世界一学ばない日本人って? ~リスキリングは世界的ブーム?~
リスキリングって、日本の一過性のブームなのかと思っていたら、海外からやってきた概念みたいです。世界的な動向、最先端で起きていることを知っておくのもいいかなと。
ちょっと論文っぽい本ですが、がんばって読んでみました。
「リスキリングは経営課題」 小林祐児(著)
目次は、こちら本家が詳しい
スキル定義が追い付かないくらい、環境変化が激しい時代
スキルというと、スキル定義をして、目標を明確化したくなる人たちがいらっしゃいますが、現代は、スキル定義が追い付かない時代だということ。
そうなんですよね。DX人材とか、色々定義したがる人がいますが、要はちゃんと自分で考えられる人。仮説検証を自発的に、趣味的に、やれる人。という感じ。価値観や行動特性のレベルで見ないと、スキルなのかどうかも、よくわからない感じです。
スキルのXYZ軸
過去:幅広い知識・スキル(X)、高度な専門性(Y)が重宝された時代
現在:成果を出す実行力など、深さ方向のポータブルスキル(Z)が求められる時代
状況を正しく把握する、困難な状況の中で組織をまとめるリーダーシップなど、柔軟に変化に適応する力が求められます。
それって、結局何をすればいいか、というレベルを超えていますよね。
できる、できないというより、
やるか、やらないか、のレベル。
理屈はいらないので、必要になったらサッと行動してしまう特性なのでは? と思います。
世界一学ばない空気は、どのようにしてつくられたか?
日本は、勝手に学ばないことで統率の取れた組織をつくってきた
いわゆる、工場で働くイメージ
あれこれ考えずに、目の前のことに一所懸命にとりくむ
言われたことは、きちんとやる
それが美徳とされた時代もあったわけです。
変に気を回して、勝手に工夫されると、全体が困ってしまう
受け身のキャリアでも出世できてしまった時代
そういう側面もありました。かつては。。。
変化への適応力が求められる時代
環境が大きく激変する現代では、適応力が求められます。
既存のやり方に限界を感じる(限界認識)
外の世界に触れる、交わる、学ぶ(越境学習)
対話から始める創発的な学び、組織内で情報交換(組織学習)
新しい目標設定(結論が不確実な中で、変化に適応する、OKR、など)
ある意味、「周りもやっているので学ぶのが当たり前」、という外圧。みんなやってますよ、というのが、現代のリスキリング・ブームかな、と。
「学び」を当たり前に!
「学ばない人は昇格できませんよ。昔とは違うのだ!」と言われて、ようやく重い腰を上げる。そんな感じがします。
「学び」を特別扱うするから、気が重い
気楽に、興味のあること、楽しいことすればいいじゃん!
と思います。
隣の人がやっていることに興味を持つ
余計なおせっかいと言われても、首を突っ込んで、意見交換する
そのくらいのバイタリティーがあってもよさそうです。
著者のインタビュー記事も、参考にどうぞ!
この記事を書いたのは、
収益の柱を増やす「未来実現パートナー」 川原茂樹
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