- 運営しているクリエイター
記事一覧
美味しいは最高の癒し
美味しいものを食べると、元気になれるし、幸せになれる。誰かが元気のないときは、ポンと背中を叩いてあげたり、好きな食べ物を差し入れたり、それだけで救われることもある。
サークル「25時のおもちゃ箱」、10月は「おすすめグルメ」をテーマにした作品を書いてみました。
サークル「25時のおもちゃ箱」は、今月をもちまして、活動を休止致します。
開設当初は、やりたいこと、挑戦してみたいことがたくさんあった
くるみパンが好きだ!
以前に パンが好きだ! という記事を書いたところ想像以上に閲覧数があり、驚いた。内容は『パン好きが転じてパンを捏ね始めるようになった』というものなのだがやはり自分で作るパンとお店で売られているパンとでは出来が違う。
自家製のパンは焼き上がりはふわふわなのに時間とともに美味しさが損なわれていく……。お店のパンだとそうはならないのが羨ましい。まぁだからこそ「商品」として世に出ているのだろうけれど。
おすすめグルメは集合住宅の裏 第636話・10.20
「本当に急に冷え込んだわ」番田麻衣子は、少しずつ紅葉し始めている街路樹を見ながらつぶやいた。「ということは、今夜は鍋かな」今日は仕事のシフトが休みということもあり、昼間から買い物のために外に出ていた。
休日ならいつも通うところは決まっている。そこは大手スーパーの入っているショッピングセンター。ところが突然麻衣子の後ろから声が聞こえる。
「番田さん、せっかくの秋の味覚にスーパーですか?」
麻衣子が
秋の夜長に感じたいもの
暗くなるのが早くなって、その分ゆっくりと夜を楽しむことのできる季節。
あなただったら、何をしますか?
サークル「25時のおもちゃ箱」、9月は「秋の夜長」をテーマにした作品を書いてみました。
サークル「25時のおもちゃ箱」は、とてもゆるーいサークルです。
ルールはひとつ、その月のテーマに参加したら、ほかの参加者の同じテーマの作品を読み、感想を伝えるだけ。
書けない月は書かなくてもいいし、読む読
秋の夜長の贅沢な時間
少しずつ日が沈むのが早くなってきましたね。朝晩は優しく撫でるような風が心地よい。秋がそこまで来ているのを肌で感じられるこの季節は物悲しくもなるけれど嫌いではありません。
食欲の秋、スポーツの秋、芸術の秋……。いろいろな「秋」がありますが、本日は読書の秋について綴っていきたいと思います。
昔から小説を読むのが好きでした。まるで自分こそが物語の登場人物であるかのようにスッと感情移入ができる便利な脳
心に栄養を、身体に優しさを
まんまるの綺麗なお月様を見て、心が和む。
美しいものは、心にパワーと元気をくれる。落ち込んでても、疲れていても、ついつい窓を開けて空を見上げたくなるのは、そこにまんまるのお月様が輝いているからだ。
日に日に暗くなるのが早くなり、朝晩は秋の気配を感じる。夏が終わるのは少しだけ淋しい気持ちになるけれど、夜が長いのは実は好きだったりする。
空が明るいと、ついつい動きたくなってしまうけれど、秋の夜長は
秋の夜長に見聞きして 第599話・9.13
「おお、虫の鳴き声が聞こえる。さすが竹林が目の前にある山の中だ」久しぶりに会う同期、吉岡の驚きに、智也は思わず口元が緩んだ。
「吉岡、山の中と言うか、まあ里山だな」ここは岡本智也の家。都会から離れた郊外の一軒家に住んでいる。同期で都内の別の事業所で働いている吉岡が、智也の家に遊びに来た。
智也は元々は都会のマンションに住んでいたが、自然が好きだからという理由で、1年前に郊外に引っ越した。通勤時間
一瞬の美しさに心奪われて
どんなものごとにも、一瞬の美しさがある。
一瞬だからこそ尊くて、儚くて、心奪われる。
花火を見ていると、美しさに心奪われるのと同時に、淋しさに心を連れ去られる、そんな気持ちになります。
サークル「25時のおもちゃ箱」、8月は「花火」をテーマにした作品を書いてみました。
サークル「25時のおもちゃ箱」は、とてもゆるーいサークルです。
ルールはひとつ、その月のテーマに参加したら、ほかの参加者の同
【掌編小説】線香花火
はっと目が覚めた。ゆっくり、視界と現実が結びついていく。体全体がじっとりと汗で湿っていた。嫌な夢を見た。
日中、窓から降り注いでいた光の筋は今はもうなくて、同じ場所に目をやると、濃藍色の空に変わっていた。時刻は午後7時を10分ほど過ぎていた。遅刻だ。
枕元の携帯電話を手に取り、奈津の名前を探して電話をかけた。
――もしもし? 谷上?
――ごめん、奈津。今起きた。
――えーまじか。もう俺10分
あなたと過ごす特別に咲く一日 #妄想デート日記
「花火大会に行きたい」
優太と付き合い始めて1ヶ月。
初めて迎える夏に、ドキドキする気持ちを抑えられなかった私は、仕事帰りに優太を花火大会に誘った。
「どこの?」
「うーん、どこでもいいんだけど、優太のお仕事がお休み取れそうな日にやってるところなら」
基本的に土日はお休みの私と、土日は出勤の多い優太が会えるのは、夜が多い。
だから、付き合って1ヶ月になるのに、キスどころか手を繋いだことさえな
花火師と楽しむ線香花火 第569話・8.14
「え、今日、夜久(やく)がくるの? 珍しい」 「そうだよ。空咲花(はなび)ちゃん。もうすぐ来るはずだ」
西岡信二は恋人で、フィリピン人のニコール・サントスと、あるビルの上にいた。このビルの持ち主は、信二の高校のときの同級生で、酒屋を営んでいる横田良太の父親だ。高さ8階建ての小さなビルであるが、この場所からは、例年花火大会が見られる好スポット。
普段なら信二を含めていつも2・30人くらいの友達を