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【今日のnote】地方在住フリーランスの東京での過ごし方。

 どうも、狭井悠です。

 毎日更新のコラム、48日目。ここ数日、東京の赤坂に住み着いています。赤坂はつい二年くらい前まではバリバリと働いていた街なので、なんだか古巣に帰ってきたみたいで嬉しいですね。

 ちなみに、今利用している宿は、赤坂にある「ナインアワーズ」です。

 あまり余分な装飾のない、ミニマルで現代的な作りがけっこうお気に入りです。ちなみに、こちらの赤坂ナインアワーズは、2018年5月にオープンしたばかりとのこと。

 もともと、京都で遊ぶときによく京都ナインアワーズを愛用していたので、馴染みもあって、長期滞在で利用することにしました。

 今回は2週間近く滞在するので、長期割引的なものが適応されたっぽく、一泊にかかる費用はなんと、税抜2千円ちょっとです。

 これはだいぶ安くないですか? 都心でも、リーズナブルで良さげな宿って探せば結構あります。気になる人はぜひ利用してみてくださいね。


地元を拠点にしつつも、基本的には移動生活が好き

 さて、僕はこの1年ほど、三重県にある生家の2階を事務所に改装して、フリーランスでライター・編集者・WEBディレクター・新規事業コンサルなどをやりながら、生活を送っています。

 前職での在職中に、表参道→赤坂へのオフィス移転があり、プロジェクトにがっつり関わっていたこともあって、自分なりのスペースづくりに憧れもありました。

 そのため、当時の知見をフル活用してリノベーションし、無駄にバースペースとかも作ったんですよ(結局ほとんど使ってませんが、笑)。

 絵のある空間に憧れがあったので、クリムトとウォーホルのアートポスター・レプリカ画も購入しました。やっぱり、適度にアートがあると、部屋が明るくなって良いですね。


 こんな感じで、地元では自分なりの空間をつくって過ごしているものの、放浪癖のある僕は、地元の自宅兼事務所にはだいたい半月くらいしかいません。

 残りの半月くらいは、東京、名古屋、京都、大阪などの都市部へ、気が向いたときに仕事をしながら移動しているので、基本的に荷物は少なく、ちょっとしたミニマリストっぽい生活スタイルになってきました。


東京って、必ずしも住まなければいけない場所ではない

 最近、「家がない状態で東京生活を送っている」というエリートサラリーマン、市橋正太郎さん(31)の暮らしぶりが話題になっていましたね。

 以下の記事は、ご存知の方も多いかもしれません。

 現在、東京で生活しているときの僕は、市橋さんとほとんど同じ状態なので、この記事で書かれているメリットは、まさに「おっしゃるとおり!」という感じです。


 生活に必要な荷物って、突き詰めてしまえば、以下くらいで足ります。

・ノートパソコン(MacBookPro、Chatwork&Dropboxがオフィス代わり)
・スマートフォン(※WiFiも兼ねたテザリング端末として利用、ウルトラギガモンスター推奨)
・ポータブル充電器(※スマホ2〜3回充電できるやつ)
・着替え数日分
・折り畳み傘

 これだけです。

 電源は宿やカフェで利用できますし、各種アメニティや生活用具は宿のものを使い、洗濯はクリーニングサービスやランドリーを利用すれば事足りますから、人間ってスーツケース1個あれば生活は余裕でできるんですよね。


 ちなみに、東京に住んでいた頃と、今の移動生活では、正直なところ、ほとんど生活の快適さは変わっていません。

 それよりも、家賃という固定費が、宿泊という変動費になったことで、より自由に身動きが取れるようになりました。


 一方、地元にある自宅兼事務所は、僕の中では、根詰めて仕事したい場合の詰所&荷物を預けておく遠方のトランクルーム的なイメージです。

 そのため、僕はどちらかといえば、地方在住フリーランスというよりも、「東京を拡張して生きるフリーランス」という感じで暮らしています。

 仕事は東京からほとんど発注を受けていますから、東京とオンラインでつながりながら、あちこちに移動して生活するような過ごし方なんですね。

「東京を拡張する」という概念は、以前のnoteでも詳しく書いてみましたので、興味のある方は併せてチェックしてみてください。

 地方在住フリーランスが、東京を拡張して生きる暮らしぶりは、だいたいこんな感じです。東京と地方を行ったり来たりする生活に興味のある方は、ぜひとも参考にしてみていただければ幸いです。


