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「静かな退職」に陥る理由は簡単!給料と労働条件とイメージで仕事じゃなくて会社を選んだから。好きな仕事なら、今はダメでも続けていれば味が出ます!

こんにちは、鈍足台風に憂鬱にされているDJムッチーです。
「静かな退職」というワードが数年前に話題になりましたが、最近またあちこちのメディアで取り上げられていますね。
「静かな退職」は、Quiet Quittingの日本語訳で、実際に退職するわけではなく、まるで退職したかのように落ち着き払い「淡々と必要最低限の業務だけをこなせばいい」と考えるに至った社員のことを言うらしいです。
この最低限も、会社じゃなくて自分が決めているというから問題ですよね。

関西では昔「お日さん、西西」という言葉があって、太陽が西に沈むのを待ち遠しいように仕事をして、定時になったらすぐ帰るような人やその仕事を指していました。
この言葉は、いわゆる処理の仕事をする人たちを指す時に使われていて、時間が来たら待っている人がいても閉めてしまう、昔の役場の窓口がよく引き合いに出されました。黒沢映画「生きる」の主人公の死の病気を知る前の仕事スタイルです。

日本の会社員の70%が、「静かな退職」をしているというデータも出ていますが、全員が処理の仕事でもないでしょうから、どうなってしまったのでしょうね。仕事選びをせず会社選びをしてしまったからかも知れません。

静かな退職を選ぶ理由

日本は、ワークエンゲージメントの低い国と言われています。ワークエンゲージメントとは、仕事に対してどれだけ情熱を持ち、仕事に没頭し、さらに充実感を感じているかを示す指標です。
日本人は、キャリアアップのために退職する人が少ないと同時に、情熱をもって仕事に取り組む人も少ないという傾向があって、ワークエンゲージメントは先進国の中では非常に低い国として知られています。
国民の傾向として「静かな退職」を選びがちであると言えます。

「静かな退職」には様々な理由あると思いますが、僕は職業選びに問題があると思います。この国の若者は、大学選びもブランド志向で、学問を志していないから、目的が無くて遊んでばかりいる人が多いですね。
この傾向は、就職活動にも同じことが言えて、職業を選ばずにその仕事場である会社をブランド志向で選んでいます。ブランドに求めるものは、給与レベル、休暇などの労働条件、そして知名度やイメージです。
実は、彼らの目指すハイブランドの企業には、職業をきちんと選んで努力する人、つまりワークエンゲージメントが高い人がたくさんいて切磋琢磨しています。
ブランド志向だけで会社を選んで、運よく社員になれたとしても、プロのアスリート集団の中に、ルールは知ってる程度のアマチュアが入るようなもので、どうなるかはおのずと知れています。
スタメンになどなれるはずもなく、チームにいるためにはコーチの出された練習メニューをこなしていればいいと思ってしまいますよね。

プライベートを仕事にすれば

「静かな退職」を取り上げる経済紙の記事に、「仕事よりもプライベートを大事にしたい」「趣味を大切に生きたい」という「静かな退職」を選ぶ理由が散見されます。
だったら、それを仕事にすればよいと思いますが、いかがでしょうか?
没頭できるということは、それだけで適性があるということです。
どうすればいいのかわからないでしょうが、先を行く人は必ずいます。
そういう人に食らいついて長く続けることです。
アホと言われても好きで長く続ければ味が出ます。この味が大事です。
黒澤明の「生きる」では、主人公が死の病を知り、公園づくりに没頭していきます。没頭できるものがあれば、必ず人は動きます。
周りに「静かな退職」を選んだ人がいればアドバイスしてあげてください。

クビや退職勧告がもっと自由であれば

日本は、会社は社員をクビにできない国です。労働基準法第16条では「客観的に合理的な理由」が条件とされていて、全く働く気のない社員でも解雇は難しいようです。
ここは、会社がクビにしても受け皿となる機関を国や地方自治体が作って、企業が社員をクビに出来るハードルを下げる必要があると思います。
クビにされる本人も心の決着がつくのではないでしょうか?
労働生産性を図っても、静かな退職を決め込む社員がいることで、生産性は落ちます。ワークエンゲージメントも落ちてしまいます。
このことを叫び、政策を練る国会議員がいれば、企業は味方すると思いますけどね・・・無理かな?

人生は、何度でもやり直しがききます。転職はもっと大胆に、生きがいを求めて、やってみてはいかがでしょうか?
「死んではいけない」理由は、生きていればやり直しがきくからです。
死んでしまっては、やり直しができない!
「静かな退職」はある意味、死んでいるのに似ていませんか?
「静かな退職」なんてやめて、自由に生きていきましょう!

今日はこの辺で失礼します。
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じゃあまたこの次
DJムッチーでした。

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