフィスエリア
東京駅に近く交通便利

▶周辺観光スポット
・皇居:散歩やランニングに人気
・アーティゾン美術館:美術愛好家必見
・東京駅 赤レンガ駅舎:写真映えする建物
・KITTE:ショッピングと食事が楽しめる
・丸の内仲通り:高級ブランド店とカフェが並ぶ通り

perplexityより「大手町といえば」より要約


めちゃくちゃ私の東京のイメージでした、、、。

写真見ると「あ~これも大手町が近いね~」になりました。(?)


ちなみに、大手町にある法人も顧客にしているお花屋さんを調べてみたら、色々ありました。

調べると、契約→配送とネットで完結するものもあるそうで、良いシステムです。


(こういうの見てると、お花を家に飾りたくなります。。。)

素敵なお花が定期的に届くのも嬉しいし、お店側も安定的に収益が入るシステム、「仕組み化」されているからこそ面白いです。



②弁当200円の弁当屋はどのように利益を得ている?


「この弁当屋のビジネスモデル」を以下に要約しました。

▶原価ゼロで利益を生む、弁当屋の物々交換モデル

原価を割っても弁当屋が成り立つのは、「物々交換(バーター)」モデルを使っているから。

この弁当屋は、魚や肉などの食材を現物でもらい、その食材で作った弁当の7割を提供者に返す。残った3割の弁当を200円で売るため、実質的に原価はゼロになる。つまり、200円でも十分に利益が出る。

日本でも、余った物を活用するこうしたモデルは、今後さらに注目されると推測できる。

同書〈原価を割っても弁当屋が成り立つカラクリ〉より要約


これ、面白い。

手続きが複雑そうだし、商品価値が「お金」ではないのでわかりにくいというデメリットは考えられるものの、

経済が不安定になったり、価値変動が起きても影響を受けにくい。


だし、在庫の問題とか「余ったものを活用」という面で、新しいビジネスに繋がりそうだ、、、、

と感じました。


物々交換って昔の時代の話かと思っていましたが、

調べてみると「物々交換(バーター)を活用しているビジネスの事例」が結構ありました・・・!!

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

(下線の部分でHP・ニュース記事に飛べます)

▶バータージャパン
現金を使わずに商品やサービスを交換するプラットフォーム。
例)旅館が宿泊券でエアコンを購入する取引など。

おすしカンパニー
価値と価値を交換する「VtoV(Value to Value)」ビジネス。
例)農作物の価値を高める対価として農作物を受け取る取引など。

バーターショップ
顧客が持ち込んだ中古品と店内の在庫品を交換するサービス。
例)幼児用品と学習机を交換する取引など。

不動産業界のバーター取引
住人が新しい顧客を紹介し、その契約が成立した場合に家賃が1ヶ月無料になるバーター取引が行われる。

広告業界のバーター取引
広告時間を提供する代わりに商品やサービスを受け取るバーター取引がある。
例)自動車メーカーが広告時間の対価として自動車を提供等。

perplexityより〈実際に物々交換をビジネスにしている事例を教えて〉を要約


個人的に、おすしカンパニーさんの「メンバー紹介」の名前の横に

好きな(?)寿司ネタが書かれてるのかと思いきや

「干瓢巻き」「あおさ汁」って書いてあるの好きです(爆笑)



普通にこういうビジネスがあるんだってことを知らなかったので、

「実際やっているところがあるんだ!」

ってことを知れたのは、大きな収穫すぎました。


バーターを利用したビジネスだと、

資金が少ない個人でも、ビジネス拡大のチャンスがあるなぁと感じましたね。


③トリンプはいったい誰がお金を出しているのか?


▶受け手と払い手が異なる

下着を使う女性ではなく、その女性の彼氏や夫が実際の顧客になる。

トリンプの「desir(デジール)」というネット限定ブランドには、女性が商品を選んで彼氏に「おねだり」する機能が。彼氏はそのメールを見て、「これを着てもらいたい」と思い、購入

これを「第三者モデル」と呼ぶ。

一般的な例としては、Googleやテレビ局。
ユーザーは無料でサービスを利用するが、広告主がお金を払う仕組み

DeNAの携帯ゲームでは、子どもが遊び、親が通信料を払う。このモデルでは、コンテンツを使う人とお金を払う人が異なる。

同様の仕組みはギフト券やカタログギフトでも。
母の日のギフトカタログでは、子どもが購入し、母親が商品を選ぶ。学習塾も同じで、生徒が利用し、両親などが料金を支払う。

