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「インベーダーゲーム登場」新時代の予感

「僕の昭和スケッチ」イラストエッセイ221枚目

<「ゲーセン」 © 2024 画/もりおゆう 水彩=ガッシュ 禁無断転載>

インベーダーゲームは遊びを大きく変えた。

ゲームセンターのみならず喫茶店にもインベーダーゲームのテーブル型筐体きょうたいがずらりと並んだのは1974年(昭和49年)頃。
ファミコンが登場する遥か前の事だ。

コンピュータゲームが社会現象になった時代

インベーダーゲーム以前にもゲームセンターはあったが、「不良の溜まり場だよね〜」などと言われたもの。
けれど、このインベーダーゲームは、あっという間に大ブームとなり、言ってみれば「不良の溜まり場」からコンピューターゲームを解放した(笑)
そして、それまでの<人対人>と言う遊びの基本的な通念を大きく変えたように思う。少し大袈裟かもしれないが、コンピューターと共に生きる社会の幕開けを告げたモニュメンタルなゲーム、かと思う。

ちなみに、このインベーダーゲームの本家本元「スペースインベーダー」は日本発祥で、タイトーという会社が開発したもの。
日本、中々凄い(笑)

<株式会社タイトーHPより転載>

あの独特のキャラクターも絵に描いてみようかと思ったが、著作権法に抵触する危惧があったのでやめた次第(笑)

あなたもやりましたか?
「名古屋撃ち」なんて攻略方法も耳にした時代でしたね。

*ちなみに、空前のブームの熱が冷めていくと、日本で過剰生産されたこのゲーム機をアメリカのレストランにリースする事業で一財産稼いだのが、誰あろうカリフォルニア大学バークレー校の学生だった孫正義氏。
350台のマシンをアメリカに持ち込みなんと半年で1億円を超える利益を出したとか。まぁ、何はともあれすごい大学生だ(笑)
<©2024もりおゆう この絵と文章は著作権によって守られています>(©2024 Yu Morio This picture and text are protected by copyright.)

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