まだまだ認知度は低いけれど、刺激的で面白い生活

 ちなみに、この生活の注意点としては、以下が挙げられますので、併せてチェックしておいてください。

・酒飲みの人は、宿泊施設は必ず都心を選ぶこと

 酒飲みの人の宿泊施設選びは、新宿、渋谷、六本木、赤坂などの都心にしたほうがいいです。

 どこでも好きな場所で生活できるというのは、酒飲みにとって最高に楽しい暮らしなので、けっこう飲み歩いてしまうわけですが、深酒をすると終電を逃して、タクシーを利用することになります。

 そんなとき、宿泊費が安いからといって遠方の宿泊施設を選んでしまうと、深夜のタクシー代だけでとんでもなく損をしてしまいますから、都心の帰りやすい場所に宿をとったほうが良いですよ(経験者は語る…)。

・所持品の管理は万全にすること

 移動生活中というのは、持ち運ぶものすべてが必需品です。特に、パソコン・スマートフォン・お財布は、絶対になくさないように管理をしましょう。

 パソコンがなければ仕事はできませんし、スマートフォンはWiFiの代わりになったり、目的地への行き先を確認したり、宿を予約したり、誰かと連絡をとったりする場合に必須です。お財布は、もはや言わずともがなですね。

・新しいスタイルの生活に対する理解を、他人に求めないこと

 この記事を読んでくださっている人は、おそらく地方在住フリーランスの東京での暮らしについて、興味がある人だと思っています。

 そのため、このように実情を詳しくお伝えしていますが、多くの人に、こうした新しいスタイルの生き方に対する理解を求めるのは、まだ難しいことなのかもしれません。

「結婚したらどうするんだ」とか、「根無し草のような暮らしは信用が得られないんじゃないか」とか、古い価値観を持つ人たちから、古い価値観に基づいた意見をあれこれ言われることだって考えられます。

 でも、ライフスタイルなんて人生の中で何度も変わるものですから、その場面に適応して、柔軟に変えていけばいいんですよ。


 一方、ライフスタイルを変えたことのない人たちは、新しい生活がどんなものなのか、想像がつかないから怖がって、disりたがる場合もあるんですよね。

 変化に慣れていない人は、未知なるものを恐れるという傾向があります。

 ちなみに、先ほど取り上げた市橋さんの「家を持たない」という暮らしに対しても、苦言を呈する意見があったようです。

 以下の記事をご参考まで。

 若新氏の説明に頷く市橋さんに、漫画家の峰なゆかは「こういう人とは恋愛したくない。すぐ家に転がり込んできそう」。市橋さんは「転がり込みません。普通にホテル行けばいいんで」ときっぱり答えていた。(AbemaTV/『AbemaPrime』より)

 こういう意見とかですね。

 これははっきりと表明しておきたいことですが、新しいスタイルの生活を選ぶ人というのは、僕も含めて、「自分に合うもの・合わないものを仕事・プライベート問わず見極め、取捨選択する意志を持った人間」だと思います。

 ですから、恋愛も含めて、価値観の合わないヒト・モノ・コトを選ぶことがそもそも前提としてありませんから、上記の指摘は、論点がずれていますね。

 まあ、現状ではこんな風に、的外れな意見を言う人も一定数いることでしょう。もしも、新しいライフスタイルを貫くならば、気にしないことです。

 ひとところに縛られず、古い価値観にとらわれず、自分らしいライフスタイルを享受したいと思える人には、この暮らしはぜひともおすすめです。


 さて、今回は今の僕の暮らしについて、ちょっと詳しく書いてみました。

 今日もこうして、無事に文章を書くことができてよかったです。

 明日もまた、この場所でお会いしましょう!ぽんぽんぽん。

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