同書〈本当の顧客は誰か?―受け手と払い手は異なる場合も多い〉より要約



この③の問いかけも含め、「商品を手に入れる人」ではなく、「お金を出している人」に注目しているので、

商品が欲しい人≠購入する人

の仕組みが面白いし、上手すぎる。


人間の心理をうまく活用しているし、キャッシュレスの時代だからこそ

「お金が目に見えないからこそ買ってしまう仕組み」

で、トリンプのこの仕組みの発想は思いつかなかったです。


しかも、この「第3者モデルの仕組み」は私たちが日頃利用しているものにある

・無料で使える代わりに広告主がお金を払う仕組み
・ギフトカタログなど、使う人とは別の人がお金を払う仕組み


と似たようなことだと、ここで理解できました。。。


仕組み実際に書いてみました
図にするとわかりやすいですね


にしても、「欲しい」彼女さんと「見たい」彼氏さんのこの購入に至るまでの構図、すごすぎません????

いろいろwin-winなのではないでしょうか(爆笑)



④ベネッセコーポレーションが非常に好調なのはなぜ?


▶利用しなくても収入になる仕組み

ベネッセのビジネスが優れているのは、まず前受金でお金をもらっていること。かつ、「進研ゼミ」などの通信教材は送り続けていればずっとサービスが続いているので、「お金が入り続ける」というストック型のモデルになっていること。

それに対して塾は、生徒が来なくなったら辞めてしまうから、不利。
進研ゼミであれば、やってもやらなくても継続はされている

似たようなモデルに、学校やフィットネスクラブがある。行っても行かなくても月会費が引き落とされるという点が最大のポイント

ストック型ビジネスの強さというのは、こういう「利用しない人からもお金が取れる」ところ。それを邪道とみるか、優れたモデルとみるかは人それぞれかと思うが、現実としてそうなっている。

同書〈利用しなくても収入になる仕組み〉より要約


つまり月額課金やサブスクみたいなものと一緒ですね。

サブスクも、使っても使わなくても、一定金額が引き落とされているという点で、ストック型ビジネスになる。


私も小さい頃から高校まで「進研ゼミ」を利用していた人なので、よく理解できました。

毎月教材が届いているのに、とりあえず袋を開けて、利用せずそのまま放置。

今になって、それが立派なビジネスだったとわかると、なんとも両親に申し訳ないことをしたものです。。。。。。

(受験期に役に立ったので、進研ゼミさんには感謝してます!)


だからこそ、顧客の立場を経験したから、このビジネスモデルはとてもデカいことがわかります。


以前の賃貸契約のとき、安心材料になりそうだと

「お家見守り安心サポート」みたいなのを一緒に契約をしましたが、

一回も使わなかったのを思い出しました。


使っていないのに、毎月800円程払っていたということなります。。。。。

(勉強代になりましたははh)


………ストック型、強すぎる。


このストック型ビジネスは、

ひとつの商品やサービスの価値が低くても、
儲かることもある


ことがよくわかる例ですね。


ということは逆に、

商品やサービスの価値を高いまま、
仕組みを上手く利用すれば良いのでは

と思っちゃいました。

仕組みだけで稼げるのであれば、質を上げれば成果が凄そうですね。

なんか、稼ぐときのヒントになりそうです。





ワークを通してみて、

どれも商品やサービスを提供する中身でなく、

提供の方法がポイントになってることを知りました。


そして、このワークを通じて、


「知らない」と理解したことは、

「知る」に繋がる武器になる


という発見がありました~



この本、10年前に初版が発行された本だからと言って、侮るなかれ。



この本のすごいところは、

ほとんどの章の内容が、

今を生きる私へのヒントすぎる。


私は会社に勤めていないし、まだまだ先のことになるかもしれない。


けど、タイトルに惹かれたということは、

私がこれから考えるであろうキャリアのことに、必ず役にたつだろうと言うもの。


何度も読み返していたら、返却期限が過ぎ、

図書館から「延滞資料返却のお願い」メールが来てしまったくらい、

最近はずっとこの本を何度も読んでいました、、、、


(今日返却しました。。。次からはしっかり延長申請します(汗))



この本の別の内容はまたの機会に、紹介していきますね!!!



今回はこのへんで。


\\\ 愛してるよビーム!!! ///


最後までお読みいただき、ありがとうございました🌸


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