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365のこと

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27歳の一年間の記録帳。2020/4/10までなるべく更新をしていきます。 #365のこと
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#日常

043.「不安な夜を抱きしめる」のこと

043.「不安な夜を抱きしめる」のこと

久しぶりにいくつもの不安が襲ってきて、上手に寝れない日々が続いている。
自分の意思で寝ない夜更かしと違って、全部を埋め尽くすような夜の孤独は一生続くんじゃないかと思って怖くなる。
寝たいのに練れない。時計を見ても針が進んでいるだけ。どんどん朝が近くなって、寝なきゃと思うほど目が冴える。
原因はわかっている。純粋に明日が来るのが怖いのだ。
寝たら明日になっちゃうから、その事実を少しでも先送りするため

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041.赤いスカートのこと

041.赤いスカートのこと

自分はパキっとした色が映えるタイプだと思っている。
基本は原色かモノクロで、ついでに柄ものばっかり着ていることが多い。

会社は服装自由な社風なので、夏はTシャツ、冬はパーカーなんて感じになってしまう。
クライアントのところへ行く時や背筋を伸ばして仕事したい時、忙しくて服装を考えられない時なんかは逆にオフィカジ全開のシャツ&ジャケットマンになっている。
去年の夏はバナナワニ園で買ったTシャツをウキ

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040.叱ってくれる友人のこと

040.叱ってくれる友人のこと

歳をとるごとに叱られなくなるのは当たり前だが、それでも悪いことをした時に本気で叱ってくれる人の存在はとても貴重だと思う。
どんどん価値観が固まってきて、「自分が正しい!」と経験則から思い込みがちなんだけど、視野が狭くなっていることを自覚しなきゃなあと。

そう思ったのはこの記事を読んでから。

アイキャッチの中にいる友人は社会人になってからの親友。
知り合ったのは高校時代なので付き合い自体は長いん

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038.言葉との心中のこと

038.言葉との心中のこと

思うことがぐちゃぐちゃにありすぎて、ちょっと距離を置きたくなり、365日更新するぞのnoteを少しばかりお休みしてみた。
お休みしてみたというより、書きたくても書けなかった。もっというと、文章を介する情報が受け付けなくなってしまったのだった。

これは仕事にも支障が出る事態なので、この状態がこのまま長く続いたらどうしようと思っていたのだが、一週間経ってどうにかこうにか大丈夫になってきたと思う。

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037.雨の日と電話と酔いのこと

037.雨の日と電話と酔いのこと

「もしもし、元気?」
「まあまあ元気かな」
「そうかー、まあまあかぁ」
「そんなにじゃないよ」
「まあ気圧低いからね」
「ちゃんと帰れてるの?トイレ行った?」
「さっき寄ったし今日は大丈夫」
「飲みすぎてない?」
「まあまあかな」
「そうかー、まあまあかあ」
「そんなにじゃないよ」
「そうかあ」
「暑かったり寒かったりで本当まいっちゃうね」
「本当にね」
「ねえ」
「なに、どうしたの」
「なんでも

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034.休日のお昼のこと

034.休日のお昼のこと

ついつい更新忘れてしまうのですが、酒を飲んで寝た次の休日って、お昼にすごく悩んでしまう。
作るのも面倒だし、かと言って外に出るのも面倒。でもデリバリーはやだなあ、みたいな。

今日は眠い目をこすりながらホットケーキを焼いた。カルピスバターは正義の味。
そのあとは友達たちと友達の彼氏と一緒にまんパクへ。食べすぎです。

うまく言えないんだけど、休日のお昼のじかんのやさしさはとても素敵なひと時なので、

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030.炊飯器のこと

030.炊飯器のこと

社会人一年目の冬、初ボーナスでちょっといい炊飯器を買った。
それまではどうしていたかというと、フライパンで事足りると頑張っていたんだけど、というか事は足りるのだけどあると便利だよねと悩みに悩んで買った。

自炊するかしないかは帰る時のテンションや残業時間で変わるのであまりタイマー炊きをしないんだけど、夜中べろべろに酔っ払っていつのまにか三合セットして寝てしまった時の朝はいい匂いで幸福感が高い。

