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【うたかたの日々のために。】No.8 「こたえ」


 もしも、明日消えてしまうとしたら、誰に会いに行くだろう。わたしは何気なく毎日を過ごしているけれど、時間は有限で、人生はいちどきり。今この瞬間も身体は老いつづけていて、残りのいのちは減ることはあっても増えることはない。あたまではわかっているふりをしていても、こころはもっともっとと今を欲しがってしまうから、結局、だいじなものが指先からすべりおちてもなにも感じなくなっていってしまう。わたしは失うことになれてしまっているのだろうか。月明かりに照らされた街の風景をながめながら、わたしはわたしに問いかける。「もしも、明日消えてしまうとしたら、誰に会いに行くだろう」。こたえはきこえない。幾人のひとのかおが浮かび、そのすべてのひとに会えないくらいなら、わたしはいっそのこと、誰にも会わずにそっとこの世界から消えてしまうかもしれないな。そんな空想をしながら、わたしは目を閉じる。2018年が終わろうとしている。(狭井悠)


《今日のぼんやり》

 毎日更新202日目。いろいろな感情が入り混じっている夜。さまざまな人たちの想いや動きをひとりでいてもかんじるので、なんだかざわざわと落ち着かない。いつのまにか、複雑な街の流れのなかに佇んでいる。基本的には一生懸命に生きている。だからこそ、答え合わせはひとつずつやっていくしかない。あたたかく見守ってくれるひとたちがいるのは救いだ。がんばろう。

 今日もこうして、無事に文章を書くことができて良かったです。

 明日もまた、この場所でお会いしましょう。

 それでは。ぽんぽんぽん。


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