島根旅行①
7月18日。夏休み第一弾で島根県へ。朝4時起床。7時35分羽田発のフライトで「出雲縁結び空港(出雲空港)」に8時55分到着。所要時間1時間20分。
フリーレンタカーで日産MARCHを借り、松江城へ。
途中、土砂降りに遭い、宍道湖もどんより。NAVIを頼りに約40分。松江城到着。
国宝・松江城。現存する12天守のうち、唯一の正統天守閣とも言われている。外観は姫路城や彦根城のような白壁ではなく、黒く美しい。「下見板張り」と言う黒い雨覆板で覆われ、古い様式を保っている。城の歴史は公式サイトをご覧頂きたい。
城内には籠城に備え、塩などの生活物資の貯蔵倉庫があり、その一角に井戸もある。中を覗くと・・・
深さ24mの底に水が溜まっていた。
天守閣上の鯱鉾(シャチホコ)は高さ2.08m。雄雌があり、現存する木造のものでは日本最大。
階段は桐板(厚さ約10cm、幅1.6m)。防火防腐のために桐が使われている。他の城では見られない特殊なものだ。
2018年の展示替えに伴い、城と所縁の無い20トンの荷物が搬出されたらしい。建物への負荷が軽減され、内部が良く解る。
天守閣からの眺め。宍道湖が一望出来る。
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さて昼。ランチは松江市内の「鯛や」へ。
鯛料理専門店。店内はJAZZが流れ、ゆっくりと鯛づくしを味わえる。
「鯛茶漬け」を食す。
醤油漬けの鯛の刺身を白米に乗せ、たっぷりと出汁を掛けて頂く。揚げたての天ぷら、小鉢、茶碗蒸し、香の物。どれも薄味で上品。
デザートのゼリー、わらび餅、ドリンクが付いて税込1,080円(安い!)。「鯛や」おすすめ♪
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宿へ向かいがてら神社に行こう。まずは、松江市の「神魂神社」。
神魂と書いて「かもす」と読む。
社伝によれば、日本神話に登場する神:天穂日命(あめのほひのみこと)がこの地に天降、創建された神社とある。御祭神は日本のアダムとイブ、男神:伊弉諾大神(いざなぎのおおかみ)と女神:伊弉冊大神(いざなみのおおかみ)。本殿は室町時代初期建立とあるが、一説には平安時代とも言われている。出雲大社より古いとか?
雨に濡れて青々と光る苔。歴史を感じさせる手水舎。
男坂の下から見上げると、どこか伊勢神宮・内宮にも似ている。
拝殿の後ろが本殿。現存する日本最古の大社造りで「国宝」に指定されている。
火の神を祀る。神話によると伊弉冊(いざなみ)は火の神を産んで陰部に火傷を負って絶命する。嘆き悲しんだ伊奘諾(いざなぎ)は黄泉の国まで会いに行き、一物語あった後、ウジ虫のたかった伊弉冊の遺体を目の辺りにして激怒する・・・日本神話は残酷物語だ。ご興味があれば古事記・日本書紀をどうぞ。
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次に訪れた「八重垣神社」。
観光名所だけあって、大型バスがいっぱい。縁結び神社なので女性客ばかりだ。「鏡の池」と呼ばれる神池では良縁占いが出来る。大変人気だが興味がなく退散。
続いて「須賀神社」。
須佐之男命(すさのおのみこと)が八岐大蛇を退治し、後に建てた宮殿が神社になったと伝えられている。
日本初の宮殿は「日本初之宮(にほんはつのみや)」と称される。
須佐之男命が稲田姫と共に須賀の地に至り、美しい雲が立ち昇るのを見て「八雲立つ 出雲八重垣 つまごみに 八重垣つくる その 八重垣を」と歌った。これが日本初の和歌とされ「和歌発祥の地」と言われている。
自分用の土産に神様の御米:おかげ米を購入。パワー米だw
そして最後に訪れた「熊野大社」。
大社の歴史はこちらをどうぞ↓
大雨の境内には人っ子ひとりいない。
びしょ濡れになって参拝終了。
どの神社も趣きいっぱいだが、特に、出雲空港の案内表示板にも載っていない神魂(かもす)神社(本殿:国宝)、日本初の宮:須賀神社、そして松江城(国宝)はぜひオススメしたい。
続きは「島根旅行②〜足立美術館〜」へ。
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