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029.「熱量を絶やさない」のこと

029.「熱量を絶やさない」のこと

自分でも熱しやすく冷めやすい性格であると自覚している。
割と瞬間瞬間で関心ごとが増えては面倒になりがちなので、やりたいことリストだけが増えている。

火をつけてからは比較的長く灯るタイプなのだが、いかんせん面倒くさがりすぎてなかなか進まない。
小説も書こうとは思うものの、毎日とりとめのない雑記を書いてるからな…を理由にしてしまう。よくないくせだ。

最近は趣味の消しゴムはんこ制作もやってないのだが

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027.夜中のビールのきらめきのこと

027.夜中のビールのきらめきのこと

太るとわかっていても、ついビールを飲んでしまう。さむいなあと思っては缶を開け、ねむいなあと思っては開けてしまう。

最近は良くないなあと思ってめっきり家で飲む機会は減ったけど、こういう休み明けは飲みたいなあという気持ちになる。我慢したけど。

ビールの泡立ちとか酔ったときのくらっとする感じとか、そういう瞬間とふと窓から見る街明かりのきらめきのためだけにプルタブを開けてしまう。

夜の電話のおともに

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025.疑似二人暮らしのこと

025.疑似二人暮らしのこと

今年の大型連休は特段旅行へ出かけることなく、途中寝込んだりしながらも恋人の家に居候して過ごした。

さすがに一週間近く一緒にいるなら、一人の時間がなきゃつらいかもなあと思っていたけど案外普通に過ごせた。ちょこちょこ個人作業をしていたおかげもあるかもしれないけど。

スーパーで買い物をしたり、洗濯物を畳んだり、天気がいいからって車に乗って少し遠出をしたり、つくりおきをしてタッパーに詰めたり、当たり前

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024.「バケットナイフと角型トレーと暮らし」のこと

024.「バケットナイフと角型トレーと暮らし」のこと

ピクニックをするためにバケットナイフを買った。
ついでに無印週間だったので、角型トレー(中)も購入。

さっそく夕飯でトレーを使って配膳すると、いつもの食事もなんだかしゃんとした気持ちになった。ちゃんと生活してるなって感じ。
青空の下で自分好みの厚さに切って食べるオープンサンドはすごく楽しくて、スライスタイプのフランスパンを買わなくてよかったなあとニコニコする。

既視感のある感覚だなあと思ってい

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021.体調不良のこと

021.体調不良のこと

ここ数週間、すこぶる体調が悪くてGW前半はほぼ寝込んでしまった。
予兆はあったものの、酒飲みたさで毎晩べろべろになるまで飲む→酔いつぶれてそのまま寝るを繰り返して誤魔化してたせいで、どかーんと熱があがってしまった。

社会人になってからあまり体が強くなくなってしまったのは何故だろう。
元々そこまで強くはなかったけど、風邪を引いて治ったと思ったら次の風邪を引く。
特に扁桃炎によくかかるのは、煙草のせ

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020.「平成が終わる」のこと

020.「平成が終わる」のこと

平成生まれの私は、平成以外を知らない。
どこかで永遠に続くと思ってて、「これだから平成生まれは」って言われ続けるんだろうなあとぼんやり思っていた気がする。

先日、友人との詩歌ユニットのお題で”昭和”について詩を書いた。
二人してウンウン唸って締め切り間際まで悩んでいたのだけど、それって情報でしか知らない上に想像しかできないからだよねって話をした。
もっと言えば、平成初期の頃も情報でしかわからない

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019.「春が終わる」のこと

019.「春が終わる」のこと

社会人5年目の春が終わる。
春はいつでも出会いと別れがつきまとって、苦手なのに嫌いになれない。

終わるという言葉にナーバスになってしまいがちなのだけど、すぐに夏がやってきて、秋になって、冬が来て、また春が来る。

ぐるぐる回ることしかできないのだけれど、それでも今年の春は当たり前だが一回しかないので、酒を飲みながら好きな人たちと楽しく過ごせて良かったと心底思うひとときでいたい。
#201904

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