一般財団法人移動無線センター(MRC)

(一財)移動無線センター(略称 :MRC)の公式アカウント(試行運用中)です。 災害に…

一般財団法人移動無線センター(MRC)

(一財)移動無線センター(略称 :MRC)の公式アカウント(試行運用中)です。 災害に強く混信がない、BCP・危機管理に最適な自営通信システム〈MCA無線〉を全国に展開しています。▶ https://www.mrc.or.jp/

記事一覧

新潟県中越地震~山古志牛の救出作戦で出発・到着地点をつなぐ。孤立地域をフォローしたMCA無線

「やってみるしかない」 「使えるか使えないか、やってみるしかない」。 無線機を山古志村に届けに向かう信越移動無線センターのスタッフは、祈るような気持ちでした。新潟…

新潟県中部7・13水害~MCA無線を活用した情報共有が水防を成功に導く

「状況が手に取るようにわかった」 素早い情報交換を実現した白根市(現・新潟市) 「信濃川の水かさが急に増している」 「中ノ口川もどんどん水位が上がっています」 「…

多様な情報提供手段~いざというとき、通信システムを使いこなすために

災害情報は活用してこそ 災害時においては避難勧告などの第一報を一刻も早く住民に伝達することも極めて重要です。しかしながら、避難勧告を出しても、災害の状況を甘く見…

災害時の情報マネジメント

「緊急時の対応」から「復旧重視」へ  大規模な災害が起こったとき、自治体や消防などの防災機関においては、建物の倒壊、道路や鉄道の寸断、ライフラインの維持、火災の…

自治体、企業に求められる事業継続の視点

「緊急時の対応」から「復旧」重視へ災害には想定外がつきもの 大規模な災害が起こったとき、自治体や消防などの防災機関においては、建物の倒壊、道路や鉄道の寸断、ライ…

令和元年台風15号でのMCA無線の運用状況について

このたびの令和元年台風15 号により、被災された皆様に心よりお見舞い申し 上げます。災害に強いMCA無線の状況等について、次のとおりお知らせいたします。 MCA無…

令和2年7月豪雨でのMCA無線の状況

MCA無線は令和2年7月豪雨において安定したサービスを提供 平素はMCA無線をご利用いただき誠にありがとうございます。 熊本県を中心に九州、東海地方に大雨をもたらした…

新潟県中越地震~山古志牛の救出作戦で出発・到着地点をつなぐ。孤立地域をフォローしたMCA無線

新潟県中越地震~山古志牛の救出作戦で出発・到着地点をつなぐ。孤立地域をフォローしたMCA無線

「やってみるしかない」
「使えるか使えないか、やってみるしかない」。
無線機を山古志村に届けに向かう信越移動無線センターのスタッフは、祈るような気持ちでした。新潟県中越地方は山間地が多いため、MCA無線(mcAccess)のサービスエリア外となる地域も多く、貸し出しても電波が届
かず現場の期待に応えられない可能性もあったからです。

「山が震えた」と言われるほどの激しい揺れによって、新潟県中越地方

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新潟県中部7・13水害~MCA無線を活用した情報共有が水防を成功に導く

新潟県中部7・13水害~MCA無線を活用した情報共有が水防を成功に導く

「状況が手に取るようにわかった」
素早い情報交換を実現した白根市(現・新潟市)

「信濃川の水かさが急に増している」
「中ノ口川もどんどん水位が上がっています」
「了解。溢水の可能性が高い。土嚢を積もう」

新潟県白根市(現・新潟市)は、職員総動員態勢をとって危険箇所の巡回を行っていました。刻々と変わる状況が緊急対策本部に伝わってきます。7月13日午後4時前、同市は決壊の恐れがある河川の堤防に土嚢

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多様な情報提供手段~いざというとき、通信システムを使いこなすために

多様な情報提供手段~いざというとき、通信システムを使いこなすために

災害情報は活用してこそ

災害時においては避難勧告などの第一報を一刻も早く住民に伝達することも極めて重要です。しかしながら、避難勧告を出しても、災害の状況を甘く見がちなため実際にはなかなか避難しない住民が多いのが実情です。

それを避難行動に移させるためには、いかに事態が切迫しているかを住民が納得できるように伝える必要があります。さらに、地震や津波が起きた後では、余震などについての誤った噂が広まり

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災害時の情報マネジメント

災害時の情報マネジメント

「緊急時の対応」から「復旧重視」へ

 大規模な災害が起こったとき、自治体や消防などの防災機関においては、建物の倒壊、道路や鉄道の寸断、ライフラインの維持、火災の発生、避難所での物資不足、人手の確保など、さまざまな問題への対応が求められます。企業もまた、社員の安全確保とすみやかな事業の再開を図らなければなりません。しかし、災害時はさらに想定外の事態が次々と発生します。

 東日本大震災以降、災害に

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自治体、企業に求められる事業継続の視点

自治体、企業に求められる事業継続の視点

「緊急時の対応」から「復旧」重視へ災害には想定外がつきもの

大規模な災害が起こったとき、自治体や消防などの防災機関においては、建物の倒壊、道路や鉄道の寸断、ライフラインの維持、火災の発生、避難所での物資不足、人手の確保など、さまざまな問題への対応が求められます。

企業もまた、社員の安全確保とすみやかな事業の再開を図らなければなりません。しかし、災害時はさらに想定外の事態が次々と発生します。

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令和元年台風15号でのMCA無線の運用状況について

令和元年台風15号でのMCA無線の運用状況について

このたびの令和元年台風15 号により、被災された皆様に心よりお見舞い申し
上げます。災害に強いMCA無線の状況等について、次のとおりお知らせいたします。

MCA無線の運用状況

MCA無線中継局の被害はなく、正常に稼動して安定した通信サービスを提供しました。台風15号の上陸にともない、千葉県及び神奈川県において大規模停電が発生したことから、MCA中継局においても最大63時間(2日半あまり)の停

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令和2年7月豪雨でのMCA無線の状況

令和2年7月豪雨でのMCA無線の状況

MCA無線は令和2年7月豪雨において安定したサービスを提供

平素はMCA無線をご利用いただき誠にありがとうございます。
熊本県を中心に九州、東海地方に大雨をもたらした令和2年7月豪雨によりライフラインに甚大な被害が発生し、携帯電話、IP無線は利用できない状況が続きましたがMCA無線は止まることなく、安定した通信サービスをご提供し続けました。                   

堅牢な中継局設

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