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令和2年7月豪雨でのMCA無線の状況

MCA無線えむしーえーむせんは令和2年7月豪雨において安定したサービスを提供

平素はMCA無線をご利用いただき誠にありがとうございます。
熊本県を中心に九州、東海地方に大雨をもたらした令和2年7月豪雨によりライフラインに甚大な被害が発生し、携帯電話、IP無線は利用できない状況が続きましたがMCA無線は止まることなく、安定した通信サービスをご提供し続けました。                   

令和2年7月豪雨により、主に熊本県内にて停電(8,840戸)、固定電話(39,770戸) 、光アクセス(264回線)、携帯電話(283局)等に被害が発生 

内閣府発表

堅牢な中継局設備

大雨、洪水等の影響による中継局設備(局舎・鉄塔・アンテナ)の故障、損壊はなく、正常にMCA無線の通信サービスが稼働しました。また中継局は山の上に設置されているため大雨、洪水に対しての強さも証明されました。

【無断転載禁止】中継局は山の上に設置されています

長時間に及ぶ停電対策

MCA無線中継局には、非常用発電装置を設置しており、九州では平均72時間の連続運用が可能となっています。また燃料切れに備え緊急時燃料補給体制も整っています。全ての中継局においてMCA無線の通信サービスに影響を与えるような停電は発生しませんでした。

非常用発電機の例

万全の保守体制

洪水被害が甚大であった熊本県人吉市に設置している人吉中継局には、すぐに保守要員が駆け付け中継局に被害がないことを確認しました。24時間体制で有人保守体制を取っているため災害時においても迅速な対応が可能です。

令和2年7月豪雨の概要
西日本から東日本、東北地方の広い範囲で大雨。4日から7日にかけて九州で記録的な大雨。球磨川など大河川での氾濫が相次いだ。

令和2年7月3日から7月31日にかけて、日本付近に停滞した前線の影響で、暖かく湿った空気が継続して流れ込み、各地で大雨となり、人的被害や物的被害が発生した。気象庁は、顕著な災害をもたらしたこの一連の大雨について、災害の経験や教訓を後世に伝承することなどを目的として「令和2年7月豪雨」と名称を定めた。
 
球磨川や筑後川、飛騨川、江の川、最上川といった大河川での氾濫が相次いだほか、土砂災害、低地の浸水等により、人的被害や物的被害が多く発生した。また、西日本から東日本の広い範囲で大気の状態が非常に不安定となり、埼玉県三郷市で竜巻が発生したほか、各地で突風による被害が発生した。(被害に関する情報は令和2年8月4日内閣府とりまとめ等による)。

気象庁 https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/data/bosai/report/2020/20200811/20200811.html


一般財団法人 移動無線センター(略称 :MRC)
 一般財団法人 移動無線センター(略称 :MRC)の公式アカウントです。
災害に強く混信がない、BCP・危機管理に最適な自営通信システム〈MCA無線〉を全国に展開しています。
ウェブサイト https://mrc.or.jp/guidelines/
公式Twitter(X)https://twitter.com/mrc_koho

MCA無線中継局に設置されたアンテナ
【無断転載禁止】MCA無線中継局に設置されたアンテナ(高層ビルに設置されたもの)


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